ウチね、何か外見が日本人に見えへんのか、よう中国語で話しかけられますねん。
まあ、有難いことに分かりますから、道聞かれて分かることは答えますねんけどね。
そやけどね、今日初めて「マレー語で」話しかけられましてん!
なんや、うれしいなって、これ書いてます。
道端で呼び止められたんとちごて、ホーカー(屋台の集合体)のマレー料理のお店やねんけどね。
日本人会の直ぐ近く、アダムロードのフードセンターは、何故かインド系とマレー系のお料理が多くて、ナシ・シンガプーラ(ナシ:ごはん、シンガプーラ:シンガポール)セットを、注文しましてん。
シンガポール飯?
まあ、マトンのカレーやら、小魚のフライやら、ピーナツやら、マレー風お豆腐やら、熱帯の大きい大きいきゅうりやら、みな微妙に違うカレー味のおかずを、少しずつココナツ入りのご飯にぶっ掛けたもの、なんですけど。
こんな感じです。のみものは、「テ」。インド風ミルクティー。
新加坡のホーカーでは、「Having here?」「這里吃?」:ここで食べるの? (それとも、お持ち帰り?)
と聞かれます。英語も中国語も、よう聞いてました。
せやけどね。
ここで初めて
「マカン?」 (食べる?=ここで食べるの?)
と、イスラム教のサロンを頭に被っているオバサンに聞かれ、数少ないウチのマレー語レパートリー、嬉しがって「マカン、マカン、タリマカシ!!」と返事してしまいましてん。
思ったより辛うのうて、美味しかったですえ。
せやけど、日本人は、相手を見て「うわっ!外人さんや!英語でしゃべらなあかんのやろか?」と、尻込みしてしまうところがありますけど、こっちの方々は、堂々としてはりますねえ。
「ウチらはマレー系なんや。マレー語喋って何が悪い!分からんかったら、ウチらの店のもん、食べんでもええねんで!」と言わんばかりの態度をしてはります。(ここに限らず、大抵どこのホーカーもですけどね)
強いわあ。
ナシ・シンガプーラの味とおんなじぐらい、この強さに感動しましてん。なんや、ものすごい「美味しい」思いしてますね。