いくつになっても、少年漫画に対して男の子(正しくは、元男の子)が求めるものは、そんなに変わらないと思います。
特にボクが引かれるのは、一見した弱者が実はある一点に置いてもの凄い才能を持っていたりして、それに依って、後者をなぎ倒す。更にそこへ努力や友情と言ったファクターが絡むと、更なるファンタジーを生み出す訳です。
本書のように、主人公が当初は弱く描かれておればおるほど、輝きは数倍に増すもんなんです。
男って、陳腐ですね。でも、それが良い。
本書はその辺り、とても計算高く作られていると思います。
でも、それが良い。
プロットにはスラムダンクの影響を強く感じるかな。
でも、それが良い。
少年漫画というつもりで読むものは、「ベタ」である事が、とても良い方向に働くもんなんです。
2巻以降も確実に書うな、うん。

ちなみに、今集めている漫画は「GIANT KILLING」、「へうげもの」、「アオイホノオ」。
あ、あと、45巻以降の「NARUTO」が、あります(笑)。





振り向くな君は(1) (少年マガジンコミックス)/安田 剛士

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少し前に読み終えました。
圧倒的なエンターテイメント性というか、これまで「文学は文学で、映画は映画で」、みたいな、何らか無用な棲み分けや暗黙の了解があったのを、「なんで?」的な精神で、著者は叩き壊している様な気さえします。
もしくは、そもそもそんな棲み分けや暗黙の了解など気にもしていないのでしょう。
それがそもそもの、あるべき姿だと思います。
良い意味で、「胸くそ悪くなる描写」も満載。
そして、惜しみないオマージュ。タランティーノ以降の「パクリ」と呼ばせない引用元への深い愛情もとても潔い。
まるで映画を観ている様な、って言うと陳腐ですが、まさにそういう感覚で一気に読んでしまいます。

日本人の宗教観や、巷に数多ある新興宗教へのまるで攻撃や強烈な皮肉の様なメッセージには、ヒヤヒヤしながらも、思わずにんまり。
誰でもすんなり読めるエンターテイメント作でありながら、その実、実は読み手に高いリテラシー(含むサブカル分野)を求める作品でもると思います。
求めるというよりは、むしろその方が楽しめるというべきでしょうか。
何にしても、時間を忘れる事は確実だと思います。

シリーズ前作である「さらば雑司ヶ谷」や、著者の他の作品と共に、近年稀に見る超お勧め。
巷で流行っている、下らん小説なんて、読めなくなっちゃいますよ。






雑司ヶ谷R.I.P./樋口 毅宏

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さらば雑司ヶ谷/樋口 毅宏

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ShadowやKrushと並び、エレクトロ ~ HIPHOPな文脈で、活躍するDJ Vadimの新ユニットによる新譜です。

個人的には、その説明のみで『買い』でした。

Amazonのレビューによると、
「BBEから09年にリリースした「U Can’t Lurn Imaginashun」のEU~USツアーでのステージをきっかけに結成されたこの新ユニットは、Fat BeatsやGalapagos4、Gravel Recordsなどからリリースを続けるシカゴのリリシストPugs Atomzと、Ninja Tuneでの客演仕事を皮切りにシーンの注目を浴びる実力派フィーメイル・シンガーSabira Jade、そして御大DJ Vadimによる3人構成。」
とのこと。
実際Vadim以外の人は、あまり知らなかったんですが、なかなかに良いコンビネーションで、上手く溶け合っていると思います。
特に、Sabira Jadeは、結構好み。
作法がわかっているというか、④Sometime あたりの歌い方と言うか、声の使い方なんかは、非常に好みですね。
歌が上手い(これも陳腐な表現ですが)人ってのは、多々居りますが、昨今のこれだけ多様性を帯びた音楽の中で、曲によって表現を目まぐるしく変え、且つそれが良い意味でフィットしている人はそうは居ないんじゃないかなぁ、と思いました。
そういう意味では、非常に良かった&お勧めなんですが、逆に結構いろいろな方向に音の趣向も(有る程度の枠内ではありながらも)拡散しているように感じるので、曲によっての好みは分かれるかも。

なんにせよ、ボクは結構気に入りました。


LIFE IS MOVING/DJ VADIM presents THE ELECTRIC
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