メイクの先生 | ユメージ

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夢と現実と空想と。

化粧の勉強をしようとメイクの学校に入学した2日目。

先生と仲良くなり、家でも教えてあげるよ、と言うので実家の私の部屋に連れてきた。

年は45ほどで髪は長い。先生自身の化粧は薄い。女優で言うと木村多江によく似ている。

メイクの話だけではなく、会って2日目なのにプライベートなことまで話が盛り上がっていると19時になり、母が夕飯の用意をしてくれた。家族とは別に居間のテーブルに用意してくれた。と、玄関の扉が開き、先生の息子だと言う人が入ってきた。私のいた位置からは足元しか見えなかったが、父が招き入れ、様子が少し変だったものの、

『先生の息子さんだよ』

と私が答えたために入れたようだ。息子さんはトイレに行き部屋に入ってきた。

先ほどの先生の話だと前は有名企業で働いていたけれど今は家でゆっくりしている、との事。

息子さんのルックスを見て驚いた。

髪の毛は電撃ネットワークの南部の髪の毛部分がパーマ、みたいな。かなり特殊な髪型だった。

息子さんが迎えにきたのかと思いきや、どうやら一緒に夕飯を食べようとしているらしい。

と思ったら先生の旦那さんまでうちに来た。おかしくないか?なんでみんなうちに夕飯食べにくるんだよ。お母さん、夕飯食べるかなんて聞かなくて良いよ。おかしいよ。

魚フライだったので、ご飯と味噌汁は先生家族全員分も用意して、魚フライは私と先生だけ。分けてくださいって事だ。でもその魚フライがバレーボールくらいの大きさがあったから問題ないだろう。

父が居間にきて、あれ?ここに置いておいた羊羹がなくなってる、と言う。食べようと思ってたのに、と。居間においておいた羊羹がなくなったようだ。

よく探すとゴミ箱に食べかけの羊羹が落ちていた。疑ってはいけないが、先生の息子さんかな、と思った。

本当に様子がおかしいし、先生家族がみんな居間に居て夕飯食べてるし、帰って欲しいなーと思っていたら姉が来た。

ねー、なんかすごい変じゃない?すごい変わった髪型ですね!

この空気を読まずに思った事をズバッと言うところがチャームポイントでウィークポイントだが、ナイス!私はとにかく早く帰ってもらいたかった。

先生は普通ぽかったのによく考えれば出会って2日目に生徒の家に行くのも変だし夕飯をご馳走になるのも変だし家族が来るのも変だし、息子の髪型も変だし!

このフライ、変ですね。

と先生の息子が言った。

帰れよ。

あの、あなたが羊羹齧ったんじゃないですか?どうなんですか?と責めると夢から目が覚めた。