19番目のカルテ

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このドラマは、視聴率を競うようなエンタメドラマではない。

最後まで、ついてきた視聴者なら、よくわかる。

だから、全編が大海原の波のように、ゆったりと静かに漂っているのである。

最終話を見るとそれがよくわかる。

採算を考えなければ成り立たない、日本の医療業界。

人を見ないで、採算を見る。

私も、インプラントにすべきところ、地味な治療で壊れかけた歯周病を維持していて、申し訳ないなと思う。それでも、本来の自分自身の歯を守りたい。

松本潤が、半コケの「家康」から再出発としてこの「19番目のカルテ」を選んだのは、並々ならぬ思いがあったのだろう。「べらぼう」で絶賛された小芝風花が、次に選んだのは、この「19番目のカルテ」だった。小芝風花なら、いくらでも選び放題だったろうに。

この作品に関わる全ての人々の祈りが見える。

どうか日本の医療界に、この19番目の「総合診療科」を育ててください。チェホフの「ワーニャおじさん」のように、諦めが救いになんてなってはいけない。戦いではない。総合診療医はだれとも戦わず、媚びず、人に寄り添って、病気を治す。私も、そういう医師に診てもらいたい。

19番目のカルテ 9月7日(日)放送分 最終話 ひとを、診る人|ドラマ|見逃し無料配信はTVer!人気の動画見放題