| 糖尿病とは |
| 身体のインスリンが不足して起こる病気で、インスリンが不足することで血糖値を下げることができなくなる病気です。糖尿病の原因にはインスリンを作り出すβ-細胞が破壊されるインスリン依存型糖尿病と、インスリンの作用が働かないインスリン非依存型糖尿病があります。 |
| インスリンの分泌は膵臓のランゲルハンス島と呼ばれる部分にあるベータ細胞で作られます。なお、ランゲルハンス島とインスリンの名前の由来は、ドイツの医学生パウエル・ランゲルハンスから由来しています。ベータ細胞からのインスリンの分泌はブドウ糖が刺激となります。 |
| 血糖が上昇するとインスリンの分泌が促進され、逆に血糖が低下するとインスリンの分泌が低下します。膵臓が完全に破壊されたり、取り除かれると膵臓の機能が障害されるため、インスリンの分泌が起こらなくなります。 |
| 当然インスリンが分泌されないと血糖値を低くすることができないので、糖尿病となります。 |
| 遺伝する糖尿病 |
| 1型糖尿病より2型糖尿病の方が遺伝の影響が大きいです。 |
| 2型糖尿病患者さんの親や兄弟に糖尿病の人がいる確率は約50%であり、両親がともに糖尿病である場合はその子供の約50%以上が糖尿病になるといわれています。 |
| ただし、糖尿病の遺伝とは「糖尿病になりやすい体質」が遺伝するということで、病気そのものが遺伝するわけではありません。 |
| そのため、糖尿病の要因となる肥満、運動不足といった生活習慣などが、体質と合わさって糖尿病を引き起こす引き金となります。 |
| 尿に糖が出てしまう血糖値 |
| 血糖値が160~180mg/dl以上になると一般的にブドウ糖を再吸収しきれずに、尿中に糖が出るようになるといわれております。 |
| ただし、必ずしも尿中に糖が見られる人は糖尿病であるということではありません。尿中に糖が見られる病気は他にもありますし、腎臓のブドウ糖再吸収能力が弱いために、血糖値が正常でも尿中に糖が出ることもあるからです。 |
| なお、腎臓のブドウ糖再吸収能力が弱くて尿中に糖が検出される場合は腎性糖尿とよばれます。 |
| プロポリスと抗がん作用 |
| 日本でプロポリスが注目されるようになった理由のひとつはプロポリスの抗がん作用です。日本でも、がんは死因のトップ3に入っており、興味関心の対象であるからです。様々な部位の癌がありますが、今のところ、プロポリスが有効であったと報告されている例では、胃がん、肝臓がん、膵臓がん、肺がん、膀胱がん、白血病、前立腺がん、皮膚がん、子宮がん、などの例があります。 |
| プロポリスは医薬品ではありませんので、100%これだけに頼るのはお勧めできませんが、抗がん剤と併用することにより症状が向上したという例はあるのです。プロポリスによって腫瘍が抑制された例とか、白血球数回復効果なども報告されているようです。 |
| プロポリスの成分であるアルテピリンCの白血病における抗腫瘍性効果についての報告もあるようです。あと、カフェ酸フェネチルエステルの発ガン抑制作用についての報告もあります。 |
| 日本でプロポリスが注目されるようになった理由のひとつはプロポリスの抗がん作用です。日本でも、がんは死因のトップ3に入っており、興味関心の対象であるからです。様々な部位の癌がありますが、今のところ、プロポリスが有効であったと報告されている例では、胃がん、肝臓がん、膵臓がん、肺がん、膀胱がん、白血病、前立腺がん、皮膚がん、子宮がん、などの例があります。 |
| プロポリスは医薬品ではありませんので、100%これだけに頼るのはお勧めできませんが、抗がん剤と併用することにより症状が向上したという例はあるのです。プロポリスによって腫瘍が抑制された例とか、白血球数回復効果なども報告されているようです。 |
| プロポリスの成分であるアルテピリンCの白血病における抗腫瘍性効果についての報告もあるようです。あと、カフェ酸フェネチルエステルの発ガン抑制作用についての報告もあります。 |
| プロポリス生産と気候の適性 |
| ブラジル産プロポリスが良質である理由の一つは、熱帯雨林という気候条件があるという説があります。熱帯雨林の高温多湿の環境のなかだからこそ、蜜蜂が良質なプロポリスを採取するのだという説です。しかし、この説は間違っているという人もいます。 |
| 実際のところは確認できてないのですが、アマゾン川流域の熱帯雨林ジャングル地帯では、養蜂業は行われていないらしいのです。もしそれが本当であるならば、熱帯雨林のジャングルではプロポリスの生産はされてないということです。 |
| 劣悪な環境によって、殺菌力の高い高品質なプロポリスを作るという論は正しいかもしれませんが、ブラジルでプロポリス生産が盛んなのは、中部高原地帯なのです。その代表がミナスジェライス州とその周辺です。 |
| ミナスジェライス州周辺の気候は高原気候で、多湿ではなく乾燥しています。暑い熱帯で重装備で養蜂業を営むのは大変なせいか、アマゾン川の流域の養蜂業の話は、あまり聞きません。 |
| プロポリスの製造 |
| プロセスメーカーによって、プロポリスの製造過程は違いますが、おおまかなところで、プロポリスの製造プロセスを紹介します。まずプロポリスの原塊をミツバチの巣箱から剥がすのが最初のステップです。 |
| 不純物を取り除き、不純物の入ってない良い原塊を選別します。そのプロポリス原塊を低温乾燥させたあと、冷凍庫に保管し、プロポリス原塊から有効成分を抽出します。 |
| プロポリスの抽出方法は様々ですが、一般的なのはアルコール抽出法です。食用エタノールにプロポリスの原塊を浸し、攪拌し、そのまま置いて熟成させます。ときどき攪拌しては、そのまま寝かし、それを数ヶ月繰り返します。 |
| だいたいこのくらいのプロセスで、見た目での不純物は排除することができるようです。その後、これを冷却し、微細フィルターで濾過するのです。そして、プロポリスの有効成分を取り出します。こうしてできたプロポリスを検査してから、製品化して販売するようになるのです。 |
