こんにちは!学習塾チェックマンです。
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2023年第3回北辰、今回は国語の解説です!
まず、テストが終わったら、知らない言葉を調べましょう。
小説に「後ろめたい」「おずおずと」「ふてくされる」などの言葉が出てきました。
意味を正しく認識していますか。
後ろめたい=自分に悪い点があって、気がとがめる。
おずおずと=ためらいながら、そろりそろりとする様子。
ふてくされる=不平・不満があって、反抗的な態度をとる。
という意味です。
知らない言葉は、そのままにしないで調べるようにしてください。
大問1 小説
出典は、如月かずさ『給食アンサンブル』
主人公は子どもっぽいことを気にして、自分を変えたいと思っている中学一年生の高梨桃。
好きな童話の話を幼なじみのみっくんに夢中でしていたとき、「昔と変わらないな」と言われる。
変わりたいと思っていたけれど、「変わらない」という言葉に気持ちが救われた、
という場面でした。
問2
傍線部直前に
「ぎょっとした顔になってから、すぐにその表情を引っこめて」
とありますね。
選択肢のアで、
「自分も驚いてしまった」=「ぎょっとした」
「ごまかしている」=「すぐにその表情を引っこめる」
と、それぞれ言い換えられています。
問3⑴
空欄の前の「ふだんは」が大ヒントです。これと同じ意味の言葉を探しましょう。
傍線②の三行前、「いつもの不機嫌で怖そうな顔」とあります。
「ふだん」=「いつも」が成立するので「不機嫌」が答えになります。
問3⑵
傍線部
「こんなでかいのが低学年向けの童話なんて読んでたら、変に決まってるだろ」
のセリフから、
見た目と自分の好きなものにギャップがあり、気にしていることが分かります。
そして、指定語句「体」が傍線③の十一行後にありますね。
①体(外見)に自分の中身を合わせようとしている。
また、問題文では「桃が気づいたこと」を問われています。
傍線部3行後に
「わたしは、気がついた。みっくんは、童話を好きじゃなくなったわけじゃなかったんだ」
とあるので、
②童話を好きじゃなくなったわけではない
の2つが書けていれば大丈夫です。
大問2 漢字・文法など
問2 文節の関係
補助の関係は2つの文節が「て」または「で」で区切れることがほとんどです。
「咲いている」「飛んでいる」「置いておく」「遊んでいた」
などです。言葉を見て認識できるようにしましょう。
問3 単語分け
「みごとな」は「みごとだ」という形容動詞が活用したものなので1単語です。
他にも「静かな」「鮮やかな」「きれいな」など間違いやすいので注意しましょう。
また、「な」を1単語の助詞として扱うのは文末の終助詞の場合だけです。
「遊ぶな」「食べるな」などがそれにあたります。
問5
身体の一部を使った慣用句はよく出題されます。
資料集やワークの巻末にまとめてあるので、
すきま時間や国語の授業の前後などで読んでみてください。
色々な言い回しが学べて、表現が豊かになりますよ。
大問3 説明文
出典は、斎藤孝(さいとうたかし)『雑菌主義宣言!』
難しい話や、勉強において「わからない」事柄に対して、
すぐにあきらめてしまうのはよくない、という序論から始まり、
「わかろうとするメンタル」を身につけてほしいと結論づけています。
問1
空欄直前の「自分の理解不足」は「分からない」という言葉で言い換えられます。
傍線①の十九行後に、「謙虚さ、真摯さがない」とありますね。
空欄の後ろともつながるので、ここが正解になります。
問3
傍線部4行前の部分を使いましょう。
ただし、「白でもなく、黒でもなく、グレーのなかで」という部分は解答に使ってはいけません。
「比喩・指示語・具体例」は解答に使いません。
比喩は、指し示す対象を別のものになぞらえているので、そのものの話にもどしましょう。
指示語も同様です。「これ・それ」などは、そのもの自体にもどしましょう。
具体例も、あくまで「例」なので解答には使えないと覚えておきましょう!
問4
難問ですね。
傍線直前から
「キミのことを理解したい」=「(あなたのことが)まだ分からない(からもっと言って)」
という内容が読み取れます。
これは、言い換えるとつまり
「キミのことは理解しなくていい」=「あなたのことがわかった」
ということですね。
傍線1行前に書いてある
「あなたって人が、よーくわかったわ」というのはたいてい別れのときに言うことばです。
という例も添えられています。
①理解しなくてもいいから、
②コミュニケーションをとらない。
の2つが書けていればOKです。
大問4 古文
問2
主語の判別の仕方として、古文では「~て、」の前後で主語が変わりません。
本文3~5行目。
上人いみじく感じて、
「あなめでたや。この獅子の立ちやう、いとめづらし。深き故あらん」と涙ぐみて、
「いかに殿ばら、殊勝の事は御覧じとがめずや。無下なり」と言へば、
とあります。
最初の「感じて」の主語は上人ですね。獅子と狛犬を見て感動しました。
「て」の次の主語は変わらないので、
「あなめでたや。この獅子の立ちやう、いとめづらし。深き故あらん」
と涙ぐんだのも上人です。
そしてここも、「涙ぐみて」と「て」でつながっているので主語は次の文も上人です。
したがって、
「いかに殿ばら、殊勝の事は御覧じとがめずや。無下なり」と言ったのも上人になります。
「て」の前後で主語は変わらない!
覚えておきましょう!
問3
本文後ろから3行目。「わらはべども」が「子供たち」という意味です。
大問5 作文
「SNSで多くの人たちとつながること」という題材でした。
作文で書く体験は「見たことや聞いたことも含む」という注意書きがあります。
テレビでSNSによるトラブルのニュースを見た。というのも体験になるので、
自分の身に起きたこと以外でもOKです。
以上、今回は国語の解説でした。
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