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できることならスティードで
加藤シゲアキ著
2016年から「小説トリッパー」に
連載されていた旅エッセイ全15編が
監修されているようで…。
小説とエッセイって
やっぱりジャンルが異なるみたいですね。
加藤氏にはしっくり
きていない印象…。
ちょっと硬いかな?
もうちょっと変化球が欲しいかな。
って感じました。
ただ、小説家としては
インパクトがあるなって
気づかされたのは、
エッセイ集の中に
掌編小説が挿入されていたから。
タイトルにもなっている
「スティード」が関わる物語。
登場人物と設定場面が異なる3つ
の別々のストーリーだけれど、
ある意味…繋がっている。
エピソード1では、
金婚式を迎える夫婦が主人公で、
フランスを旅して、
橋にかけられたの南京錠に出会う。
エピソード2では、
南京錠を撤去する作業員が主人公で、
南京錠は廃棄場で処分される。
エピソード3では、
南京錠をプレゼントされた若者が主人公で、
ここで「スティード」が登場する。
サスペンス要素あり
ほのかな人間臭さありの、
なんだかお洒落なストーリー。
掌編小説なので
展開は速いけれど、
小説家・加藤シゲアキの
味わいがそこにはあって
素敵だなと思いました。
加藤シゲアキの長編を
読もうか悩んでいる方に、
背中を押すには
ちょうどいい作品だと思います。
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