19番目のカルテ
https://tver.jp/episodes/ephtat3n4u
このドラマは、視聴率を競うようなエンタメドラマではない。
最後まで、ついてきた視聴者なら、よくわかる。
だから、全編が大海原の波のように、ゆったりと静かに漂っているのである。
最終話を見るとそれがよくわかる。
採算を考えなければ成り立たない、日本の医療業界。
人を見ないで、採算を見る。
私も、インプラントにすべきところ、地味な治療で壊れかけた歯周病を維持していて、申し訳ないなと思う。それでも、本来の自分自身の歯を守りたい。
松本潤が、半コケの「家康」から再出発としてこの「19番目のカルテ」を選んだのは、並々ならぬ思いがあったのだろう。「べらぼう」で絶賛された小芝風花が、次に選んだのは、この「19番目のカルテ」だった。小芝風花なら、いくらでも選び放題だったろうに。
この作品に関わる全ての人々の祈りが見える。
どうか日本の医療界に、この19番目の「総合診療科」を育ててください。チェホフの「ワーニャおじさん」のように、諦めが救いになんてなってはいけない。戦いではない。総合診療医はだれとも戦わず、媚びず、人に寄り添って、病気を治す。私も、そういう医師に診てもらいたい。
![]()
