こんにちは。茶道体験の銀座 茶禅です。
さて、前回に続いてお抹茶の成分についてご紹介してまいりますが、その前に。
茶道では、お菓子を全て食べ終えてからお抹茶をいただきます。
コーヒーや紅茶とケーキを日常でいただくときは、それぞれ好きなタイミングで食べたり飲んだりしますが、
茶道では、「お茶をいただくこと」を主としており、その美味しさを引き立てるためにお菓子をいただきます。
お菓子の甘さとお茶のほろ苦さのコントラストを楽しみます。
味のコントラストだけでなく、見た目のバランスも美しいお菓子とお抹茶。
お菓子はお抹茶の色に映えるような華やかな色をしたものが好まれます。
4.カフェイン…集中力アップ、認知症予防
カフェインには大脳の働きを活性化する作用があります。
・集中力を高める効果
・認知症/アルツハイマーの予防
また、カフェインには強い興奮作用がありますが、先にご紹介したテアニンには興奮作用を抑制する働きがあります。
5.ミネラル…便秘対策
カルシウムや不溶性食物繊維など胃腸の動きを整えるのに必要なミネラル成分が豊富に含まれています。
腸の動きを促してくれる効果があるため、便秘予防に効果的と言われています。
他の緑茶と比べて2~3倍ものカルシウム量がお抹茶に含まれています。
6.サポニン…糖尿病予防、風邪予防、免疫力向上
サポニンとは主にマメ科植物の葉・根に含まれる成分で。抗酸化作用、抗菌・抗ウイルス作用、免疫力向上、咳や痰の抑制作用など多くの効果があります。石鹸に使われることもあるようです。
また、サポニンは水に溶かすと泡を作り出す性質を持っています。お抹茶を点てた時の泡の正体はサポニンだったというわけです。
お抹茶のほろ苦さもこのサポニンによるものです。
・抗酸化作用
カテキン同様に抗酸化作用があり、血糖値を下げる効果があります。
・.免疫力向上
サポニンには免疫機能をつかさどる細胞を活性化し、ウイルスや細菌から体を守ります。インフルエンザや風邪などがひきにくくなります。
・.咳や痰を抑える
呼吸気管に作用し、咳を沈めたり、痰を取り除く効果があります。
以上、抹茶に入っている栄養成分と効果をご紹介致しました。
多くの成分の相互作用により美容・健康面にたくさんの嬉しい効果があるお抹茶。
カテキンで免疫を高め、腸と肌の調子を整えて、テアニンで不安ニュースを忘れてしまえると良いですね。
ただ、カフェインの興奮作用をテアニンが抑制するとはいえ、摂りすぎると眠れなくなることもありますので、適量を守ってお抹茶をお楽しみください。
お抹茶をいただく一息が、様々な効果だけでなくリラックス時間を皆様に与えてくれると信じています。
抹茶で楽しい一時をお過ごしください。
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