17日付の上海夕刊紙、新聞晩報によると、
上海市内開催の第1回中国国際介護サービス業博覧会の関連フォーラムで、
2011年末に1億8500万人だった中国の60歳以上の高齢者が、
ピークを迎える2050年前後には4億8000万人に達し、
世界の高齢者の4分の1を占めるとの見通しとのこと発表があったとのこと。
一人っ子政策を実施し、人口抑制に努めてきた結果やさかい、
当然の現象なんですけど、
ほな、ここに
「老人福祉サービス市場がある!!」と考えるのは、
どうも早計のようですわ。
理由として、
(やはり同上フォーラム内の発表より)
西側先進国では1人当たり国内総生産(GDP)が
1万米ドル前後で高齢化社会に突入した一方、
中国は840ドル時代に突入し、
典型的な『未富先老』(豊かになる前に老いる)である、
っちゅうことですわ。
自然な成長→発展→成熟→衰退の流れやないさかい、
発展の途中にもう衰退の要素があるっちゅうことなんですねぇ。
日本では、
お年寄りの方がお金があって、
豪勢な老人ホームに入居される方もあるみたいですけど、
こちらでは、それを支える子の世代に向けて
介護サービスをPRしていかな、
実際のお財布の紐は…
っちゅうことですわ。
今の経済成長で蓄えつつある富が
こちらの分野にも有効活用されていくのか、
大きなお世話ながら、チョット心配したりして。