| 巣の中のプロポリスの役割 |
| ミツバチはプロポリスを使って巣箱の内壁などを作りますが、その理由はいくつかあります。まず、巣内を殺菌し、衛生環境を高めるためにプロポリスを用いています。ミツバチは、取ってきたプロポリスを巣の周囲の壁に塗りつけたり、隙間をふさいだりします。 |
| それにより、巣は、防水性が高まり、温度が一定に保たれます。ミツバチは、巣の割れたところや凸凹した所の修復にも、プロポリスを使っています。巣にプロポリスを塗りつけることによって、隙間や隅に微生物が繁殖するのを防いでいるのです。プロポリスには揮発性の精油が含まれていますが、これは巣内の消毒に役立っているという説もあります。 |
| また巣の出入り口にプロポリスを塗りつけて狭くすることで、小動物などの外敵の侵入を妨ぐこともできます。ミツバチが楽に出入りできるように、なめらかに通路を舗装するのにも、プロポリスが使われます。また、女王蜂の産卵のさい、ハチの子を育てる部屋に前もってプロポリスを塗り広げ、環境を整えることもあります。 |
| プロポリスは健康食品 |
| プロポリスはあくまでも健康食品にすぎず、医薬品ではありません。ですから、サプリメントの販売サイトにも、プロポリスの効果などをハッキリ記載していません。プロポリスの効果などを記載して販売すると薬事法違反になりますが、効果という言葉だけでなく、服用方法、用法容量、服用時期、服用量などの言葉も薬事法違反になります。 |
| 記載できないことが多いため、プロポリスなどのサプリメントに関しては、情報が正確に伝わらない面もありますが、飲めば治るかのようなイメージを打ち出す業者もいるので、良識ある販売のためには必要だとも言えるでしょう。プロポリス製品も、すべてが同じではなく、成分も違い、当然、効果・効用にも差があり、用法や容量にも差があります。 |
| 科学的な裏づけが十分ではない上、個人差もあるので、サプリメントを服用するときは、使用した後の体の変化などに注意を払い、自分にあった容量を見つけることも大切だと思います。 |
| 巣の中のプロポリスの役割 |
| ミツバチはプロポリスを使って巣箱の内壁などを作りますが、その理由はいくつかあります。まず、巣内を殺菌し、衛生環境を高めるためにプロポリスを用いています。ミツバチは、取ってきたプロポリスを巣の周囲の壁に塗りつけたり、隙間をふさいだりします。 |
| それにより、巣は、防水性が高まり、温度が一定に保たれます。ミツバチは、巣の割れたところや凸凹した所の修復にも、プロポリスを使っています。巣にプロポリスを塗りつけることによって、隙間や隅に微生物が繁殖するのを防いでいるのです。プロポリスには揮発性の精油が含まれていますが、これは巣内の消毒に役立っているという説もあります。 |
| また巣の出入り口にプロポリスを塗りつけて狭くすることで、小動物などの外敵の侵入を妨ぐこともできます。ミツバチが楽に出入りできるように、なめらかに通路を舗装するのにも、プロポリスが使われます。また、女王蜂の産卵のさい、ハチの子を育てる部屋に前もってプロポリスを塗り広げ、環境を整えることもあります。 |
| ミツバチの巣を守るプロポリス |
| プロポリスには抗菌力がありますが、その理由は、プロポリスの原材料である木に、抗菌力があるからです。木は外敵がやってきても、自分で動いて逃げることができません。 |
| そこで、木は、抗菌力のある物質を自ら作って自分を守っています。ミツバチは、このように、抗菌力のある樹脂や樹液を使って、プロポリスを作り、そのプロポリスで巣の中を無菌状態に保っています。 |
| ミツバチは、巣に進入した外敵を蜂毒で殺したあと、普通その死骸を巣の外に運び出すのですが、あまりにも死骸が大きい場合は、運び出すことができません。そんなときは、その死骸をプロポリスで覆ってしまうのです。 |
| プロポリスは抗腐敗作用がるので、死骸も安全に保たれます。また、死骸が抗菌コートされることによって、雑菌が繁殖することも防ぐことができ、巣が無菌に保たれるのです。このように、プロポリスはミツバチのためになくてはならない物質なのです。 |
| プロポリスは自然界の抗生物質 |
| プロポリスは蜜蜂が作るものですが、ミツバチも食べる蜂蜜などと違い、ミツバチの巣を作るために使われるもので、ワックスのような物質です。ただ、ミツバチも、まれに、食糧危機の異常事態のときは、プロポリスを食用にすることもあるようです。 |
| プロポリスの原材料は、植物の樹脂・樹液です。ミツバチは、樹脂を大アゴで取り、自分の唾液や蜜ろうと加えて、プロポリスを作るのです。これは、自然界の抗生物質と呼ばれるほどに、様々な成分を含んでいます。 |
| 巣の中の抗菌や防腐に使われるため、独特の成分を含んでいます。プロポリスは巣の入り口へんにも塗られ、外敵が入ってこないように防ぐ役割も果たします。プロポリスの中の成分は、フラボノイド・ビタミン・ミネラル・アミノ酸など、沢山の種類が見つかっています。 |
| プロポリスは、その様々な薬効が注目をあび、サプリメントや健康食品などとして内服したり、軟膏として傷につけたりして、多くの人に使われています。 |
| 快眠のための寝室環境 |
| 快眠に影響する要因は、いろいろありますが、寝室環境や寝具も大切な要因です。音、光、温度と湿度、清浄な空気、香りなどの要素を整えることが大切です。 |
| 音 |
| 快眠を妨げる要素のひとつが騒音です。高齢になるほど、眠りが浅いために騒音の影響を受けやすくなります。寝室の騒音レベルは、若年層で40dB以下、高齢者は30dB以下が良いとされています。家庭内の配慮や外に対しては二重窓や遮音カーテンで防音対策を。 |
| 光 |
