最大級の老年化 | 中小企業診断士@新加坡→上海→東京     こんなこと、考えてみましてんけど…

中小企業診断士@新加坡→上海→東京     こんなこと、考えてみましてんけど…

シンガポール→上海、そして5年の時を経て東京に戻った、
アジア系の国際派&関西系中小企業診断士ですねん。
シンガポールではちょっとだけ独立開業、
上海では某支援機関勤務。
東京では、どんなシゴトができるやろか。
それは…お楽しみ…!!

17日付の上海夕刊紙、新聞晩報によると、

上海市内開催の第1回中国国際介護サービス業博覧会の関連フォーラムで、

2011年末に1億8500万人だった中国の60歳以上の高齢者が、

ピークを迎える2050年前後には4億8000万人に達し、

世界の高齢者の4分の1を占めるとの見通しとのこと発表があったとのこと。


一人っ子政策を実施し、人口抑制に努めてきた結果やさかい、

当然の現象なんですけど、

ほな、ここに

「老人福祉サービス市場がある!!」と考えるのは、

どうも早計のようですわ。


理由として、

(やはり同上フォーラム内の発表より)
西側先進国では1人当たり国内総生産(GDP)が

1万米ドル前後で高齢化社会に突入した一方、

中国は840ドル時代に突入し、

典型的な『未富先老』(豊かになる前に老いる)である、

っちゅうことですわ。


自然な成長→発展→成熟→衰退の流れやないさかい、

発展の途中にもう衰退の要素があるっちゅうことなんですねぇ。


日本では、

お年寄りの方がお金があって、

豪勢な老人ホームに入居される方もあるみたいですけど、

こちらでは、それを支える子の世代に向けて

介護サービスをPRしていかな、

実際のお財布の紐は…

っちゅうことですわ。


今の経済成長で蓄えつつある富が

こちらの分野にも有効活用されていくのか、

大きなお世話ながら、チョット心配したりして。