全く人がおらず、カウンターと八個の椅子が置いてあった。
夫と中に入って椅子に腰掛けると、ギャラリーのママが出てきて、お酒を出してくれた。
楽しい気分で家に帰った。
それから数年が経った。
私はまたそのギャラリーに一人で行った。
夫が、私と一番遠い席に座る。
知らない面々がどんどん入ってきて椅子に座る。座席はいっぱいになった。
ママがどこにいるのという。
夫が住んでいる場所を答える。
私の記憶と違う場所だ。
今度は私が聞かれる。
どこに住んでいるのか分からなくなる。
ああ、そうか。
夢の中の私は既に亡くなっていて、二度目にギャラリーに行ったのは、私の娘だった。