| 就寝前の部屋の明かりは30ルクス以下、就寝時は薄明かりから1ルクス程度が良いとされています。日中に太陽光を浴びますと、眠気を催すホルモン、メラトニンの量が増加します。就寝前に明るい照明の中で過ごすと、メラトニンの分泌が抑制されます。就寝2時間前の照度は、60ルクス以下、就寝直前には、10~30ルクスが良いでしょう。夜間のトイレが明るすぎて目覚めてしまうこともあります。トイレの照度は、10~20ルクス、廊下は1~10ルクス程度が良いとされています。 |
| 温度と湿度寝室の温度は、夏場は23~27℃、冬は14~18℃、湿度は年間を通して50%前後が望ましいとされています。壁に珪藻土などの土を使用した壁紙を使うと、保湿効果(適度な湿度を保つ)があり熟睡しやすいと言われています。 |
| 寝具快適な寝具を選ぶことも快眠のポイントとなります。 |
| 柔らかい敷布団は、身体が沈みこんでしまい体表とシーツの接触面が多くなるので、不快感で寝苦しくなります。腰痛の原因にもなります。敷布団は、適度の硬さが必要です。 掛け布団は、汗を吸収しやすく、保湿性のあるものが適しています。羽毛などの天然素材がおすすめです。 枕は、寝心地がいいと感じることが基本です。体形や好みによって、自分に適した枕は異なります。枕の形状や高さが首の湾曲にあっていることが大切です。首筋のこりや張り、痛みがある場合は枕が合っていないと考えてください。 |
| 枕選びのポイントは、第一に高さです。男性の場合、後頭部のあたる部分の高さが5~6cm、首のあたる部分の高さが7~8cm、女性の場合は、後頭部の高さが3~4cm、首の部分の高さが5~6cmの高さにすると、後頭部と首と肩にかかる理想の圧がほぼ実現できるとされています。後頭部と首、肩にそれぞれ2.5対1対1.2の割合で圧がかかる枕が理想とされています。 |
| 枕選びのポイントの第二は、大きさです。人は、寝ているときに少ない人でも20回以上、多い人で40~50回寝返りをうちます。横幅が短い枕だと、寝返りで頭がはずれやすくなります。一般に寝返りの回数が多い若い人で、60cm程度の横幅、高齢者で肩幅程度が良いとされています。枕の奥行きは、40cmは必要とされています。 ポイントの第三は、硬さです。これは、自分が最も寝心地が良いと感じる硬さを選ぶことです。理想は、後頭部から首にかけて均等に圧力が分散される硬さ(素材)ですが、目安として自分の好みよりやや硬めを選んだほうが、健康のためには良いでしょう。 |
| 枕と年齢親がはじめて子供に枕を与えるのは、平均5~6歳頃が一番多いようですが、この年代ではまだ枕は必要ありません。乳幼児は、枕なしでも全く問題なく眠れます。子供が枕を必要とし始めるのは、急に身長が伸び始める10歳前後です。この頃、頚椎の湾曲がほぼ完成し、仰向けで寝たとき、首と布団のあいだに生じるすきまを、枕で埋めてやる必要があります。 |
| 中高年は、寝返りの回数が少ないため、頭が枕からはずれることがほとんどなくなります。その分、枕が身体に及ぼす影響は大きくなりますので、自分にあった枕を選ぶことが大事になります。加齢につれ首の動きは悪くなるので、ある程度の硬さのある枕を選ぶことがポイントです。 |
| 免疫とは |
| 免疫とは、疫(病気)を免れることで、身体が生まれつき持っている病気に抵抗する、病気を癒す能力です。体内では、自己と非自己、変質した自己を区別することで体を守っています。自己と非自己を区別し、非自己を攻撃・排除します。変質した自己を攻撃・排除することもあります。免疫力(自然治癒力)がなければ、誰ひとり生きていくことはできません。 |
| 皮膚は、病原菌の進入を阻止しますし、唾液や胃液などの消化液、尿や涙などの排泄液や分泌液の中にも、病原体をやっつける物質が存在しており、健康を保つ上で重要な働きをしていますが、一般的に使われる免疫は、白血球を中心とした病気の防御システムを指します。 |
| 白血球は、血液1立法ミリメートル中に4000~8000個存在し、外敵の侵入に対し体を守っています。白血球は、さらに好中球、リンパ球、マクロファージ、好酸球、好塩基球に分類されます。 好中球は、白血球の40~70%を占め、殺菌や血液中の老廃物を処理します。 |
| リンパ球は、30~50%を占め、B細胞(抗体=免疫グロブリンを作って、病原菌などの抗原を攻撃する)、キラーT細胞(ウイルスに感染した細胞を破壊する)、ヘルパーT細胞(B細胞に免疫グロブリンの産生を命令したり、キラーT細胞の成長を助けたりする)、サプレッサーT細胞(免疫細胞が外敵を全滅させると、B細胞やキラーT細胞に知らせる)、NK細胞(他の免疫細胞と無関係に存在し、特にがん細胞を監視し攻撃する)に分類されます。 |
| マクロファージは、2~8%を占め、病原菌や死滅した細胞、血管内壁のコレステロールなど何でも食べます。肺、肝臓をはじめ体内のほとんどの組織、血液中に存在します。悪玉コレステロールを食べたり、腫瘍壊死因子であるサイトカイン(白血球生理活性物質)を放出しがん細胞を攻撃します。 |
| サイトカインには、19種類あるインターロイキン、α、β、γの3種類あるインターフェロン、TNF(腫瘍壊死因子)などがあります。インターロイキンは、リンパ球を活性化し、インターフェロンはウイルスの増殖を抑えたりします。TNFは、がんの増殖を抑えるだけでなく、発熱や睡眠、傷の治療、抗菌作用、造血作用などに深くかかわっています。 |
| 好酸球は、1~5%を占め、アレルギー反応を緩和して、アトピーや喘息などのアレルギー疾患を治癒します。 |
| 好塩基球は、血栓を予防・改善させるほか、血液中の脂肪を低下させます。 |
| 細菌やウイルスなどの病原体が体内に侵入すると、好中球やマクロファージが病原体を食べたり殺菌したりします。自分たちより病原体の力が強かったり、多かったりした場合、マクロファージがヘルパーT細胞に連絡します。ヘルパーT細胞は、B細胞に免疫グロブリンを作るよう指示し、またキラーT細胞に病原体を攻撃させます。B細胞から作られた免疫グロブリンも病原体を追撃します。 |
