行ってまいりました!
浅田真央ちゃん演出の劇場型アイスショー
『Everlasting33』
場所は立川ステージガーデン
チケット代S席25,000円!
今回のショーはお値段的に場所的に
オペラ的な??お芝居中心の
ショーなのかな?と思って
当初、それほど期待しておりませんでした
劇場のみだと狭かったようで
半円のリンクが前方に張り出した形に
なっております。
真央ちゃんのことは
選手時代にずっと見てきまして…
これまでの映像はほとんど記録。
録画忘れなどたまにありましたが…
それはそれは骨身を削る
壮絶なスケート人生でした…
先駆者として名を馳せると
各方面からのプレッシャーに遭い…
しかしスコアを得るための演技を、挑戦をと
自問自答しながらも
死に物狂いで
突き進めてきた!のです。
真央ちゃんの魅力は別のところにあるのに!です。
時の首相の「あの子は…」の失言ほんとに頭にきました!
そんな彼女の演技を観る時は
いつも息を呑んで見守り
自然と涙が溢れたものです…
彼女の演技を間近で
見ることができたなら
きっとその生き様は
私の肥やしなる
そう強く思い焦がれましたが
そんな機会などないまま
彼女は引退…
その後友人に誘われた
真央ちゃん主催のサンクスツアーで
初めてお姿を拝見することに
真剣勝負の競技会とは違うものの
真央ちゃんの演技は
やはり息を呑むほどに緊張感があり
見応えバッチリ。
そしてほんとうに
チャーミング
ファンサービス精神旺盛で
近くまでやって来ては
私たちファンの呼びかけに細やかに反応し、
一緒に笑い踊ってくれるのです
そんなアイスショーでは
真央ちゃんの他にも
競技会に出場するような現役の
華々しいトップスケーターが数人いて
プロの演技を披露して
楽しませてくれるのですが
今回の『Everlasting33』は
今井遥…松田悠良…は知ってるけれど…
それほど期待値高くない。
選手として登りつめたスケーターが
真央ちゃんだけで
ステージが成り立つのか??
と心配に…
フタを開けてみたら
全然ちがった
オペラじゃなかった。
お芝居じゃなかった。
『永遠の愛』をテーマに
ソロでペアでチームで
本格的な演技を
次々と披露してゆく構成で
生のオーケストラに
タップダンサーのHideboH、
客席からキャスト登場の演出と
豪華な内容だった
振付師Seishiroさん↗の振り付けがスゴくて!
しなやかで斬新
独特のストーリー性!迫力
オープニングには
全キャストが登場して
おんなじ白い衣装で
おんなじような動きを。
似たような雰囲気で
顔のパーツなんてはっきり見えない。
そんな群にあって
ただひとり、群を抜いて
ひときわ美しい所作、圧倒的なオーラで
動く人物がいる。
それが
真央ちゃんだ
と瞬時にわかりました!
他のスケーターと真央ちゃんとでは
まるで別次元にいるかのように
見え方が違う。
表現の質が全く異なるのです
手の先、足の先、全てに
神経をめぐらせて美しい…
音の導かれるまま
己の心と身体を演技に融和し
超越した世界観でひとり舞っている…
命綱なしの大技エアリアル。
紫の衣装で
ソロ、デュエットで魅せる
彼女の演技たるや
静けさに息を呑み
きらびやかな衣装、清廉された美しさに
ハッとして
呼吸も忘れて見入ってしまう…
スピン、スパイラル、
豊かな表情。妖艶さ。
キレ、しなやかさ。
真央ちゃんだけは
表現すべきものの隅の隅までついて
削り取ったその全てを
自身に染み込ませ
完璧な状態に仕上げて
表現しているのですね、、
真央ちゃんはフィギュア界で
唯一無二の存在だと思います
壮絶なトップ争いの末に得た
強靭な魂、磨き続けた芸術性とが
他の誰とも似つかないオリジナリティを創造。
天才肌でありながらひじょ~に謙虚で
だから誰もが彼女を愛してしまうのですねー
最後にソロで
モーリス・ラヴェル作曲『ボレロ』を。
照明を落としたステージの中央に
後ろ姿のシルエットで登場。
ボレロのリズムが静かに刻まれる中
真央ちゃんは制止したまま
美しい後ろ姿を見せている。
もうゾワゾワと身の毛よだちまくり…
長い制止のあと
ようやく動き出すと
丁寧に
正確な丸い円を描いてゆく。
コンパルソリー
真央ちゃんの美の軸
フィギュアスケート基本の基!
静かなステージ。
真央ちゃんの呼吸を感じつつ
私たち観客は心ゆくまま
真央ちゃんの描く美しい所作の
ひとつひとつを
眼福としてゆく…
シンプルな動きなのに
なぜか感じられる色。味。華
そこに感じられるのは
真央ちゃんの人生そのもの。
真央ちゃんの生き様が
そこにあるのでした。
なんて幸せ…
「ボレロ」は
フィギュアを見るようになって知り、
その魅力を、この曲を好んで演技する
多くのスケーターから教わりました
いつしか「ボレロ」のリズムは
私の体にも呼応するようになり
心地よく感じられるように…
難度も繰り返される主題です。
そのメロディーは、
ごくごく小さな音から始まり
途中波打ちながら
正確無比なリズムを淡々と
繰り返してゆきます。
それは人の信念にも似て…
大切にしたいもの、信じたいもの。
途中迷いがあっても
確かに胸に秘めて生きてゆく。
そのリズムは徐々に大きくなり
様々な音色が重なり合って盛大に…
信念を持ち続けた先に
報いのような境地が訪れる。
救い。達成。
私が「ボレロ」を好きな理由は
私が真央ちゃんを応援したい理由に通じ
さらには今回ステージの最後に
真央ちゃんがこの曲を選んだ理由に
通ずるのだろうなぁ〜って
思っていたら
なんと!
SNSのファン投票で決まったらしい。
あちゃ~
でもお姉さま(舞さん)と一緒に
振付けを考えてそこに想いを全て
ぶつけたということなので
構成を見れば
うん、そうかもしれない
と勝手に喜んでおります
今回は推し事の記事でした
ご一読ありがとうございましたー
※写真はすべて公式プログラムより抜粋。
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