cheeseです💕
今回ご紹介するのは
こちらの一冊📘
(光岡英稔・名越康文『感情の向こうがわ』国書刊行会、2022年)
書店に行くとメンタル関係の本棚もチェックします😊
繊細さん関連や親子関係のお悩みにまじって
さりげなく並んでたのが本書📘
おおう😆
名越先生✨
武術家と精神科医の対談・・・って
ちっとも想像つかないけれど
名越先生だったら、大丈夫🌸
きっとcheeseを
楽しい世界に連れて行ってくださることでしょう😊
さっそく読んでみましょうね📘
📗📗📗
皆さま「武術家」さんに会ったことあります?
cheeseは、ありません。
本書の光岡さんが(活字をとおしてではありますが)
cheeseにとって
初めての武術家さんとの出会いということになるんですけどね
第一印象としては
違う世界にすむ人
でいらっしゃるんですね。
「武士道とは死ぬこととみつけたり」
という言葉がありますが
まさにその世界を生きていらっしゃる感じ😊
cheeseのなかに
これまで存在しない世界だったので
「名越先生がいてくださっても、さすがに今回は読了無理かなー💦」
と思ったのですが・・・いえいえ。
そこは、やはり名越先生🌼
読者をひきつける術をご存知です🌸
先生は「生き方がかわった瞬間」ということで
精神科医・ラカンの話をだされるのですね。
「ラカンが精神科医のキャリアを積んでいた頃にお母さんが亡くなって、
それからはお父さんがひとり暮らしをしていた。バカンスの時期に
お父さんの家に戻った。そしたらお母さんの得意料理だったシチューだか
ポトフだとかの鍋のいい匂いがした。お父さんが言うには『今度来てくれた
家政婦が素晴らしい人で、お母さんの味にそっくりな料理を作る』。
料理を運んできたのはお父さんで、あんまり美味しかったから家政婦にお礼を
言って帰るとラカンが言い、ほんで厨房に入った。そしたら、自分をずっと
ストーカーしていたパラノイアの女性患者だった。自分のお母さんの得意料理までも
真似していた」(p.158)
わーん💦
こわいよー💦
こんなん『ミザリー』(←スティーブン・キングの。映画みた?)やーん(^_^;)💦
って、思いますよね。
名越先生も、ドン引きな話として紹介されたのですが
このエピソードに対する光岡さんの答えが
超・面白い🌸
光岡さん的には、このエピソード
「結構いい話」
といううけとめなんですね。
「私がラカンだったら『やっぱりずっといてこれ作ってほしい』と思う」(p.160)
なんておっしゃる。
この女性の病歴を知れば知るほど
読者としてはゾクゾクするくらい怖いシチュェーション
なのですが
武術家的には「恐るるに足らない」場面
なわけですね。
光岡さんがそう考えるにいたった説明がこれまた秀逸で
最後には名越先生も読者も
「ええ話やー😊」
というところにおちついてしまうわけです。
(ほんの数ページで、価値観がこんなにかわるなんて想像つきます???)
物事の別の見方を教えられた一冊📙
世界が広がりました。
ありがとうございました🌹
お読みくださってありがとう。
九州からたくさんの愛と感謝をおくります💕
cheese