| NK(ナチュラルキラー)細胞は、病原体に感染を受けた細胞を消滅させると同時に、マクロファージと共に病原体を攻撃します。体内にがん細胞などの異物が発生すると、キラーT細胞やNK細胞が、がん細胞を攻撃し、消滅させます。がん細胞の発生は、誰にでもおこっていますが、免疫システムが正常に働けばキラーT細胞やNK細胞が攻撃し、消滅させるので、がん細胞が増殖せず、がんにならないのです。 |
| これら白血球の働きを高めることが、免疫力を高めることになります。 |
| 免疫力を高める方法 |
| 良質な睡眠以外にも、免疫力を高めるための生活習慣があります。生活習慣病やがんの予防のためにも免疫力を高めて、健康生活を送りましょう。 |
| 適度な運動軽めの運動を定期的に行うと、NK細胞の活性が高まり、免疫力が上がります。軽い運動でも2時間以上の長時間の運動は、免疫力を低下させます。また、短距離走やマラソンなどのハードな運動も、ある年齢以上になると、運動後にNK細胞の働きが衰え、免疫力が低下します。したがって、健康生活のためにはウォーキングのような軽めの有酸素運動が効果的です。 |
| 適度な飲酒適度な飲酒は、動脈硬化を防ぐ善玉コレステロールを増加させます。また、血管内皮細胞からウキロナーゼという血栓溶解酵素が産生され、脳梗塞や心筋梗塞の予防・改善によいこともわかっています。日本酒の酒粕成分がNK細胞の活性を高めて、免疫力を高めることが報告されています。日本酒に含まれる低分子量成分に発がん抑制作用があるという実験結果もあります。欧米でもワインは、心臓病や脳梗塞、がんの予防、ストレスの解消に役立つとされています。 |
| ワインの中に含まれているポリフェノールが血行を良くし血圧をさげたり、緊張感を解消します。このように適度な飲酒は、健康生活に役立ちます。ただし、飲み過ぎは、免疫力を低下させアルコール性肝障害などをおこします。 |
| 笑い笑うことは、免疫力を高めます。笑うと大脳前頭葉に興奮が起き、それが間脳に伝達されると間脳から免疫活性ホルモンである神経ペプチドが分泌され、NK細胞の活性を増し、免疫力が高まります。また、大きく笑うことは、呼吸量を増加させ、吐く息の増加によって血液中の老廃物を排泄したり、内臓の血行の増加を促し、血液の浄化、内臓の強化に役立ちます。 |
| 笑うと体温が上昇します。体温の上昇は、白血球の働きを活発にし、免疫力を高めます。また、体温の上昇は、生活習慣病の元である中性脂肪、コレステロール、尿酸などの燃焼を促します。更に体温の上昇は、内臓の血流を良くします。まさに「笑う門には福来る」です。おおいに笑って、健康生活を送りましょう。 |
| 体を温める体温が下がると、免疫力が低下します。1日のうち人の体温が最も低くなる午前3~5時の死亡率が一番高くなりますし、冬場はほとんどの病気で死亡率が上昇します。35℃の体温のときがん細胞が最も増殖すると言われています。丹毒や肺炎などで高熱が続くとがんが治る患者がいるとの報告があります。体温が上がると、免疫力が高まります。風邪で熱がでるのも体温を上げて、免疫力を高めるための反応なのです。体温低下は、心筋梗塞やがん、糖尿病など様々な病気の発生と関連しています。 |
| 体の熱の発生は、骨格筋が最も多く安静時で約22%産出していまが、体を動かすと筋肉質な人の場合、80%近くまで高まります。体温を上げ、病気を予防するには、筋肉運動が大切なのです。人間の筋肉の70%以上が腰から下にありますので、歩くことや下肢を使うスポーツが健康生活に良いことがわかります。 |
| ストレスは、笑いと逆にNK細胞の活性を低下させ、免疫力を低下させます。ストレスを感じると血管が収縮し、血行が悪くなり体温低下をもたらします。現代社会では、ストレスの全く感じない生活はあり得ませんが、ストレスを上手にやり過ごす工夫が健康生活には必要です。何よりも休養と趣味など自分が快く感じることに打ち込むことが、ストレスの発散になります。 |
| 海水には、ナトリウム、塩素、カリウム、カルシウム、マグネシウム、ヨードなど、健康に不可欠なミネラルが約100種類含まれています。海水浴は、これらのミネラルの作用で血液の循環を良くし免疫力を高めてくれます。アトピーなどの皮膚病患者を海水浴に連れて行く病院もあります。海水につからなくても、浜辺を散歩したりするだけでも、海風に含まれる海水微粒子を浴びることができるので、同様の効果があります。 |
| 満腹すると白血球の力、貪食力・殺菌力が低下して免疫力が落ちます。逆に空腹になると、白血球の貪食力・殺菌力は高まります。野生動物は、病気や怪我のとき、食を絶ち、じっと動かず病気や怪我を治します。また、糖尿病のように血液中の糖分が多すぎると、免疫力は低下します。糖尿病でなくても、甘いものをたくさん食べて血糖が上がると、白血球の免疫力は低下します。昔から言い伝えられるように「腹八分に病なし」なのです。 |
| 免疫力を高める食生活 |
| 野菜では、がん予防の可能性の高い食品として、にんにく、キャベツ、大豆、生姜、人参、セロリが代表的なものとしてあげられます。 近年、海の野菜として海藻の効能が注目されています。海苔には、降圧、強肝、抗コレステロール、抗血栓などの作用があるタウリンが多く含まれています。ワカメに大量に含まれている葉緑素は、コレステロール低下作用、抗がん作用、口臭予防などがあります。モズクや昆布などのヌルヌル成分の中に含まれるフコダインは、NK細胞やマクロファージを活性化しますし、がん細胞の自殺を促進します。 |
| 魚介類に含まれる油は、EPA(エイコサンペタエン酸)とDHP(ドコサヘキサエン酸)を含む不飽和脂肪酸です。EPAは、中性脂肪を低下させたり、動脈硬化を防ぐHDLコレステロールを増加させ、一方で総コレステロールを低下させます。また血管を拡張して血圧をさげたり、血栓症を防ぐ効能もあります。DHAは、記憶力や学習能力など脳の働きを高めます。 サバ、イワシ、サンマなどの青魚やマグロ、ハマチには、食欲抑制作用のあるヒスチジン(必須アミノ酸)が多く含まれ、食べ過ぎを防いでくれます。 |
