市場化が見えた | 中小企業診断士@新加坡→上海→東京     こんなこと、考えてみましてんけど…

中小企業診断士@新加坡→上海→東京     こんなこと、考えてみましてんけど…

シンガポール→上海、そして5年の時を経て東京に戻った、
アジア系の国際派&関西系中小企業診断士ですねん。
シンガポールではちょっとだけ独立開業、
上海では某支援機関勤務。
東京では、どんなシゴトができるやろか。
それは…お楽しみ…!!

今日はねぇ、

出社して四川料理食べただけとちゃいますえ。


或る相談案件を受け、

中国での広告出稿について調べようと思って、

某広告会社さんとお話しさせてもらいましてん。


ウチも、新加坡に渡る前、

6年ほどインターネット・マーケティング・ベンチャーにおりましたさかい、

広告のことは、ちょっと分かりますねん。


若い日本人のお兄さんでしたけど、

よう勉強してはって、いろんな数字も聞け、

また、業界全体のことも、いろいろお話ししてくれはりました。


もちろん、今日のお話だけが全てやとは思いませんけど、

確実に中国が、

「コストカットのための生産アウトソーシング国」から

「世界の市場」に変貌していく片鱗が見えましたわ。

しかも、

ただ”人が多い”、”中産階級の購買力が上った”→市場が大きくなった、

というだけでなく、

年代、性別、所得層別、趣味別…と、

きちんと市場別に分類ができ、

キオスクに売られている色んな種類の雑誌も、

マーケティングが可能な状態に整理されつつあるんですわ。


さらに!


規制はありつつも、

インターネットの普及も、

ただPCユーザーが増えたっちゅうだけではなく、

検索エンジン+ネット通販がタッグを組み、

ユーザー情報をデータベース化していく仕組も構築されつつあるんですねぇ。


「中国は大きな市場やから売れるやろ」


ではないですねぇ。 (当たり前ですけど)

また、人脈やコネだけで、どうにかなる時代でもないですわ。

個々の消費者が、個性的且つ積極的な消費生活に目覚めてきてはるさかい、

ちゃんと現状を把握し、対象を絞込み、売る時代に来てるんですわ。


この辺りはちょっと、ウチの当面の研究課題になりそうですねぇ。

だんだん面白なってきましたえ。