こんばんは!

ついに梅雨入り。今日みたいに涼しければまだいいですが、蒸し暑い日が続くとしんどいですね。

 

さて、今から12年ほど前の話でしょうか。

当時働いていた学習塾で、

入塾したての中1女子の保護者の方と本人と三者面談した時のこと。

 

テストの点数があまりとれず、

お母様は「テスト前に全然勉強していない」「もっと勉強しないと点数がとれるわけがない」

と、思いの丈を話されていましたが、

 

本人にあとでそっと聞いてみると、

「でも、私がんばったんだよ…。」の一言。

 

そうです。進学したばかりの中学1年生。部活動がはじまり、先輩後輩の関係で気を使い

体育祭やらの学校行事、そして定期テスト勉強。

小学生としていままでの生活が打って変わってせわしいものになります。

彼女にとっては「変化に対応」するのに精いっぱいの時期だったのです。

 

大人は先を経験済みですから、「こうしたほうがいい」というのをわかっています。

だから、たくさんのアドバイスをしてしまいがちですが、

まずは「共感」してあげることが、とてもとても大切です。

 

「そう、がんばってたよな。」

認めてあげると、とてもうれしそうにしていた顔を思い出します。

彼女の一言で、自分自身も成長させられた昔の一コマでした。