"ねぇ、俊。仕事はどうしたのよ?"
"んぁ?あぁ。いつものことだろ?
キャッツは夜が仕事だから、俺がそこでとっ捕まえるのさ。"
昼間、店の買い出し途中、青空が広がる公園の街灯の下で 俊が1人でタバコ吸って吹かしていたもんだから。わざとわたしは俊に見えるように近づいった。
俊は気づいたような感じなのだけれど、私の方を見向きもしないまま、
遠くを見るようにタバコを吹かした。
…なんだ相当悩んでいるようね。
"それにしても 浮かない顔してるわね?課長さんにでも、怒られたのかしら?"
"…ばっ!バカ言うんじゃねぇよっ。
これでも毎回キャッツに取り逃がされて、始末書を書かされてるんだから、
溜まったもんじゃあねぇ…それに…"
"…それに?"
あらあら。本音を隠すのが下手ね、俊、ふふっ。と思わず俊の本音を心の中で笑ってしまった。そんな本心を探られたくなくて、わたしは俊夫の"それに"に続いた。
"…キャッツは…捕まりたくねぇのが望みなんだが、たびたび逃げれるたびに逃げようとしないときがあるんだ…そいつの本心がわからねぇだ。"
"…へぇ…それって嫉妬じゃない?
捕まえられないからの、うやむやかしら?"
ふーん。俊ってそんなことを考えてたの、キャッツの瞳に。
そんな神妙な顔をする、彼をわたしは
悟られないようにちらっと見た。
…なんかちょっと悔しいわね。
今の俊は…キャッツの瞳しか見ていない。
いいえ、むしろ…私。嫉妬してるのは、もう1人のわたしなのよ、瞳。
すると俊は私を見て驚くように
"へっ⁇何言ってんだ!瞳っ。おっ俺はキャッツに、嫉妬なんかしてねぇぞ!
なっなんていうだっ、あっアレだ!
…関心だ!…いっ嫌、上心だ!
…って、あやぁ~伝わり方が変だな。
…ハァハァ…そうだな瞳お前がこんなにもそばにいると、キャッツの存在がうまく表せねのな。
…だがな、キャッツにっ!決してっ!
嫉妬なんて、しねぇよ!
そこは信じてくれ、瞳っ!"
パシッと手を合わせて、彼が嘆願してくるもんだから、正直びっくりしたけど、許すことにした。
…だってこれが、今目の前にいるわたしの彼なんだもの。
例え、キャッツの瞳に惹かれていたとしても、もともと隠すことができない彼の本性は、わたし自身がよく知ってるもの。
…それに俊のこと、わたし信じたい。
"そっかぁ。俊やっぱり、キャッツのこと嫉妬してたのねぇ~。私と言うものありながら~‼
フンっ! もういいわっ。信じてあげないっ!"
わたしはプイっと振り向き、彼から離れてゆく。しばらく何かわからずボケっとしていた俊は意地でも誤解とろうと、必死にわたしを追いかけてきた。
ふふっ。俊ったら、絶対に許してやらないだからね♪あなたのキャッツではない、わたし瞳への本音を聞くまでは。
"おいおい、待ってくれよ~誤解しないでくれ~!"
もうそろそろ、開店の時間だわ、急がなきゃ。と頭の中で思いながら
そんな慌ててる彼を無視しながら、わたしはわざと足を姉さんのいるCAT'S EYEに向けて歩いていった。
〉撩さんは違い、明らかに嘘をつけない男なんですよね、俊は。でも、タバコを吸う姿は彼そのもの、彼女瞳への思いがうまく伝えられないのも、以外にそっくりな部分があります。
CH期からしばらくキャッツ期に入ったわたしは、キャッツの軽快な曲を聞きながら、小説の話を考えていました。いいところにこの(古いのですが)
瞳と俊に出会えたので、本当に良かったです。(笑)
またtwitterに戻っています。(^-^)/
iPhoneからの投稿