| シジミやアサリ、ハマグリなどの貝類は、肝臓の機能を強化したり、血液中のコレステロールを減少させたり、インスリンの分泌を促進したり、血圧を正常化したりする効能があります。 |
| 生命を産み出した海の産物は、免疫力を高める食生活に欠かせません。 |
| 不眠症の種類と原因 |
| 不眠症とは、睡眠時間の長さによって判断されるものではなく、朝起床したとき不快感やだるさを持ち、昼間の日常生活を行う上で支障をきたす程度によって判断されます。不眠症にもいろいろな種類の症状があります。 |
| 入眠障害 |
| 寝つきが悪くなかなか眠ることができない。いったん眠ると朝まで眠れる。最も多い症状。 |
| 熟眠障害(浅眠)眠りが浅く、睡眠時間の割りにぐっくり眠った感じがしない。老人や神経質な人に多い。 |
| 途中覚醒夜中に何度も目が覚める。再び寝つくのがむずかしい。 |
| 早朝覚醒朝早く目覚め、そのまま眠れなくなる。老人や躁うつ病に多い。 |
| また、不眠の原因によって不眠症のタイプが分かれます。 |
| 緊張またはストレスのための不眠仕事などによる緊張や興奮で神経が高ぶった状態になったり、悩みごとや辛いこと、嫌なことや腹が立つことがあったとき、神経が休むべき夜間になっても神経の緊張や興奮がとけないことから、寝つきが悪くなったり、寝入っても眠りが浅く、睡眠不足になる。 |
| 食べ過ぎや飲み過ぎによる不眠食べ過ぎや飲み過ぎにより、身体に余計なものが溜まっていることから不眠になる。身体が重く、だるく感じたりする。 |
| 環境性の不眠寝室の騒音や明るさ、温度や湿度、寝具などの睡眠環境が悪いことが原因となる不眠。 |
| カフェイン・アルコールなどによる不眠コーヒーやお茶などのカフェインは、不眠の原因となることもある。アルコールは、寝つきを良くすることもあるが、睡眠を障害することもある。 |
| 疾患などによる不眠うつ病などの精神的な疾患や内科的な疾患で起こる不眠。服用している薬が原因で不眠となることもある。 |
| 睡眠障害 |
| 眠りについての専門知識が増えたことで、いろいろな睡眠障害がクローズアップされるようになりました。睡眠障害と一言でいっても、この病気は100種類ほどあるそうです。その中でも、代表的な睡眠障害を紹介します。 |
| 睡眠時無呼吸症候群最近、注目を集めている病気で、昼間に眠気を催す代表的なものです。夜間眠っていると呼吸が止まり、何度も目が覚めてしまいます。浅い眠りを繰り返すだけで、深い眠りが得られません。激しいいびきをかく症状が代表的です。眠ることによって気道(鼻から肺への空気の通路)がふさがってしまうことが原因ですが、気道がふさがる要因としては、もっとも多いのが肥満ですが、咽喉部の形態異常や中枢神経の疾患、もともと呼吸中枢が弱い場合もあります。 |
| ナルコレプシー居眠り病ともいわれ、昼間、突然眠ってしまう病気です。車を運転しているときや人と話しているときなど、通常なら眠ることはないときに、急に眠ってしまいます。喜んだり悲しんだり怒ったりする場合に感情が高ぶると、突然脱力した状態で眠ってしまうこともあります。普通の眠りは、ノンレム睡眠から入りますが、ナルコレプシーの場合、いきなりレム睡眠に入ります。筋肉が弛緩しますから眠ると同時にぐったりします。遺伝病の一種で10万人に数人と言われています。 |
| 概日リズム睡眠障害人間の体内時計は、約25時間ですが、私たちはこれを毎日約1時間づつリセットして、24時間周期の生活にしています。この体内時計を24時間にリセットできず、本来の25時間周期で生活してしまう人がいます。1日約1時間づつ、ずれていきますので、数日後には昼間は眠くてしょうがない状態になります。 |
| 昼間の自然の眠気と睡眠障害による眠気の区別は、一般に昼間耐え難い眠気に襲われ、ところかまわず居眠りしてしまう状態が数ヶ月も続く場合は、病気としての眠気の可能性があります。昼間の眠気が日常生活に大きな支障をきたしている場合は、精神科や神経内科、心療内科などの専門医に相談したほうが良いでしょう。 |
| 快眠のために |
| 快眠ための工夫を紹介します。同じ工夫がある人にはうまく働いても、ある人には逆効果の場合もあります。ご自分にあう工夫を見つけてください。 |
| 朝日を浴びる日光には、本来1日約25時間にセットされている体内時計を24時間にリセットし、体のリズムを整え、昼間の活動が充分にできるようにする働きがあります。昼間、充分に活動していますと、夜の眠りも深くなり、快眠が得られます。 |
| 早寝早起き(規則正しく睡眠時間を取る)できる限り毎日、同じ時刻に睡眠が取れるようにすることです。不規則な睡眠は、体内時計が進んだり遅れたりを繰り返し、その度に無理がかかります。眠たくないからといって、深夜まで起きているのではなく、決まった時刻に寝床に入り、目を閉じる癖をつけることです。特に、12時以降の就寝は、眠りを浅くするので注意が必要です。また、休日だからといって、遅くまで寝ていることなく、同じ時刻に起きる習慣とすることです。 |
| カフェインを減らす睡眠不足だと昼間眠くなり、ついついコーヒーなどを飲みすぎる人も多いようです。カフェインに耐性の人はいませんし、覚醒効果は意外に長く続きます。午後3時以降のコーヒーや紅茶、夕食後の緑茶は極力避けましょう。 |
| お酒は適量に適量の飲酒は、寝つきを良くしますが、それ以上の量では睡眠の質が後半悪化し、中途覚醒が増えます。尿意による覚醒もあります。中途覚醒がなくても、睡眠の時間の割りに充足感がなくなることがあります。アルコール依存症では、必ず不眠が起きることも知られています。 |
| 入浴通常、入眠するときは、体温の低下がおこります。就寝の1~2時間前に入浴し体温を上げておくと、就寝後の体温低下も急激になり、快眠しやすくなります。ただし、熱い風呂は交感神経を刺激し、興奮状態が続くので逆効果となる場合もあります。 |
