としさんが主宰している「大人の2学期」あらため「チームネクステ」企画に参加しています。

③課題の『月5冊本を読む』で読んだ本の紹介です。

1.「40歳の教科書 親が子どものためにできること」
 モーニング編集部 朝日新聞社

40歳の教科書 親が子どものためにできること ドラゴン桜公式副読本『16歳の教科書』番外編/講談社

¥905
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英語はいつから学び始めるべきか
中高一貫校は幸せへのプラチナチケットか
「お金」と「仕事」をどう教えるか
挫折や失敗をした子どもにどう接するか
というテーマで、各界著名人が持論を展開しています。

いわゆる、ありきたりな教育論ではなく、それぞれの経験や考えに基づく持論を展開しています。
なるほどね~と思うことが多く、10歳、8歳、5歳の子をもつ親として考えるよいきっかけになりました。

Quote
中高生たちに向けて直接メッセージを送りたいと思います。
きっといま、君たちは先が見えなくて不安だらけだと思う。
そして、受験に失敗した時や、失恋した時には、これ以上ないくらい落ち込むと思う。

でもね、あえて厳しいことをいうよ。
自分が失敗したその事実は、どこかの段階で受け止めないといけないんだ。
目をそむけても前に這う進めない。 進学でも就職でも、あるいは恋愛もそうかもしれないけど、「選ばれる」というステップの中には、当然選ばれない人も出てくることになる。

失敗した事実を見ようとしないで、「運が悪かった」とか「うまくいったやつはズルをしたんだ」なんて考えているようでは、せっかくの苦しい経験を次に生かせない。
だって、失敗ってのは行動の結果なんだよ。
君が勇気を振り絞って行動したからこそ、今回は失敗という結果が出た。
失敗を恐れていたら、行動さえもできなくなる。そこから一歩も動けないままになるんだよ。

いま君たちが過ごしている中学・高校時代の風景は、時間がたつとまったく違った姿に変貌するんだ。
失敗も、苦しい経験も、悔しい思い出も、みんなひっくり返って、すばらしい経験として命を吹き返す。

だから、悩むときは徹底的に悩んでほしい。どん底で、もがき苦しめばいいさ。
苦しい時には時間の力を信じることだ。長い人生には時間だけにしか解決できないものってあるんだよ。
挫折や失敗をしたのなら、思う存分落ち込めばいい。

そして、「もうダメだ!」と思ったときには、ためらうことなく誰かの助けを借りること。
人の助けを借りるのは、なんら恥ずかしいことじゃない。
君にはたくさんの仲間がいるし最高の親がいるんだからね。
Unquote


2.「ザ・コーチ -最高の自分に出会える『目標の達人ノート』」
 谷口貴彦 プレジデント社

ザ・コーチ - 最高の自分に出会える『目標の達人ノート』/プレジデント社

¥1,404
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Quote
その真っ白な紙に、大きな輪を三つ重なるように描き、それぞれの中に『知識』『道具』『能力』と書き込んだ。
「星野さん、世の中で何らかの達人になる人は、この三つのことを真剣に考え、優先して取り組みます。
日々、達人になりたいと思う事柄についての知識を増やし、道具を整え、能力を強化するのです。
目標についても同じです。
だから、星野さんが目標の達人になるためには、最初に、一緒に目標についての知識を増やしていきましょう。

『目標』
目的を達成するために設けた目当て。つまり目標はあくまでも目的に向けての目印でしかない。

『目的』
成し遂げようと目指す事柄

目的を実現するために目標を定め、それに向かって行動する。

『ゴール』
目的のための最終的な目印がゴール

ゴールまでの途中の目安や通過点として置くのが目標

『夢』
将来実現させたいと心の中に思い描いている願い。

『ビジョン』
将来あるべき姿を描いたもの。将来構想。未来像。

ビジョンは鮮明でありありとしていてその光景を頭の中で見るダけで嬉しいとか、楽しいかとかドキドキワクワクするとかといった感情が湧くものでなくてはなりません。

目標の達人になるためには、どんな些細なことでもいいので、自由に『夢」や願望をリストアップする。
そして、その夢の中から、本当に心から実現したい夢をいくつか選んで、どうしてそれを手にしたいのか、いつまでにどんな状態になりたいのかといった『目的』や『ゴール』をはっきりさせる。
次に、そのゴールを手にするために、具体的な目印や通過点といった『目標』を設定する。
さらにゴールに向かう行動を促進するために、ゴールを手にした瞬間の『ビジョン』やうまくいった時のイメージを繰り返し心の中で描く。

最近の僕は、何かを始める時必も、終わりのイメージを決めてから始める習慣が身についてきた。
それが出来るようになると、明らかに効率が上がるようになった。
すると、他の目標に向かって行動するためにあてられる時間が増えてくる。
確実に僕の1日は、密度を濃くして流れるようになった。

私たちは言語を持つ唯一の動物です。
言葉が人に与える影響は強大です。
そして、私たちが一言一句すべてを聞いているのは、他の誰でもない、自分の口から出た言葉です。
言い換えれば、私たちは、自分の言葉に洗脳される動物なのです。
ならば、とことん自分の心が喜ぶ言葉を、ゴールや目標を設定する時はもちろん、あらゆる場合で使うようにすることがとても重要なのです。

もしも今僕が抜けたら、と何度も悩んだ。
しかし、そんなことは僕のおごりだと思う。
残ったみんなは、一人でやっていく力がちゃんと備わっている。
僕がいなければと思う心は、僕の心にある恐れの表れだった。


3.絶唱
湊かなえ 新潮社

絶唱/新潮社

¥1,512
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これまで読んできた湊さんの1つのことを複数の視点で語って真相がわかる・・・というようなパターンではなく、阪神大震災を1つのテーマにすえた短編集でした。(それぞれが全く独立しているというのではなく、少しずつ登場人物につながりがあります)
特に「約束」は、東日本大震災を被災地で経験して思ったことが描かれていました。
「被災者」とよばれるけど、自分以上に過酷な状況だった人がいたのに・・・という被災者の葛藤がわかります。

4.朝が来る
 辻村深月 文藝春秋

朝が来る/文藝春秋

¥1,620
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久しぶりに、あ~、これ好きだわと本能が反応する(?)作品でした。
子育て中の身として、私は本当に子どもの立場で物事を考えているのだろうか。子どもがどういう性格でどういうことが好きで、どうしていると幸せなのかを本当に考えて、判断しているだろうか。自分の都合や、こうあったらいいという理想をおしつけていないだろうか。
などなど、いろいろ考えました。
そして、あさとくんのママみたいに、心から感謝できる綺麗な心をもって育児をしたいと思いました。

5. 1人でできる子が育つ「テキトー母さん」のすすめ
立石美津子 日本実業出版社

1人でできる子が育つ「テキトー母さん」のすすめ/日本実業出版社

¥1,404
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ふむふむなるほど、という面も、そうかな~、うちには当てはまらないなという面両方がありましたが、「テキトー母さん」というのは(いい意味で)必要なことだと思いました。
子どもたちのいい分をきき、どうしてそうしたかを考え、自分の都合中心にまるくおさめないようにしないと・・・と。

6.悲嘆の門(上)
宮部みゆき 毎日新聞社

悲嘆の門(上)/毎日新聞社

¥1,728
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7.悲嘆の門(下)
宮部みゆき 毎日新聞社

悲嘆の門(下)/毎日新聞社

¥1,728
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いや~、宮部さんの作品は読み出しら終わりまでいっきによみたくなっちゃう。
シルバーウィークにベビーシッターが3人(姉、義兄、いとこの子ども)+犬1ぴき効果で一気に読めました。