これまで多聴用なんていって聴き流してきたPBSですが、せっかくスクリプトがあるのにちょっともったいないな~と思い、2回聴いて内容がつかめたか、スクリプトチェックすることにしました。


最近TEDをシャドーイング、リスニング、サイトラ等の教材としてつかっているのですが、これまで聞きとれないスピーチは内容に明るくないからだと思っていたんです。


でも、シャドーイングを繰り返すと、ついていけるようになるし(おそろしく高速で絶対ムリなスピーカーもいますが・・・)、内容もはいってくる。

スクリプトを読んでみると、それほど難しくない。

サイトラでわからない単語をチェックしても、数が多くないんです。


ということは、速さについていけず構文がとりきれず意味をとりちがえたりしている、そして集中力がたりないのが原因なのではないかと思いました。


これを克服するには、速いものでも頭から処理し意味をとれるようにすること。

漫然ときかず、アウトプットを意識したインプットをして集中力を高めてきくこと。


前者はサイトラをしてしっかりとした処理回路をつくります。

後者は聴いてわかったつもりにならず、サマリーとしてアウトプットし、スクリプトチェックする。

聴ける回数は2回までと集中力をたかめて取り組んでいます。


以前通っていた東京のスクールでSA先生は一時訳出する学生を指名し(本来ボランティアなのですが、ボランティア組がいなくなると、まだあたっていない受講生が下を向き、だれもやりますと手をあげず時間がもったいないので結局指名制になった)音声をながすということをやっていました。

そうするとみんないつもよりなんとなく訳出の精度がいいんですよね。


「みなさん雑にきいているんです。集中していないんです。今、自分が通訳しなくちゃいけないという真剣な気持ちで聴くと聴こえるのです。」と言っていたのもうなづけます。


普段から「練習だから」と気を抜かず、集中しないといけませんね。


さてさて、今日のPBSとNPRでは「Roe v. Wadeから40周年」という記事を教材に使いました。

話の流れから、中絶禁止は違法とした最高裁の判決というのはわかったのですが、詳しいことは知りませんでした。

記事自体はこの40年間でどういうふうに中絶反対派、賛成派は変わったか。実はなにもかわっていないという趣旨なのでこの判決自体は詳しく扱っていませんでした。


そこで、またリサーチ。

原告はノーマ・マコービーさんという名前なのですが、なんでRoeってなっているのかな~と思ったら、「ジェーン・ロー」は原告の身元をに秘匿にするときにつかわれる仮名なんですね~。

しらなかった。


引出しが増えるのが本当に楽しい。


そういえば、最近単身赴任中の旦那さんが購読している日経新聞をまとめて持って帰ってきてもらってます。

1日1部ずつ昼休みに読んでいます。

さすがに全部は読み切れないので、特集とか自分がきになるところを優先的に読んでいます(時事的なものは普段自宅でとっている新聞でチェックしているので)。


いまさら元旦新聞を読んでいるのですが、ITの可能性の特集があって、とてもおもしろかった。

え~。そんなことまでできるように世の中なっているのぉぉぉぉぉ!とマシンオンチの私はびっくり。


小学生の時読んだドラエモンは「未来の世界はこんな便利に」みたいなお話のところもあって、自分が大人になる21世紀には信じられない世界になっているの???なんて子ども心に思っていました。

21世紀になったとき、「なんだドラエモンの世界にはならなかったじゃん」って思いましたが、実際はそんな世界に近づいてきているんですね。


でも昔の生活に素晴らしさを見出し、あえて「不便」と思うような生活を好んでしている人もいますよね。

ITを活用した便利な世の中と、人の好みが2極化していくのでしょうか。



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