脱力力 | 柔道整復師のブログ

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先日ある講習会で、合気道では投げるために「投げよう」と思ってはいけないということを講師が仰っていました。

逆説的ではあります。

フィギュアスケートでも、ジャンプの練習で、回転するために「回してはいけない」と言われます。

無理に腕で回そうとすると、肩に力が入ります。

肩に力が入るということは、肩の筋肉に力が入ることです。

肩周りの筋肉は、上腕骨を肩甲骨に安定接続させる働きがあるので、一部の筋肉はブレーキの役割をはたし、結果、上半身の滑らかな動作が阻害されます。

フィギュアスケートのジャンプでは、肩周りの筋肉はできるだけ力を抜くさせる必要があります。

さらに全身も必要な筋肉以外はできるだけ弛緩し「自分をできるだけ軽くする」というイメージを持つ。

これは、もちろんフィギュアスケートのジャンプに限ったコツではなく、その他のスポーツや日常の動作でも意識したいことだと思います。

寝ている人を抱えると重く感じるのは、体の「バランス」をとっていないためだと言われます。

それは自分自身の重量感ににも言えます。

余計な力を抜くことにより、重く硬くなったからだもスムーズに動かせるようになります。