パッキャオがRIZINに参戦して鈴木千裕とボクシングのエキシビションマッチを行うことになりました。
メイウェザーが既にこの類のエキシを行ってますし、パッキャオ自身も海外で既に経験済だから本人たちにとってはいい小銭稼ぎで抵抗ないんでしょうね。
ただ、この手のエキシは本来の公開スパーなのか、エキシという形をとっての真剣勝負なのかという点について曖昧にしてるのは日本の格闘技文化らしいなあと思います。
そもそも日本のMMAがプロレスが発祥になってるわけで、プロレス自体がショーなのか、スポーツなのかを曖昧にしてきた歴史がありますし、これが海外だと明確に色分けしてるのは文化の違いなんでしょうかね。
ボクシングファンとしては、騙し討ちみたいな形であわよくばという色気を出してんじゃねえよと。現役を退いたり、斜陽だったりするけどメイウェザーやパッキャオの前に立つのに世界のボクサーがどれだけ競争して資格を獲得してるのか少しは考えろと言いたいですね。
MMAファンとしては鈴木千裕の現役で出来る試合の数は有限なんだから、MMAの試合を組んでくれよと。せっかくピットブル、ケラモフ、金原と立て続けに連破して波に乗ってきてるのに
色物カードを一つ挟むだけでどれだけキャリアに影響与えるのか。本来ならクレベルとの再戦が最優先事項だろうに。
マクレガーやガヌーも海外で世界の強豪と拳を交えましたが、これらはエキシでなく公式戦でした。鈴木千裕も他のMMAファイターもボクシングやりたかったら引退した相手と３Rなんて中途半端な形でなく、JBCでライセンス取るか、海外で州ライセンス取って本格的にやってみたらどうですか？一発勝負でなく。
それが無理だったら本職（MMA）で脇目を振らずに頑張って欲しい。MMAも他に色気を見せてトップ獲れるほど甘い世界ではないはずだ。