です。
先日のこと。
とあるお店の駐車場に入ったら
満車
のようだった。
2店舗共有の平面駐車場。
15台くらい停められるが…
交差点に面しているので
自由に出入りできず
駐車場内は2台が同時に
行き交うことのできない狭さ。
しかし洋菓子店だから
すぐに空くだろう
と、
一応確認のため奥へ進んでいった。
すると…
反対側の入口からも
入ってくる車が。
黒いバン。
構わず進んでゆくと
バンの方もこちらへ向かってきた。
やっぱり空いていないか…。
隙間なく駐車している
様子を見て一時停止。
しかしバンはお構いなしだ。
ずんずんこちらへやってくる。
そうきたか
力に物言わせるって魂胆か。
引く意思のない相手に
私だって負けちゃあいられない。
私の方が先に入ったのだ。
譲る気はないんだからねっ
そして互いに睨み合った
一瞬、立ち往生してただけ…
しかし…バンは引かなかった。
それもそのはず。
バンの後ろには他に2台
車が続いていたのだ。
バンに乗っていたのは
20代くらいの若い男性。
ちょっとやんちゃな雰囲気
のふたり。
リラックスした感じで、
血気盛ん
ってわけでもなく
すみませーん
って感じでもなく
肝が据わっている感じ。
物事に動じない
感じ。
膠着していると
ふいに助手席側の窓から
腕が出てきた。にょろんと。
隣の人物としゃべりながら
腕を揺らしている。
ドアを撫でるように無造作に。
半袖のシャツからむき出しの生肌…。
その腕をよ～く
見ていると
何やら緑色っぽい。
しかももじゃもじゃ。
なんだ
？？
あのもじゃもじゃは…？
ぼやんとしながら見つめていると
あ…
気づいた。
入れ墨。
入れ墨かもしれなぁい…
。
若い子がお洒落でするような
シール的なヤツじゃなくって
正真正銘のヤツ。
皮膚の中に浸透したような
落ち着いたグリーン。
秘めた威力が静かに宿ってる感じの…。
だからって何さ
って私の反射的な感情。
入れ墨ってだけで
ビビるアタシじゃないんだよ
ガン飛ばされたわけじゃないし。
ってゆーか、
その腕わざと出したのかーいっ
そんな姑息な手段で
なめられちゃ困るんよっ
って血気盛んなわたし。
なんてったって
こっちのスペースの主導権は
わたしが握ってんだから
しかし…
冷静に考えて…
私が下がるしかないのだった。
だって…私
の後ろに
車は付いていなかったし
私の側には退避できる
スペースがあるのだった。
負けを認めるようだったが
素直に後退した。
そして入口を開ける形で
車を横に停めると、
このスペースは私のもんだ
とばかりに陣取ってやった。
バンはどう出る
？？
と思ったら…
なんてことない。
そのまま車道に出ていった。
ひょっとして仲間か？？
と思っていた後ろの2台も
続けて車道に出てゆき…
しかも2台目は軽自動車で
運転していたのは…
ごく普通の女性だった
というオチ
ホッ…と胸を撫で下ろし
その後、車に戻って来た他の客と
入れ代わる形で駐車。
無事、買い物を済ませて
帰ってゆきました。
車社会では、相手によっては
割を食う場面もありますね
それでも人は見た目じゃないし
私は負けず嫌いなもんで…
一応は公平に。
というポリシーのまま
突き進むのですが…
相手がめっちゃ
睨んでくるような人だったら
どうぞどうぞ
とダチョウ倶楽部ばりに鮮やかに譲って
事なきを得たことでしょう
それが賢い生き方！
話の通じない人は凶器
ですからね。
でも…今回のことで思いました。
睨み合いの間、
正確には、立ち往生の間…
万が一相手にキレられて
襲ってこられたらどうする？？？
って。
ドアの鍵は掛けとかなきゃ
そして警察
に連絡。
この手順だな
学びと実践。
これは生活の知恵です
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