こんにちは!
連日続いていた猛暑日に知らず知らず体力を奪われていたのでしょうか。
今朝の涼しい風に安らぎすら感じます。稲穂の色づきも進みそうですね。
(道路が冠水しない程度に降ってほしいですけどね…。)
さて、今日は算数・数学の計算について。
今まで指導を重ねてきて、何度もこんな場面に出くわしたことがあります。
12×10は?
筆算をし始める生徒。
(えーっ!そこは暗算でしょ。)
もう1例。
問題を見て、手が止まる生徒。
わからないのかな?
少し待ってから教えようとした、つぎの瞬間。
いきなり解答を書きます。途中式もなしに。
暗算していたわけですね。
どちらが良いと思いますか。
どちらの例も問題を抱えています。
しかし、経験上伸び悩む生徒は後者です。
途中式も書かず、頭の中だけで考えるタイプです。
ヒトは5感をフルに使うことでフルパワーを発揮できます。
頭の中だけで考える、ということは
「脳を省エネモードにしてしまっている」ことに他なりません。
ぼ~っとしてしまい、脳の働きを自ら制限してしてしまっています。
途中式を書くことは、
考えを整理できると同時に、「書く」という動きを加えることで
脳の働きを活性化できる作用があると思います。
実際のところ、途中式を書いている間、
頭の中では次の式がどうなるかを考えているはずです。
結論、途中式をしっかり書きながら、暗算する(次を考える)。
矛盾するようですが、それが理想です。
少なくとも、成績をグンと伸ばしてきた生徒はそうしてきました。
良い例をマネすることから、まずは試してみませんか?