マイナスイオンは大気汚染対策になるか!? | 中小企業診断士@新加坡→上海→東京     こんなこと、考えてみましてんけど…

中小企業診断士@新加坡→上海→東京     こんなこと、考えてみましてんけど…

シンガポール→上海、そして5年の時を経て東京に戻った、
アジア系の国際派&関西系中小企業診断士ですねん。
シンガポールではちょっとだけ独立開業、
上海では某支援機関勤務。
東京では、どんなシゴトができるやろか。
それは…お楽しみ…!!

18日付上海紙『新闻晨报』によると、

深刻なPM2.5の大気汚染への対応として、

地下鉄12号線の一部、6駅で、

マイナスイオン発生装置を設置するとか。

(原文サイトはこちらです)


マイナスイオン効果


…なんてのは、

日本の家電CMでもよく聴く言葉ですねぇ。

いかにも空気がキレイで、

リラクゼーション、鎮静効果があるような

イメージが湧いてきます。


マイナスイオンには、空気の濾過作用があるとはいえ、

上海では空気清浄器のフィルターが

すぐ目詰まりする現状などから

ちょっと想像すると…

こういう装置を投資して、

化学変化してしまった空気を、

さらに化学的に浄化という変化をさせることより

もともとの化学変化のモトを減らす、なくす

そういう努力を積極的にせなあかんのとちがうやろか。


だって、この装置を造ったり、

設置したりするのに、

また一杯粉塵が飛んだりするんでしょ?


しかも、地下鉄12号線って、

いったいどこや?

もっとメイン通りでやらへんかったら、

恩恵を受ける人もごくごく少数やと思うんですけど。


それとも人通りの少ないところで試験せんと

あかん、ということは…?!


ま、いらん詮索はやめて、

ついでに別のニュースを紹介しますと、

江蘇省の11月の対日貿易輸出がプラスになったとか。

何が伸びたのかっていうと、

ハイテク関連・高付加価値系ではなく、
結局労働集約型製品や化学製品が6%以上Upなんですって。


やっぱり。


化学系を大陸で安く作らせて、日本で使う。

いや、日本で使うために化学系を大陸で安く作らせる!?


コスト面の有利さを享受する一方で、

とりかえしのつかない大気汚染(だけやないと思いますけど)

副産物として放出してしもてる?

ため息が出そうですねぇ。


ちなみに。

マイナスイオンを中国語で、

负离子 (負離子:フー・リー・ズ)

そして、プラスイオンは、

正离子 (正離子:ジェン・リー・ズ)

または

阳离子 (陽離子:ヤン・リー・ズ)


と、いうんですって。