国際救助犬試験 最終日2 | 自然の力はプライスレス

自然の力はプライスレス

まりんとの生活っぷりなどなど。

側に居合わせた訓練士の方に、ど素人な質問をした。

私「まりんは、自主的に探します。 特に指図は必要無いんです。 ですが、皆さん、たびたび前へとか右左と声を掛けてますよね。 犬にとっては作業の邪魔にならないんですか?」

訓練士「いざ、撤収って言う時に、遠隔で指示が利かないと逃げ遅れるから、必要な事なんですよ。 犬が誰かを見付けたからと言って、勝手に行かれたのでは困ります。 捜索よりも人間の指示を優先させる場合もあるんですよ。 指導手がその犬を良く理解していれば、指示が犬の邪魔にはならないでしょう。。。」

訓練士「もし、犬が自主的に探す事を優先させたいなら、審査員に最初にそう申告する必要が有ります。犬が暴走していないと知らしめれば問題ありません。 ニンゲンの操作性も審査の点数配分に有るので、それは改めて見る機会を作ります。心配要りません。」

そっか。犬の特性、個性を指導手が把握していれば良いという事か。

まりんは、作業に集中し過ぎるので、ニンゲンにも意識を配る練習をすれば良いんだね。
課題が見付かった。

私「もう一つ、質問させて下さい。 犬はグループで行動する習性が有りますよね? 何故、犬のチームを作って、一緒に探させないんですか? その方が犬同士が連絡取り合って、作業の効率が上がると思うんですけど。。。狼の狩りみたいに。。。」

訓練士「犬が連絡を取り合う時は、危険を察知した時じゃないのかなぁ。。。 犬はお宝はこっそり盗っちゃうんじゃないかなぁ。 それに、犬同士がツルむとニンゲンを蚊帳の外にしてずるいこと考えるようになるからねえ。。。ニンゲンと犬がペアになった方が、効率良いと思うよ。」

かねてから疑問だった事を質問したのだが、馬鹿にせず親切に答えてくれた。
有難うございましたm(__)m


今回は、晴天の初日、土砂降りの二日目、雪が舞い散る最終日、と様々だったが、合格した方々おめでとうございます。
勉強になりました。