VTR1000F。
バイク屋にあった車体はノーマルで36,000㌔は走っていたけど
車体は凄くキレイだった。
そして、免許が取れてしまうタイミング。
【免許取得と納車】
このタイミングを逃したらいけないと思ってしまった。
卒検までの日程にめどが立ち、妻を連れてバイク屋に向かった。
それはもう、契約するつもりで。
妻には免許だけと言っていた都合上、ブーブー言われたのは言うまでもないが
そういうところでおれの意見を飲んでくれる妻の優しさは素晴らしい!
結局はSRXを下取りにだして、VTRを購入する事にした。
契約を交わしてからは、たんたんと事が進み、SRXの査定から引き渡しがあっという間に済んだ。
自分のバイクが引き取られていく姿を初めて見たけど
やっぱり、切ないもんだね。
よく言われるドナドナが、頭の中で流れ
ともに過ごした日々がフラッシュバックする。
バイクを擬人化するのに抵抗を持つ人もいるけど
おれにとってはかけがえのない相棒で
その一台一台に想いが宿る。
妻はおれの相棒を愛人と呼ぶけど…。
まぁ、そんなこんなで免許への詰めと、納車までの詰めが同時進行した。
卒検当日は結構緊張した。
急制動でロックしないだろうか?
一本橋で脱輪しないだろうか?
不安が頭をよぎった。
でも、始まってしまえば後悔をしないように全力で取り組むだけ。
後方確認や、ミラーでの確認をこれでもかとオーバーにして
気分は白バイ隊で臨んだ。
もう1人同じ日に卒検を受けた人が居たが
一本橋はするーっと抜けるし、この人大丈夫だろか?と思った。
おれよりずっと年上で、40前半くらいだったろう。
結果がでるまでの間、その人に缶コーヒーをおごってもらい
どんなバイクライフが待ち受けているか
楽しく話しながら時間を過ごした。
結果が出る。
二人とも合格。
握手をして喜びを分かち合った。
次の日、受かる前提で有給を取っていて
すぐに免許センターに行った。
無事に免許をもらう。
その足で、バイク屋に向かって納車までの進捗状況を確認する。
VTRにはもうナンバーが付いていた。
もしかして今日納車できるか聞く。
出来るよ!との返事に、バイクの搬送を頼んで自宅に帰った。
その日の午後、VTRは納車された。
自宅の庭で説明を受けて、正式に引き受ける。
ガソリンがほとんど入っていないので、スタンドまでちらっと初乗り。
これまでとは全然違う。
明らかにパワフルなトルクと、開ければ鬼のように加速する。
シングルからツインへの進化は間違いなかった。
ビッグバイクライフはこの驚きにも似た喜びからスタートした。