| 運動午後から夕方にかけて適度な運動を行うと、適度な疲れを誘い、体温も上昇しますので、快眠しやすくなります。寝る前の激しい運動は、神経の緊張を高めて逆効果にあることもあります。夜遅くまでの仕事は、たとえ疲れて眠れたにしても、睡眠の質は悪くなります。 |
| セックスセックスは、体を温め、脳内から快感ホルモンが分泌されますので、リラックスし誘眠効果があります。 |
| 寝室の環境寝室の明るさ、温度・湿度、騒音なども当然、睡眠の質に影響します。特に明るさと眠気の関係では、暗くなると分泌され眠気に影響を与えるメラトニンというホルモンがあります。普通に生活してる場合、メラトニンは、夕方暗くなり始める頃から徐々に出始め、真夜中に分泌量はピークを迎え、朝方にあるにつれ減ってきます。しかし、夜中でも強い光があると分泌が抑えられます。メラトニンは、眠気を催す信号となります。寝室は、暗くすることが基本です。 |
| 頭寒足熱頭に血が昇った状態では安眠できません。健康の原則である頭寒足熱は、快眠にも通用します。小豆やそばがら入りの枕が効果あります。 |
| 眠ろうと思わない眠らなければと意識すればするほど、目が冴えてくることは皆さんが経験することです。逆に眠ってはいけないときに、つい居眠りしそうになります。寝床に入ったら、目を閉じて静かにしていれば体の疲労はとれるので、ことさら眠ろうと思わず気持ちを楽にすることが重要です。睡眠は、基本的には放っておけば必要なだけ体がとってくれるものです。 |
| 右上腹部を温める肝臓がある右上腹部を温めますと、睡眠物質であるL・トリプトファンが増加し、熟睡効果が高まります。温湿布やカイロを右上腹部にあてると良いでしょう。ただし、低音火傷に気をつけましょう。 |
| レム睡眠とノンレム睡眠 |
| 眠りに関する最も基本的なことですが、人間の眠りには2種類あります。 |
| そのひとつのレム睡眠とは、REM=Rapid Eye Movement(急速眼球運動)のことで、急速眼球運動を伴う睡眠という意味です。身体は眠っていますが、脳は覚醒に近い状態にあります。脳を活性化する方向にもっていきます。 |
| まぶたは閉じていますが目玉が動いたり、呼吸が不規則だったり、夢を見るなどがレム睡眠の代表的な現象です。金縛りもレム睡眠のときに起きます。脳は働いているのに、筋肉がすっかり弛緩しているので、体が動かない状態です。 |
| もうひとつのノンレム睡眠は、Non-REM のことで、レム睡眠ではない眠りとういうことです。脳が眠っている状態と考えられています。ノンレム睡眠は、脳波によって4段階に分けることができます。第一、第二段階が浅いノンレム睡眠、第三、第四段階が深いノンレム睡眠で、このとき熟睡状態です。 |
| 眠りの典型的なパターンは、最初は浅いノンレム睡眠から入り、だんだん深いノンレム睡眠に移行し、その後にレム睡眠が現れます。この1セットは約90分です。普通の長い眠りでは、このセットが4~6回繰り返されることになります。 |
| 一般的には寝始めの約3時間、最初の2セットの間に第三、第四段階の深いノンレム睡眠が現れます。これが良質の眠りです。以後は浅いノンレム睡眠とレム睡眠の眠りになります。ノンレム睡眠の深さや変化の仕方、レム睡眠の時間は、セットごとに違います。眠りの質は、その日の状況や体調によって変わります。 |
| 朝、目覚めたとき、ぐっすり熟睡したという充足感が得られるのは、ノンレム睡眠の第三、第四段階の眠りが多い場合です。短時間の眠りでも平気な人は、短い時間の中で効率よく深い眠りを繰り返しており、逆に長時間寝ても寝たりない人は深い眠りが少なく、レム睡眠やそれに伴う浅い眠りしか得てないと考えられます。 |
| 眠りのリズム |
| 眠りと覚醒に関与するリズムは、数種類あると考えられていますが、代表的な3つのリズムがあります。 |
| サーカディアンリズム(概日リズム) 地球上には昼と夜という性質の全く異なる2つの時間帯を含んだ1日というものがあります。地球上の全ての生物は、この1日とういサイクルに適応する形で生き延びてきました。このため全ての生物は、生体リズムという遺伝情報を持っています。1日の半分が活動期で残りの半分が休息期というものです。 |
| 1日の時間は、生物によって異なります。23時間という生物もいれば、24時間の生物もいます。人間のサーカディアンリズムは約25時間です。つまり人間の体内時計は、1日25時間ということです。なぜ25時間なのか、はっきりした理由はわかっていません。ただ、昼と夜の長さが季節によって変わるように、変化に富んだ環境の中で多様な生活を続けるためには、24時間のリズムでは都合が悪かったと考えられています。 |
| サーカセメディアンリズム(概半日リズム) |
| これは、1日を半分に分けて、その半分の中にもそれぞれ活動期と休息期があるというリズムです。昼食後、自然に眠気が出るのはこのサーカセメディアンリズムにより、休息期に入るからです。ただこの生体リズムは、個人差があり昼の眠気のピークが午後2時頃の人もいれば、5時頃の人もいます。 |
| ウルトラディアンリズム(超日リズム) 睡眠と覚醒の周期として、約90分という短い周期が基本になっているのがウルトラディアンリズムという生体リズムです。 |
| 眠気には、体内から出るホルモンや睡眠物質が関係していますが、これらの生体リズムは各種物質の放出量の増減や体温の変化や活動に影響を与えています。 |
| ただ生体リズムは、12時間眠らなければいけない、12時間活動しなければいけないというほど、強い力を持つものではありません。 |
| サーカセメディアンリズム(概半日リズム)が正確に12時間の周期をもつとすれば、朝7時に起きた場合、午後2時に昼の眠気がピークになります。しかし、実際には眠気のピークの出現は、1日の生活によって変化します。興奮していたり、仕事が忙しいときなどは眠気を感じないものです。生体リズムは、機械の様に規則的なものではなく、とても流動的です。 |
