デイサービス探しは難航したが、
今通っている事業所にしたのは正解だった。
時には、息子と合わない先生に不安を抱いたこともあったけれど。
優秀な管理者さんのお陰で、解決することができた。
なのになのに。
ここ数か月、その管理者さんを見かけなくなった。
息子に聞くと、「最近ずっといないよ」と。
不安になり、送迎の時に聞いてみると、
体調不良で休んでいて、復帰は未定とのこと。
いろいろと納得した。
それで最近、違和感を感じるのかと。
コロナが5類になったというのに、行事は昨年より簡素で。
必要な連絡はギリギリまで届かず。
明確な課題のもとで行われていた療育も、
代り映えのしない、とりあえずやってる感があり。
でも、それはまだいい。
先日、目を疑うようなことが起きた。
いつものように仕事を終え、帰宅すると、
いるはずのない息子がいた。
私は仕事の都合で、息子が帰宅する数分前に帰宅する。
そして、息子を迎えに出て、受け取る。
なのに、今日はなぜだか、私は同じ時間に帰宅したのに、
息子がいる。
息子の話によれば、先生たちが忙しく、
いつもより15分か20分早く送迎の車が出発したとのこと。
それで、いつもより早く家の前で降ろされたとのこと。
私が帰宅する5分ほど前に帰宅し待っていたとのこと。
息子が家の前にいてくれてよかった。
と安堵する気持ちと同時に、疑問と怒りが湧いてくる。
事業所の都合で送迎時間が早まることは確かにたまにある。
でも、必ず事前に連絡をもらえるから、対応できた。
今回も連絡があったのに見逃したのか?
過去の連絡まで遡って調べても、そんな連絡はない。
多動な息子がいなくなっていたらどうするつもりなのか。
ケガをしたら?
事件や事故に巻き込まれたら?
死んでいたら?
どうするつもりなのだろう?
実際に、放課後デイサービスの送迎時に脱走してしまい、
亡くなったというニュースを見たことがある。
放課後デイサービスの送迎って、
もっと緊張感をもって、
もっと確実に、丁寧に行うものじゃないの?
保護者不在のまま置いていくもの?
ありえない。
私は怒りに飲み込まれそうだったけれど、
かろうじて抑えられたのは、
息子がケガなく、生きて、私の帰宅を待っていたからだと思う。
様々な感情を抱きながら、私はなるべく冷静に、
今回の事の顛末を問い合わせた。
結果、息子の話は正しかった。
その場の判断で、自分たちの都合で、勝手に
早く送迎を始めた。
管理者不在というのは、なんて恐ろしいんだろうと思った。
たくさん大人はいるのに、
「別にいつもより早いけどいいよね」
という感覚を誰も指摘したり、止めたりもできず。
子どもの安全が侵される。
私の問い合わせに対し、平身低頭で謝罪の電話があった。
「あってはならないことです。もう二度とありません。」
本当にそうであってほしい。
管理者が不在というのは、本当に恐ろしい。