7000人の観客を集めて
ジュリーは歌えない
たったこれだけの観客の前で
どう歌えばいいのか

今日まで
二人は
恋という名の
旅をしていたと
言えるのか

栄光の日々
どよめきと喝采が聞こえる
あの輝かしい思い出
そう
思い出

鏡の前に立つ
ジュリーは
どこに
どこを探しても
あの面影は見えない

悲しみは
怒涛となって
ジュリーを押し流す
逆巻く怒り
それは
自分自身に向けられるべきだった

涙は
ジュリーの心に
降り注ぐ

(とまあ、こんな感じ。7000人のファンだって泣いているわよ)