| なぜなら生物にとって、厳密さの要求は、ときには命取りになります。強い枠にはめると、外界の状況の変化に対応できず、滅びてしまいます。生物にとっては、臨機応変に対応できることがとても大切なことなのです。 |
| 人間も生活の様々な場面で、適応力を発揮しています。早起きしなければいけない人は、早起きできます。夜働いている人は、サーカディアンリズムは後ろにずれて、夜に高い意識レベルを保てるようになるものです。 |
| 眠りの重要性 |
| 人生の約三分の一を占める睡眠にはどんな役割があるのでしょう。もちろん、人が健康に生きる上で眠りは必要不可欠なものです。 |
| 睡眠の最も基本的な役割は、休息です。それも突き詰めれば大脳の休息ということになります。身体の疲れは、眠らなくても横になっているだけでもある程度回復できますが、大脳は起きている限り休息はできません。筋肉を動かしたり、休めたりする指令は大脳が出しますが、その司令塔を休めるには眠りが必要というわけです。 |
| 脳は、自ら眠らせる信号を出します。脳は、自らを眠らせるための働きをし、その働きによって自ら眠ります。ただし、眠りの状態というのは、脳全体が休息しているわけではありません。睡眠時に休息する脳「眠る脳」と睡眠時にも活動し続ける脳「眠らせる脳」に区分することができます。 |
| 眠りの状態は、「眠る脳」の大脳が活動を停止した状態です。大脳は、目や口、手足などの身体の動きや感覚をコントロールする役割を持っています。 |
| 大脳以外の部分、間脳、中脳、延髄など総称して脳幹といいますが、「眠らせる脳」の脳幹は呼吸や心臓など生命の維持にかかわる働きを司っています。呼吸も心拍も、睡眠中は起きているときより活動は穏やかにやりますが、止まることはありません。睡眠のあいだも、脳幹の機能が働いているからです。 |
| 睡眠の役割は、休息だけではありません。成長ホルモンを分泌して、筋肉や骨格の成長を促したり、皮膚の新陳代謝を高めます。やはり睡眠不足は、美容の大敵です。 |
| さらに眠りは身体の自然治癒力すなわち免疫力を高めます。 眠りには、昼の間に脳に入れた情報を整理して、記憶を定着させる役割もあります。 |
| 夢を見ることで精神のバランスを保つということもあります。 |
| 眠りは、意識がない点では昼間の生活と断絶された状態にありますが、寝ているときも確実に生命活動は営まれているわけです。 まさに「よりよく生きることは、よりよく眠ること」なのです。 |
| 花粉症によくないもの |
| 鼻粘膜を刺激するものは控えた方がいいでしょう。鼻の粘膜を刺激するものといえばタバコです。タバコの害はそれこをあちこちで言われており、「百害あって一利なし」です。タバコの煙は花粉症で敏感になっている鼻の粘膜を更に刺激し、症状を悪化させる原因になります。 |
| 刺激性の強い香辛料(唐辛子、コショウ、ワサビなど)も鼻の粘膜を刺激するので、できるだけ控えましょう。 |
| アルコールはどうでしょうか。少量のアルコールは食欲を増進する効果がありますが、摂り過ぎると良いことはありません。 |
| アルコールは鼻に充血を起こすため、鼻詰まりの症状が酷くなってしまいます。また、抗ヒスタミン薬を服用してからアルコールを摂ると吸収が速くなり、眠気の副作用が強く出ることがあるので注意しましょう。 |
| 花粉は日本だけではない |
| 花粉症は万国共通です。スギ花粉症は日本だけのものでしたが、最近では中国でもスギ花粉症患者が発見されました。また、花粉症の原因となる植物は国や地域によって違います。 |
| 花粉症が花粉症として認知されたのは1800年代のはじめのイギリスです。牧草にするために枯れ草を扱う農夫の間で、くしゃみ、鼻水、発熱などの症状が頻発し、これを総称して「hey fefer=枯草熱」と呼ばれ、草に付いた花粉が原因だということが分かりました。 |
| そしてそのイギリスをはじめヨーロッパ各地、アメリカ、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド・・・各国で花粉症患者が急増しており、イギリスでは国民の10%が、アメリカでは10~20%が花粉症といわれています。 |
| 花粉症患者が増える訳 |
| 原因は大きく分けて2つあります。 |
| 1.戦後の復興のために成長の早いスギが全国各地で植樹されたことスギが伐採されて木材として使われていたときは良いのですが、その後、安価な輸入木材に押されて国内のスギが流通しなくなっていきました。その結果スギ林が放ったらかしになり、花粉をつけてどんどん成長していきました。 |
| 2.大気汚染特にディーゼルエンジンから排気される粒子が、花粉症を発症する原因になることが分かっています。ですから交通量の多い都心部に住む人は注意が必要です。花粉症のためだけでなく、私たちは真剣に大気/環境汚染について考えていくことが必要です。 |
| 世界最初の花粉症 | |||
| 斉藤洋三先生が1963年に日本で初めて花粉症患者を発見しましたが、戦前はその存在さえ知られていませんでした。花粉症関連の著書を著している耳鼻咽喉科の三好彰(みよしあきら)先生の研究グループが疫学調査のデータを核にして、様々な文献から花粉症のルーツに迫りました。すると、日本人の国民病ともいわれる花粉症のそもそものルーツがイギリスにあることが分かりました。 | |||
| 19世紀始め、イギリスの農民が牧草を刈り取り、乾燥させるためにサイロに放り込むのですが、その際に目・鼻・喉にかけて強烈な痛みや痒み、涙、くしゃみ、鼻水、咳などが止まらなくなるという症状がありました。これらの症状に熱が伴ったことから「枯草熱(hey fever)」と呼ばれました。 | |||
