定期的にやってくる「これでいいのだろうか」ループにはまっております。

通訳者になるんだから「訳出」トレーニングに特化するのがいいのではないかと思ったり、まだまだ英語力が足りないからそこを補わないと訳出をしても頭打ちになるのではないかと思ったり。
それにプラスして将来的にどのタイミングに市場にでたいのか(出れるのか・・・)、そのタイミングによってはすぐに市場に出れるための力を養うのか、基本をしっかりが得策なのか・・・などなど。

先日読んだ「ゼロ」で『悩む』と『考える』の違いが明確に定義されていましたが、今の私はまさに『悩む』のどつぼにはまっているので『考えて』みました。

今の課題
1)だいたいの訳出はできているけど、細かいところまでとりきれていない。
→逐次の場合、厳密にすべての単語を訳すのではなくメッセージを訳す方がオーディエンスはわかりやすいと思います。
私はどうやらこのまるめて訳すことが得意なようで、講師からは逐次の訳出はわかりやすくてきれいとほぼ合格点をもらうのですが、オリジナルの100%をわかって訳出しているわけではない時もあるのです。
まるめて訳すにしても、きちんとわかってオリジナルのエッセンスやニュアンスをきちんと出している訳出を目指したい。

余談ですが、今のスクールはすぐに現場にでることを想定しているので、多少落としても訳出としての最低ラインを踏んでいればOKです。
以前通っていたスクールは「トレーニング」の場と想定して、かなり細かい部分まで落とすことなく、丸めることなく訳出を求められました。
実際現場では、細かいところがとれないからと躊躇するよりは、50%の訳でも涼しい顔をして訳出することが求められる場合もでしょう。
でも、トレーニングの場でもそれで「よし」としてしまっていていいのかどうかという疑問は私の中にあり、自分に厳しくのぞみたいと考えています。

2)スピードが遅い
→訳だしを始めるスピードが遅い
頭の中の処理スピードが遅いため、オリジナルをききながらうまく整理できていない

3)トピックによっては意味がおえないものがある
→自分の頭の中でイメージができないものだと話の内容についていけない
ロジックをおう力の不足
背景知識がない場合、構文力や文法力で解析していく力がたりない
不明な単語がある時の推測力がたりない

4)スムーズな訳出じゃない
→考えながら訳出しているので、助詞でとまって続きを考える傾向がある。その時助詞にストレスをおいてしまう。
考える時間を絞り出すために助長な訳になる
「オバマ大統領が目標としているのは。。。経済と・・・社会問題が将来的にアメリカ国民に・・・」
といった感じです。

5)メモとりとリスニングのバランス
→リテンションに自信がないのでつい多くメモとりをしてしまう。
Triggerとしてのメモではなくなっている
結果的に必要な(メモすべき)情報をとりこぼしている
何をメモし何をメモしないかを研究する必要がある

6)デリバリーに落ち着きがない 緊張している

まぁ、あげればきりがないほど課題はありますね。
そして、今の私に決定的に足りないのは頭から分析・解釈をしっかりする力なのではないかと。


うまく表現できないのですが、私は聞こえてきたオリジナルだけを追っていて脳のリソースの多くが1つ1つの音を聴くことに占められています。
これを「予測」しながら聴けるようになれば、もっと余裕がでるのではないかと。

英語はオーダーがしっかりとしている言語なので解析力があがるとずいぶん楽だと思うのです。

The people who ("Who"ときたらどんな人かを説明するんだな)
run the program say (あぁ、そうかこのプログラムを運営しているひとか。 何をいったんだろう)
it's too early ("too early" ときたら次は "to+動詞で○○には早すぎるだな)
to know if (もし何だろう?)
the program has medical benefits like ("like"ときたから例を提示するな)
fewer hospitalizations.

この( )の中の心の言葉がぱぱっ!と処理しAnticipationできるようになりたい。

克服ためにするトレーニング
1)Economistの精読
コロケーションや構文を意識し、意味の取り違えがないかを確認しながらながら読む

ありがたいことにJBpressには毎号3-4記事Economistの和訳が掲載されています。
これを1週間で精読したいと思います。自分で記事を選べないのも、食わず嫌いをせずいろんな記事を読めるので好都合です。

2)構文の復習
リサーチしてみてよさそうな構文の本(CD付)をAmazonでぽちりました。
これの音読と日英クイックレスポンスで暗記します。

3)日英でも構文を意識
日英練習で使っている社説やニュースで英会話、政府スピーチ等も英訳をチェックする時にどんな構文をつかっているかをしっかりチェックし、自分で「使える」構文をふやす。

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