2005年9月14日契約社員として入社、2週間の研修期間を経て、会社がアウトソーシングを受けてスタートさせる新業務のスーパーバイザー(SV)として着任。そして約10年弱。
当初は管理者は私一人だったが、食事はもちろんお手洗いすら、ままならない様子を見かね、一人補佐を付けてくれたのでなんとか二人で試行錯誤し頑張ることができた。
その後、新しい業務が次から次へと追加され、私の会社の正社員もリーダーSVとして着任。
また、クライアントからも責任者として課長が一人常駐するようになり、責任の度合いはかなり軽減された。
しかし、忙しいことに変わりはなく、その中で長い年月の間、辞める人、入る人、どんどん入れ替わり、その度に一から研修し、育ててきた。
昨年4月からは、SVはクライアントの社員でないといけないという組織体制に変わったため、私の会社の正社員は異動、私はリーダーオペレーター(LOP)というそれまで無かったSVを補佐するポジションになった。
このLOPは、SV時代にこなしてきた業務の半分を担当する形になるので、仕事量はグッと減り、もちろん責任も軽くなり、超々楽。
おまけに、所属会社の本社と当事業所をつなぐ担当になった方に、リーマンショック時にカットされた時給が今もそのままである不満を告げたところ、本来の時給に戻すよう取り計らってくれた。
おかげで昨年7月から時給は採用時のものに戻り、これからずっとこのままだったらこの仕事続けてもいいなぁと思えるようになった。
私以外に二人のメンバーにLOPをやってもらうようになったのも、私にとって居心地の良くなった理由の一つ。(要はクライアントの人間だけではSV職が全然回らないからね。業務量を考えると何故そんなに出来ない?って思うんだけど・・・)
それまでは、同じ会社のSVでも正社員と契約社員との差で、立場や考えの差でぶつかることも多く、そういった話をわかりあえる同じ立場の者がいなかったから、今は二人の存在がとてもありがたい。
正社員だと、自分の今後を考えるから、クライアントのいいなりだったよね。
私の言うことはいちいち正論だけど戦っても自分が損するだけだと、彼に何度となく言われるし、クライアントの課長の言われるがままにするしかない。
と言うか、彼は彼でこき使われ、叱責され、課長の理不尽な論理に振り回されていて可哀そうだったけど・・・。
「私がこうと言ったらこうなの。ダメと言ったらダメ。」 「ここでは私がルールだからね。」「私の考えに合わない人はいらない。人を代えてもらうからいいよ。」等々、とてもじゃないけど、私たちの意見、提案が通る人では無かった。
クライアントの事務側でのミスがあっても、「余計なことは言わなくてもいいから。」と私たちに箝口令を敷いて、担当にうまく処理させるという、ある意味敏腕と言うのかもしれないがそんな人だった。
その課長も1年半前に異動していて、今の方は温厚なので、事業所内にピリピリした雰囲気はなく、私たちの意見も言いやすくなり、課長と3人のSV、そして私たちLOP3人で回すことに、特段大きな問題は無かった。
なのに、GW明けにいきなり飛び出してきたのが私たちLOP3人の移籍話。
体制強化のため、クライアントに出向し社員として働けというもの。肩書は、新たに設けられるアシスタントSV(ASV)だって。
しかも、元々の会社を退社し、クライアントの子会社である人材派遣会社に入りなおしてそこからの出向とするって、まあ意味の無いことを言い出してきた。
クライアントの直接雇用なら話はわかるけど、子会社に契約社員として採用され、そこから出向するのと、元々の会社から出向するのと何が違うの?!
まぁ、わかってますけど・・・。要はゆくゆく、派遣されているスタッフすべてを子会社でまかないたいっていうことなんですね。ハイハイ・・・。
ネットで検索してみると、こういう転籍の話は珍しいことじゃないみたいで、その際元々の会社は紹介料等々を受け取ることが普通らしい。だから、「悪い話じゃない。社員になるから立場が強くなって意見が言いやすくなるよ。」とか「断ったら、後々契約更新されなくなる可能性も否定出来ない。」とか、「決めるのはあなた達」と言いながら、元々の会社はずいぶん積極的に背中を押してくるわけだ。
条件として私は、有給休暇の継続を一番重要視していたので、そこを何とかクリアしてきたため、断る理由が無くなったんだけど、もう少し時給UPを交渉材料にしても良かったかな。
でも、交渉中に提示してもらった業務内容は、LOPに少しプラスされるぐらいで、SV時代よりもはるかに少ないから、そこそこでいいか、と・・・。
ただ、ASVでSVより時給が良くなることに、あれだけハードな仕事をしていて安い時給だった以前の自分が、なんか可哀そうになり複雑な気持ちにもなる。
今回UPされた時給は、約5年半下げられていた分の回収に、と思えばいいかと考え、あと5年半は働こうという動機づけにすることにした。
今日の朝礼で、この体制強化の音頭をとってきた本社部長にうれしそうな顔で辞令を渡され、社員として頑張ってほしいと激励されたが、胸中白けてたから、どんな表情だったかな、私。
これまでずっと煮え湯を飲まされ、軽視され、駒として扱われてきたのに、今さら感ハンパないもん。
それに、今のSVたちは、私たちの頃の半分しか仕事してないのに、さらに、その業務の一部をこっちに回すんだもんね。『自分たちだけで出来ない』ってことを、堂々と主張して通るんだから、うらやましいにもほどがあるわ。
そうそう、この話を受ける条件として「私たちありきじゃなく、まずはSV!。そのSVの補佐としてのASVですよ。ASVがやってくれるから、自分たちはしなくていい、っていうのだけは勘弁して欲しい。」と本社部長に念押ししたけど、当のSVさんたち自覚あるのかなぁ・・・。