morning musume history review #24 番外編

新垣さん卒業の心の痛手を少しでも和らげるために、前からやりたいと思っていた、モーニング娘歴代メンバーを野球選手に例えるという試みをしてみたいと思う。
9期以降はまだそこまで自分の中でキャラクターの底が見えていないため、8期メンバーまでとした。
野球に興味のない方(そして若い方)にはとても申し訳ないコラムであるが、お許し願いたい。
※カッコ内は、日本球界での在籍球団です。

それでは、どうぞ。

【1期】
中澤裕子…清原和博(西武、巨人、オリックス)。関西出身で兄貴分、面倒見のよさで後輩からも慕われる。豪快にみえるが、実は繊細で打たれ弱い内弁慶。
福田明日香…江川卓(巨人)。神童と呼ばれ、圧倒的な実力を見せ付けるも、本人に未練がなくあっさりと辞めてしまう。
安倍なつみ…桑田真澄(巨人)。人気も実力も兼ね備え、長きに渡って巨人の顔として君臨する。ちょいちょい起こす問題も、ご愛嬌。
飯田圭織…グレン・ブラッグス(横浜)。恵まれた体格から放たれるパワーは一級品だが、調子の良し悪しが激しかった。はまったときは無敵。
石黒彩…ラりー・パリッシュ(ヤクルト、阪神)。ワニが好物。

【2期】
市井紗耶香…伊藤智仁(ヤクルト)。その高速スライダーは日本一と言われたが、活躍できる期間は短かった。
保田圭…土橋勝征(ヤクルト)。どこでも守れる貴重なユーティリティプレイヤー。時には5番を打つこともあるが、華々しさはない。
矢口真里…坂東英二(中日)。現役時よりも、退いてからの姿の方が輝いている。バラエティ番組で現役時代のことをいじられるのが仕事。

【3期】
後藤真希…ランディ・バース(阪神)。在籍期間は短いが、その期間に残した印象は強烈で、時が経つにつれて伝説が神格化されていく。

【4期】
加護亜依…掛布雅之(阪神)。バースと並んで華々しい現役時代を送るが、引退後にはあまり触れてはいけない。
辻希美…ウォーレン・クロマティ(巨人)。実力者でありながらお調子者で人気があった。引退後は訳の分からない活動をしている。
吉澤ひとみ…矢野燿大(中日、阪神)。素材は良いのだがなかなか芽が出ず、晩年になって輝いた。リーダーシップに定評がある。
石川梨華…池山隆寛(ヤクルト)。イケメンで人気が高くオールスターの常連だが、残した成績を振り返ると、そこまででもない。

【5期】
高橋愛…岩瀬仁紀(中日)。入団当初からチームの中核を担い、不可欠な存在だった。その実力の高さほど世間の注目は高くないが、残した成績は超一流。コントロールの良さ、スライダーのキレ、タフさを兼ね備えた選手。プロが選ぶプロとしてよく名前が挙がる。
新垣里沙…伊東勤(西武)。古田や城島のような派手さはないものの、堅実にチームを勝利に導くリードに定評がある。
小川麻琴…元木大介(巨人)。入団時はスター選手として騒がれたが、残した成績はわりと普通だった。オモシロ方面で実力を発揮した。
紺野あさ美…駒田徳広(巨人、横浜)。ぽやーんとした顔に騙されて舐めてかかると、痛いホームランを浴びる。

【6期】
藤本美貴…バルビーノ・ガルベス(巨人)。能力が高く安定した高い成績を残せるので重宝されるが、絶対に怒らせてはいけない。
田中れいな…城島健司(ダイエー、阪神)。直情型で先輩にも臆することなく意見する気の強さがあり、実力は折り紙つき。ガルベスとの対決が見もの。
道重さゆみ…小宮山悟(ロッテ、横浜)。頭脳派のピッチングで独自の理論を持ち、変化球で相手を幻惑する。球が遅くても勝てることを証明した。シェイクボールの第一人者。直球勝負だと、打たれる。
亀井絵里…西口文也(西武)。その謙虚な性格とあっけらかんとしたこだわりのなさ、実力の高さで西武ファンから絶大な人気を誇るが、世間からの知名度は意外に低い。

【7期】
久住小春…新庄剛志(阪神、日本ハム)。野球のような団体競技は苦手だが、得意分野で放つ才能は他の追随を許さない。ただ、興味のない分野には驚くほど興味を示さない。

【8期】
ジュンジュン…リチャード・ランス(広島)。確率は高くないが、時たま大ホームランを打つ。7番を打たせたい。
リンリン…ジム・パチョレック(大洋、阪神)。派手さはないがシュアな打撃と安定した守備に定評があった。
光井愛佳…加藤哲郎(近鉄)。それなりの選手なのだが誤解を招く余計な一言が多く、成績よりも言動で注目を浴びてしまう。





いかがだっただろうか。
野球ファンの方には、もちろん異論もあるだろうが、ある程度納得いただけるチョイスだったのではないかと思う。
久住さんと矢口さん、後藤さんは即決した。石黒さんに最後まで悩んだのは、コメントを見ていただければ分かっていただけるかと思う。(toggle)