| これを初めて医学的に報告したのはイギリスの学者J・ボストクという人です。そして同国の医師C・H・ブラックレイは、枯草熱はイネ科植物の花粉が原因だということを突き止めました。そしてこのときから枯草熱は花粉症と呼ばれるようになりました。その後、花粉症は花粉がアレルゲンであることが判明しますが、当時はまだアレルギーという概念がなかったため、そのメカニズムが明らかになるまでにはまだ時間が必要でした。 | |||
| しかし実は、人類は古代から花粉症と思われる症状に苦しんでいたことが古い記録に多く残っています。世界で最も古い記録は、何と紀元前1800年のバビロニアのシュメール人の呪文に記された鼻アレルギーです。 | |||
| そして紀元前460年頃の古代ギリシアの医師、ヒポクラテスが花粉症と思われる病気について記録しており、体質と季節と風が関係していると述べています。 | |||
| また紀元前100年頃の古代中国にも、春になると鼻水や鼻詰まり、くしゃみなどの症状がよく発症するとの記録があり、花粉症の歴史は非常に長いことが窺えます。 | |||
| 花粉症は遺伝するか | |||
| 花粉症をはじめとするアレルギー疾患は、遺伝要因と環境要因が複雑に絡み合って起こると考えられています。また複数の花粉症の人がいる家庭は意外と多く、花粉症の多発家系があることは事実です。 | |||
| 「アレルギー体質」というのは遺伝的に決まっていて、遺伝するアレルギー体質を「アトピー」と呼びます。連想するのはアトピー性皮膚炎で、その症状は例のカサつく皮膚です。それに喘息・鼻炎・花粉症などを伴います。そしてアトピーの患者さんは血液中のIgE抗体値が高いのが特徴です。 | |||
| ということは、アトピー性皮膚炎や喘息などの疾患がある人は、体質的に花粉症になる可能性が高いということなので注意が必要です。 | |||
| しかし、花粉症になるには様々な原因が考えられるので、家族に花粉症の人が多いから自分もとか、自分はアトピー性皮膚炎だから今年こそは花粉症になるのではといったことを気にしていても何もなりません。それよりも予防策をしっかりと考えることが大切なのです。 | |||
| 日照量と花粉 | |||
| 高さ10mの開花直前のスギの木をビニール袋で被って花粉を全部採集したところ、その重さは2kgにもなったそうです。この計算から、高さ15mのスギの木からは3kgの花粉が取れることになります。 | |||
| また、スギの花1個の中に13,200個の花粉があるといいます。そして枝1本に75,000個以上の花がつくといいます。つまり枝1本に9億9千万個の花粉があるということで、ゾッとしてしまいます。 | |||
| スギ花粉の量は前年の7~8月の日照量によって推定予測されます。どの植物も光合成をして生きているので、最も日照量の多いこの季節に、曇りの日や気温の低い日が多ければ、花粉の量も少なくなります。 | |||
| 花粉症とアレルギー |
| 花粉症だけに注目しがちですが、それ以外の病気も深刻であり、花粉症はそれらの中に相対的に存在する一つの病気だということを認識することも必要です。 |
| 主な症状として、連発するくしゃみ、多量の鼻水・鼻詰まり、目の痒み・充血・流涙などがあり、日常生活に支障を来すほどに症状が酷いケースも稀ではありません。「くしゃみ・鼻水・鼻詰まり・目の痒み」は花粉症の4大症状といわれます。 |
| かふん-しょう【花粉症】ある種の花粉を吸入するためにおきるアレルギー性炎症。鼻炎・くしゃみ・喘息(ぜんそく)・結膜炎などを伴う。原因として春のスギ・ヒノキ、初夏のオオアワガエリ、秋のブタクサ・ヨモギなどの花粉が知られている。枯草熱。アレルギー性鼻炎。 |
| アレルギー性鼻炎は季節性と通年性に分けられ、季節性のものを花粉症といいます。花粉症(季節性アレルギー性鼻炎)のアレルゲンはスギ、ヒノキ、ブタクサ、ヨモギ、シラカバなどです。これらの花粉は1年中ないので季節性といいます。 |
| 一方、通年性は慢性鼻炎と呼ばれ、アレルゲンは季節とは関係のないダニ、ハウスダスト、動物などが挙げられます。他にはペットの毛やカビの胞子など、多種に及びます。 |
| 風邪と花粉症の違い |
| 風邪の場合のくしゃみ・鼻詰まりが続く期間は、せいぜい1週間といったところ。1日しっかり休養を取れば治ることもあります。しかし花粉症のそれは2~3ヶ月にもなります。また、風邪の場合の鼻水は最初は水のようですが、段々と粘りが出てきて膿の様になってきます。 |
| 目の痒みは花粉症特有の症状であり、風邪にはありません。 |
| 熱はどうでしょうか。 |
| 風邪の場合は40℃を出すこともあるし、比較的高熱を発しますが、花粉症の場合は微熱程度です。また風邪は熱に下痢の症状を伴うことがありますが、花粉症の症状は首から上に集中します。 |
| 風邪の症状はその日の天気に左右されることはありませんが、花粉症の症状は晴天で風邪の強い日は特に悪化し、雨の日や夜間は比較的治まります。こうした症状の違いに注目すれば風邪か花粉症かの見当はつきますが、最終的には医師の診断を仰ぐべきでしょう。 |
| 普通は風邪の場合は内科、花粉症の場合は耳鼻咽喉科へ行きますが、科に関係なくアレルギーの知識はすべての医師に普及しているので、よりきめ細やかな対応をしてくれる医師を選びましょう。 |
| 大気汚染と花粉症 |
| 戦後の復興のために大量のスギが植樹されたのは、前回の記事『花粉症患者が増えているのはなぜ?』で説明しましたが、発症者増加の原因は実はそれだけではありません。 |
| これも戦後の復興に関連していますが、高度成長期に代表される大気汚染です。特にディーゼル車の排気粒子の主成分を常時吸い込んでいると鼻の粘膜が傷つきやすくなり、IgE抗体の生産を増加することが証明されています。 |
| また、アスファルト上に舞う花粉が土に還れずにビル風や車に何度も巻き上げられ、私たちがその花粉を何度も吸い込むことになり、悪循環に陥っています。 |