コロナとの戦いは、世間との戦い | リングサイドで野次を聞いた ~独善的ボクシング論

リングサイドで野次を聞いた ~独善的ボクシング論

マニアの隠れ家を目指します。
中津の生渇きの臭い人はお断り。

新型コロナウィルスによる興行自粛の雰囲気が強まってる中、22日にさいたまスーパーアリーナでK1が知事の自粛要請を振り切って興行を予定通り開催しました。

同日、宝塚が開催されてたり、格闘技やプロレスでも小規模のイベントが開催されてはいたものの、1万人規模の会場での開催ということもあり、あちこちで何てことしてくれたんだ!とDISられてます。

まあ、これは仕方ないのですが、ボクシング界も無縁な話ではないです。

ボクシング興行は3~4月一杯は自粛。5月からの再開の方向にはなってるみたいですが、これも様子を見てのことみたいですね。後楽園規模の大会でこれだけ慎重になってるのですから世界戦なんざもっての他です。あ、後楽園規模の世界戦も多いのですが。

やはり民間の興行会社が主催してる格闘技は開催を中止すると経営が傾くので強行という道を取らざるを得なかったのは仕方ないのですが、せめてもう少しキッチリと対策してやることやってるという所を見せてくれてたらなと思います。ボクシング界でも後楽園規模の興行だけでなく、今後、大箱興行を再開するうえでのモデル・ケースになったのではないでしょうか。その点がちょっと残念。

公式HP上でのコロナ・ウィルス対策で明らかなネット上のデマをそのまま載せてたり、会場でも消毒液の噴霧が笑いの種になる様では世間の非難をかわせませんよ。

 

リング・ドクター以外の医療関係者、その分野の専門医を何人か配置しておくとか、HP上や無料配布されたパンフレットにも具体策をちゃんと明示しておくとか。もしかしたら既にやられてたかもしれないですが、対外的なアピールというか、何かを言われたときに抗弁出来る様にしておくのは重要だと思います。

そしてボクシング界も今回の件を他山の石とせず、慎重を期してもらいたいものです。観客だけでなく、選手、役員、関係者からも感染者を出してはいけない。

自戒を込めて、この時期をしかめっ面せず、いつも通りで乗り切ろう。