この連休中、
図書館で借りてきた本、二冊を読みました。
ひとつは、もう、10年以上前に有名になった
『五体不満足』 乙武洋匡著 講談社
そして、もうひとつは、
『ロシアから来た大投手』 中尾明著 PHP研究所
前者は、説明不要なくらい、有名な著書ですよね。
後者は、図書館の子供向け伝記コーナーで、
ふと目にし、借りたものですが、
日本のプロ野球の外国人選手第一号、
そして初の300勝投手となった、
ロシア人、ヴィクトル・スタルヒン投手のお話です。
ロシア人でありつつも、革命で難民となり、
日本でも「無国籍」の外国人として
戦争の時代を生き抜いてきた野球選手の人生。
いずれも、ひとつ共通して思うことがありますわ。
日本人は単一民族、単一言語に慣れすぎて、
マイナーな存在に弱い。
自分や多くの人と違う人の存在を受け入れない。
どう扱ってよいのか、わからない。
こんなに国際交流が盛んになった今でさえ、
そうなのですから、
スタルヒン投手はどれほど辛い思いをしてきたのか…と、
二年ほどロシアにいて、ロシアひいきのウチは、ちょっと思ってしまいました。
ビジネスでも、
やっぱり日本人のそういう部分は、
大きな大きな足かせになってると確信します。
自分がマイナー側になっても、メジャー側とは何が違うのか、
と、堂々言える強さ、
メジャー側にいては、マイナー側の弱みとメジャーとの「違い」にばかり
注目するのではなく、どんな独創性が、特異性があるのかを素直に受け入れ、
認め、互いに有利に共存を図ることが大切なのでは?
いろいろ考えた、
四連休でした。