α波を利用しましょう

心はリラックスすると、脳から出る脳波はα波(アルファ波)を出します。緊張している人に、α波を出す様に指示しても、それは無理でしょう。

緊張状態で治療を施しても、あまり効果は期待できません。
緊張状態のβ波(ベータ波)は、身体が戦闘状態に置かれている事を意味しているからです。

原始時代の人間は、いつも猛獣や自分に危害を加える敵と戦わなくてはなりませんでした。
目の前の敵と戦うか、又は戦っても勝てる見込みがない場合は、一目散に逃げなくてはなりませんでした。

この様な緊張した時の脳波は、β波です。現在は猛獣と戦う環境はありませんが、社会の中でライバルと競争しなくてはならない場合は多いのではありませんか?

ライバルに負けると、自分の社会的な立場を失う事は、数多く体験をされるでしょう。この様な緊張状態が繰り返し続きますと、ストレスになり、やがて心身の不調を訴える様になります。

β波の状態の時に治療を施しても、あまり効果は出ません。それは治療を受け入れる心の状態に無いからです。この様な場合は、脳波がα波を出せるように、室内に装置をします。

心を落ち着かせて、治療を効果的に受け入れる状態にしてから、疾病に適応した療法を施しますと、とても効果が上がります。

心の問題を置き去りにして、身体の治療ばかりを行っては、片手落ちと言えます。
これからは、心の安定にも重心を置いた治療が求められています。

ゆらぎ

心の奥深くに沈んだ暗い過去の傷は、スポーツや趣味で解消出来るものではありません。過去の辛い体験が潜在意識に沈んでいますと、その後の人生をも左右してしまいます。

何年もの後に、精神的な症状に苦しむ人もいます。又、身体の不調を訴える人もいます。心の傷が原因で、人間関係が上手に出来なくなる人もいます。また、社会人として社会と上手に関わる事が出来なくなる人もでます。

そうしますと、家から出る事が出来なくなり、学校に通えなかったり、仕事につく事も出来ない人もでます。「いつも明るく前向きに考えましょう!そうすると、人生は良い方向に好転します」と説くセミナーをよく見かけます。

しかし、いくら気持ちを明るくしようと努力しても、そんなに簡単に気持ちの切り替えが出来ないのが我々人間です。では、どうするのか?と言う問題が残ります。努力しても、心を明るくしようと試みても出来ないのが普通の人だから。

心を変え様と努力を始めても三日坊主に終わると、更に落ち込みが深くなります。この場合の治療には、本人に無理に努力させるのではなく、1/f の”ゆらぎ”を治療に取り込むと良いのです。

1/f ”ゆらぎ”とは、自然の中にある ”ゆらぎ” です。川のせせらぎ、小鳥のさえずり、草原を吹きぬける爽やかな風、秋の夜長を鳴きとおす虫の声、私達が耳にして心地よいと感じる音には、どれも1/f の”ゆらぎ”があります。

人はその ”ゆらぎ” を聴くと、自然に心が落ち着き、深い安心感を得ることが出来るのです。そのためにとてもリラックスします。この ”ゆらぎ” を取りこんだ治療が出来るのです。