こんにちは!学習塾チェックマンです。
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国語の解説です。
前回同様かそれよりも易しいと思われます。
小説、説明文ともによくある問題でした。
かつ記述問題の根拠が分かりやすかったです。
大問2の知識問題も正答率1ケタということは今回はなさそうです。
大問4の古文は本文は読みづらかったですが、
設問は易しめなので前回より得点がとれているといいでしょう。
作文のお題は書きにくいものでした。
大問1 小説 辻村深月『サクラ咲く』
過去に広島県や熊本県の入試問題で出題されたこともある小説です。
引っ込み思案のマチと、
運動神経抜群の活発な琴穂、
面倒見の良いリーダー気質のみなみの3人の会話で話が進んでいきます。
問1 紙音の家に一緒に行く
いつもはみなみとマチの2人でプリントを届けに行っているのに、
この日は部活の練習が忙しく紙音の家に行けない、という流れです。
同内容が本文中にいくつか出てきますが、文字数が合うのは
傍線①の2行後「紙音の家に一緒に行く」です。
問2 イ
傍線②「マチの頬がゆるんでいく」理由は2行後、
「いつもしっかりしているみなみが自分たちをたよってくれたこと」です。
選択肢のイが一致します。
問3 楽しくない子だと周りに思われているようで心配になるため、いい子、真面目と言われる
マチの2つの発言に注目します。
「私ね、いい子、とか、真面目、って言われるの、少し嫌なんだ」
「自分の意見がはっきり言えない子だとか、面白くない、楽しくない子なんだって周りから思われているようで、心配で」
と言っています。
この2つの発言をまとめましょう。
この1問で7点という高配点です。
指定語句も固まっているので苦手な人も、
そのまま本文を書き抜いてでも、絶対に解答欄を埋めなくてはいけない問題です。
問4 エ
傍線④「私がそうだったみたいに」の直後に
「高坂さんのことだって、きっと誰かが見ててくれてるはずなのに」とあります。
マチ自身も長距離走をがんばっている姿を見てもらっていて、声をかけられ喜びを感じています。
そのことを引き合いに高坂さんのことを思っています。
問5 イ・ウ
イ「擬態語」は何かの雰囲気や状態を表すときに用います。
「胸の奥がきゅっとなる」の「きゅっと」、
「頬がかあっと熱くなった」の「かあっと」などがあたります。
また、音を表すものは「擬声語」です。
「雷がゴロゴロなる」、「犬がワンワン鳴く」などがあります。
ウ「直喩」は比喩のなかでも「ような、みたいな」を用いているものです。
「言葉に羽が生えたようだった」は直喩です。
それに対し、「ような、みたいな」を用いないものを「隠喩」といいます。
「書類の山」などは隠喩ですね。
大問2 漢字・文法など
問2 イ・オ
形容詞・形容動詞の活用形を再度確認しましょう。
問3 ア・オ
「れる・られる」は4種類です。
受身、可能、自発、尊敬。
お題の「大雨に襲われる」は受身の用法です。
問4 エ
句切れの問題。
学校の定期テストでは当たり前のように出ますが、北辰テストでは相当珍しいです。
句切れは、まず、「や」「けり」「かな」などの切れ字を探しましょう。
その言葉の後が句切れです。
しかし、今回のように見つからない場合もあります。
その場合は「句点が入る場所」を考えてください。
問5 ウ
問6 ウ
生兵法は大けがのもと
「中途半端な知識や技術を過信すると、かえって大きな失敗や災難を招く」
石橋をたたいて渡る
「注意に注意を重ねて、とても慎重に物事を行なう」
けがの功名
「失敗や過失、あるいは何気なく行ったことが、偶然にも良い結果や手柄につながる」
国語は知識も大切です。
とにかく出てきたものを心に残しましょう。
問7 ウ
大問3 説明文 中村桂子『科学は未来をひらく』
人類の体は大昔の生物のつくりを受け継いでいるものであることを最初に述べ、
そこから人類も自然の一部であり、そのことを忘れず社会の発展を目指すべきだと
論を展開しています。
説明文は対比構造をとらえましょう。
●20世紀と21世紀
・20世紀:「機会と火の時代」であり、多くのエネルギーを費やして、原子力発電所や、科学技術を発展させた。
・21世紀:「生命と水の時代」を目指し、生きものと水について考えるべきだ。
●機械と生きもの
・機械:均一にすることが大切で、利便性を求める。
・生きもの:多様さが大切で、継続性を重視する。
この2つの対比が明確に書かれています。
問1 コケやシダ
本文10行目に「最初に上陸した植物はコケやシダでした」と書いています。
問2 Ⅰ 3億8 Ⅱ 魚のア Ⅲ チョウ
人間の持つ器官が他の生物のどこと同じかを答える問題。
一つ一つ順番に探しましょう。
私たちは5本の指がついて手を持っています。
という文から具体例のパートが始まりますが、そこから順番に述べられています。
問3A どれも均一にすることが大事であり、利便性を追求する
問3B どれだけ多様になるかが大事であり、継続性を追求する
対比の問題です。
対比の記述では比べている内容がズレないように意識しましょう。
今回は「均一と多様」、「利便性と継続性」がそれぞれ比べられています。
どちらかだけ書いてあっても意味はありません。
問4 経済と技術を優先し、生きものの一員としてどう生きるのか、どういう社会をつくると暮らしやすい
この問題、指定語句「優先」が本文に見当たりません。
本文では今の社会は「経済ありき」だと述べられています。
この部分を「経済優先」というふうに言い換えなければいけません。
残りはほぼ書き抜きです。
問5 エ
ウもそれっぽいことが書かれていますが、
「生きものの保護」については本文で述べられていません。
これにひっかかってはいけませんよ。
大問4 古文
ダジャレの話です。
紅葉には「もみじ」と「こうよう」の2種類の読みがあります。
ダジャレを理解している人は
「お茶を紅葉(もみじ)にたてて」と言い、
「どういう意味?」と聞かれたとき、
「お茶をこうよう(濃う良う)たてて」という意味ですと答えています。
しかし、それをまねた理解できていない人は
「どういう意味?」と聞き返されたとき、「濃く良く」と答えてしまい、
ダジャレになっておらず上手いこと言えていないという話です。
おそらく、限られた時間内でこの話が分かった人はほとんどいないでしょう。
問4を読んで、理解できたか、謎が深まったかどちらかだと思います。
ただ、それが分からなくても解ける問題が多かったです。
問1 いいおしえ
問2 イ
どちらも、ダジャレを理解している住職のセリフです。
問3 お茶をもみじにたてるとはどういう意味
空欄前に「さきほど言っていた」とあるので直前のセリフをそのまま引っ張ってきてください。
問4 Ⅰ 紅葉 Ⅱ ウ
この問題で紅葉という言葉を答えなくてはいけません。
そもそも熟字訓の紅葉(もみじ)を知らなかったら答えられません。
内容の理解が求められます。
大問5 作文
「魚介類を食べること」についての作文。
背景知識の知識が何もないと中身のない作文になってしまいそうで、
普段よりかは得点が入りにくいと考えられます。
いつも言うことですが、作文で満点を取る人は全体の10%にも届きません。
しかし、50%以上の人が9点以上はとっています。
まずは10分以内に9点以上の作文を書けるようにしましょう。
体験を書く、段落数を守る、指示に従うなど基本的な姿勢が大切です。
以上、国語の解説でした。
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