今日はねぇ、
出社して四川料理食べただけとちゃいますえ。
或る相談案件を受け、
中国での広告出稿について調べようと思って、
某広告会社さんとお話しさせてもらいましてん。
ウチも、新加坡に渡る前、
6年ほどインターネット・マーケティング・ベンチャーにおりましたさかい、
広告のことは、ちょっと分かりますねん。
若い日本人のお兄さんでしたけど、
よう勉強してはって、いろんな数字も聞け、
また、業界全体のことも、いろいろお話ししてくれはりました。
もちろん、今日のお話だけが全てやとは思いませんけど、
確実に中国が、
「コストカットのための生産アウトソーシング国」から
「世界の市場」に変貌していく片鱗が見えましたわ。
しかも、
ただ”人が多い”、”中産階級の購買力が上った”→市場が大きくなった、
というだけでなく、
年代、性別、所得層別、趣味別…と、
きちんと市場別に分類ができ、
キオスクに売られている色んな種類の雑誌も、
マーケティングが可能な状態に整理されつつあるんですわ。
さらに!
規制はありつつも、
インターネットの普及も、
ただPCユーザーが増えたっちゅうだけではなく、
検索エンジン+ネット通販がタッグを組み、
ユーザー情報をデータベース化していく仕組も構築されつつあるんですねぇ。
「中国は大きな市場やから売れるやろ」
ではないですねぇ。 (当たり前ですけど)
また、人脈やコネだけで、どうにかなる時代でもないですわ。
個々の消費者が、個性的且つ積極的な消費生活に目覚めてきてはるさかい、
ちゃんと現状を把握し、対象を絞込み、売る時代に来てるんですわ。
この辺りはちょっと、ウチの当面の研究課題になりそうですねぇ。
だんだん面白なってきましたえ。