こんにちは、りんねです。
今回は久しぶりに新章のブログを
書きました。
今日は昼の鷹司編のストーリーです。
(少し時間があるし、庭園でも散歩しよう
かな…)
私が部屋を出ようと立ち上がると、丁度
鷹司が部屋へ入ってきた。
あいら『鷹司…』
鷹司『どっか行くのか?』
あいら『うん、少し外の空気を吸おうかと
思って』
軽く微笑んで見せると、鷹司は後ろ手で
襖を閉めて、私の顔を覗き込む。
鷹司『…何かあったのか?』
あいら『え、別に…何もないよ』
(そう、大したことじゃない…)
自分に言い聞かせながら、顔をそらせる。
それを追うように鷹司の顔が近付く。
鷹司『本当か?そんな風に見えねえけど』
あいら『え、なんで…』
鷹司『だって、庭を散歩するために、わざ
わざ紅を引くのか?』
あいら『あ…』
(鷹司は紅一つで、私の様子がおかしい
だって気付いてくれるんだ…)
困ったように微笑んで、私は口を開く。
あいら『実は、さっきの公務で上手く議論
が進められなくて、少し悔しかった
んだ』
『だから、少し気晴らしがしたくて…』
鷹司『そうか…、だからその紅も引いたの
か?』
あいら『うん、少しは気分転換できるかな
って思ったから』
(でも、紅を引くより、鷹司に会えたことの
方が、ずっと気分が軽くなるな)
微笑んでいると、鷹司は少し眉根を
寄せて、私の頬に触れた。
鷹司『俺が助けてやれればいいのにな…』
あいら『ううん、こうやって話を聞いて
くれるだけで、すごく嬉しいよ』
『散歩に行くより、お化粧するより、
ずっと効果があるね』
鷹司『当たり前だろ』
鷹司はにやりとすると、私をそっと抱き
寄せて囁く。
鷹司『その紅、お前に似合ってる』
『…他の男に見せたくねえくらい』
あいら『……ありがとう』
(鷹司の言葉は、もっと私を元気にして
くれるな)
嬉しくなってこっそり顔を見上げると、
鷹司は私の髪をすくって口づける。
その仕草にいつもとは違う艶っぽさを
感じて、鼓動は大きな音を立てた。
鷹司『ほんとは口づけたいけど、これで
我慢しとく』
あいら『え……』
鷹司『せっかく……可愛くなってるんだ
し、取れたら悪いだろ』
(そう思ってくれるのはすごく嬉しい、
でも…)
あいら『私は取れちゃったとしても、唇
にして欲しい…』
鷹司『…!』
思わず気持ちが口に溢れてしまって、口元
を抑えていると、
鷹司は自分の髪を掻き混ぜる。
鷹司『…ったく、優しくしてやろうとして
るのに』
『そんなこと言われたら、堪えられなく
なる』
視線を彷徨(さまよ)わす鷹司の頬に手を
添えた。
あいら『大丈夫、鷹司はいつも充分優しい
から。我慢しないで、口づけて
欲しい…』
『そうしたら、もっと、笑顔になれ
るかも』
悪戯っぽく視線を送っていると、鷹司は
私の腰に手を回して引き寄せる。
鷹司『じゃあ、…もっと笑わせてやる』
(いつも私を励ましてくれて、元気にして
くれるのは鷹司だけだから…)
待ち望んでいた口づけが、唇に落ちること
に幸せを感じながら、
私はその温もりに心を満たして
いった……ー
ヤバイほど甘々なストーリーだったので
ドキドキしました。
次は夜の鷹司編のストーリーです。
