いよいよ残すところラスト3回の通訳スクールに行ってきました。
今日でS先生は最後。
通訳者として訓練される前は教壇に立っていらしたからか、生徒に愛を持ってもっているものを惜しみなく教示してくれる気がします。
時には大きなジェスチャーをいれたり、チャーミングなたとえ話をしてくれたり、ご自身の経験、パートナーを通してえた教訓、これまでの教授経験をたっぷりと。
そして、会議通訳者として知らない人はいないといえる立場なのに、それに甘んじず「なぜ」「どうして」「どうやったら」と学ぶ姿勢がものすごくあり、その部分も「こう考えるようになっているのよ~」と話してくれます。
ラストの今回は初めての同通訓練でした。
え~。そりゃ要項にはかいていたけど、同通までやるんだ~とびっくり。
私の感覚では逐次をものすごい精度でできなければ同通の訓練すらやるのはおこがましいと思っていたので。
クラスメートは通訳者として稼働されてて、ウィスパリングも仕事の一環でしているそうです。
先生「みなさん同時通訳なさっているのよね?」
他の受講生「仕事でウィスパリングをしています」
私「やったことありませ~ん・・・」
先生「あら、そうなの~。Cheerさん逐次もずいぶんできてらっしゃるから経験あるのかと思ったわ。訓練はやったことあるんでしょ?」
私「訓練もありません」
先生「あら、そう。じゃあ少し説明しましょう」
と、同通訓練で一番大切なチップを1つ話してくれました。
その後初見の素材で同通訓練。
みんなでいっせいに同通して、先生が一人ずつモニターしていく形。
ひととおり終わった後、先生がそれぞれの能力に応じて気をつけるべきところ、どうやって伸ばしていくか、パフォーマンスを自己分析する際のTipを教えてくれました。
そして、受講生それぞれが自己分析し、それに対しての対処法や、先生がモニターしたうえで、感じたこと、伸ばしていくにはこうしたらいいというアドバイスをいただきました。
先生「Cheerさんどうだった。上手にやってたよ。あなた才能あるかもしれないわよ。初めてだとするとね」
私「そうですか。。。なんかいっぱいいっぱいでした。。。楽しかったですけど」
ということで、恐れ多くもおほめの言葉をいただき、やる気がスーパーアップ
単純なので、本当に素直にうれしかった。
ICレコーダーを保存版にしちゃうわ(その前から今回の講義は貴重すぎて絶対消せないけど)
この言葉を胸に頑張れる。やっぱり指導者の一言って大きい。
私も指導者ではないけど、クライアントにアドバイスを与える立場にいるからきちんと肝に銘じてクライアントの立場にたって、一番いい道を一緒に模索して行こう。
サイトラをいっぱいして、英語力もがんがん底上げして、耳を鍛えてこれからも一歩ずつ着実に歩んでいこうと心新たにしました。
いつか現場で活躍し、先生に恩返しできる日を目標にがんばります。
惜しみなくこれまで培った知恵を授けてくださっている恩に報いるのは、これが一番だと思うから。
その後クラスメートとランチに行き、情報交換。
というより、一方的にいろいろ私が情報をいただいている感じだったけど、『敵』というバリアではねつけられることなく、いろいろ親切に教えてくれました。
他のスクールのこと、今のスクールのこと、訓練のtipなど。
正直いままでは、スクールのクラスメートの次は講師という感じで、通訳者になってからの第一段階ロールモデルはいるけど、訓練生としてのロールモデルは近い存在でいなかったので、このクラスメート達の存在はとても大きいです。
クラスメートからも沢山の知恵を授けてもらって感謝。いつか一緒の現場にたてるよう成長して恩返しします!!!
さらにその後は某国際会議パラレルイベントへ。
新幹線の時間があるので半分くらいしかいられなかったんだけど、同時通訳が入るイベントだったので是非いってみたくて。
You Tubeとか見ると同通の動画は沢山あるけど、やっぱり生はちがかった。
緊張感も伝わってくるし、資料をバサッバサツとやっている音も小さく聞こえたりして。
残念ながら私の位置からだとブースを直接みることはできなかったんだけど、影は見えて資料をさがしている様子とか伝わってきました。
そして通訳者の名前がでてこないから確実ではないけど、おそらく同通を担当されていたのは基礎Iで教えていただいたもう一人のS先生だと思います。
やっぱり落ち着いていて聴きやすいな~と思いました。
やっぱり生の国際会議は臨場感があって刺激的でした。大好きな雰囲気。
私も近い将来こういった場に通訳者としてたつぞ!!!
やる気をたくさんチャージできた一日でした。
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