スキー場でのお話し その5 | 柔道整復師のブログ

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よろしくお願い致します。

スキー場のスタッフは空いている時間に無料で滑ることができます。このスキー場で働くまで一度もスキーをしたことがなかった私は早朝や夕方、休日など毎日のように滑りました。私の所属していたリフトは初級者用のコースでしたが、リフトを乗り継げば上級者用の高い所へ行くことができます。

大雪が降った後のある朝、私はいつものように色々な上級者コースにチャレンジしていました。

深くてやわらかい新雪の急斜面を無謀にも挑戦した私は、案の定バランスを崩し転倒し、しかも新雪の生き埋めになりました。スキーの板は一本外れましたが、一本は着いたままでかえって邪魔になり動けません。顔も沈んでいます。「あ~っどうしよう??」
あの時の感覚は今でも忘れません。

しかし、幸運にも、私の筋力は雪の重みを上回っていました。

数分後、脱出に成功しました。

しかし、外れた一本の板が私のいる位置より数メートル高い所に突き刺さっています。急斜面で深い柔らかい新雪。

まともに立てません!!と言うよりか、下半身近くまで沈んだ状態です。

ちょとずつちょとずつ、数分かかってやっと板を掴むことができました。

そして、板を二本とストック二本を持って、ちょとずつちょとず急斜面を降りて、苦心の末生還しました。