次は年少さんたちの番だ。

鳴かん猫マリオは以前の報告で折角猫らしく鳴けるようになってきたのに、最近声が変わってしまった。

やたらとかすれるのだ。

でも、あたしの耳元でささやくような声でハウハウと鳴くとこれが実に可愛い。

 

マリオはすっかり尻ぽんが気に入ってしまったようで、昼間ソファーであたしが腹に乗せているクッションに乗って来る時もあたしに尻を向けるようになってしまった。

以前は必ず顔を向けていたのに残念だ。

クッションはエンジェルに占領されていることが増えて来て、以前はマリオの独擅場だったのが、塞がっていることが多くなってきた。

マリオは争うのが嫌いな猫なので、先客が居れば割り込んでは来ない。

逆にエンジェルはマリオが居ても、空いているあたしの肩や肘に乗ってくる。

 

夜は相変わらずスティーブと場所の取り合いだ。

といってもここでも争うことはせず、スティーブが立ち退くのを待っている。

逆にスティーブはマリオが居ても、平気であたしの脇の定位置に割って入る。

尻ぽんが大好きなマリオは以前より位置が下がって腰のあたりに来るので、スティーブのお気に入りの場所はかち合わなくなっているのだ。

定位置に来ると早速尻ぽんをやってやると、そのうち気持ちよくなって横倒しになる。

そうなると尻ポンでなく腿ぽんになる。

それでも気持ちよさそうにしている。

 

アンジェラは繰り上がりで最年少から年少さんに進級した。

相変わらず夜は2階には上がらずコミと1階で寝ている。

あたしが朝起きがけの一服を済ませて家に戻ると、コミと一緒に玄関のところで待っている。

コミは撫で撫でが目的で、アンジェラは朝食が目当てだ。

まずはコミを撫でてやって、それからアンジェラとキッチンに向かう。

メイドが既に食事を与えていることが多いのだが、それでもあたしに食べるところを見ててもらいたいようだ。

 

ソファーには滅多に寄ってこない。

それでもたまにはクッションの上に乗って来る。

腹が減っている時はテーブルの上に寝そべって、あたしがキッチンに行くのを待っている。

 

昼食時は必ずテーブルに寄ってくる。

他の猫たちもその猫の好みに応じて集まって来る。

アンジェラはオールカマーだ。

なんでも食べる。

大変な卑し君だ。

魚や肉の時は猫たちに分けてやっているが、アンジェラは相変わらず他の猫に与えた物も横から食べようとする。

あたしに不足している栄養素があるとすれば、それはタンパク質だろう。

あたしの分のかなりの量は猫の胃袋に収まってしまうからだ。

 

夕食はコミが参戦しないので、アンジェラだけだ。

夕食のキャットフードは量を加減して食べているようだ。

料理してる時に魚や肉の場合は臭いで把握して、その分け前に期待しているのだ。

 

夜はあたしが寝る前の一服に降りてくると、待ち構えていて、階段を駆け上って来る。

これは可愛い。

そして、まずは撫で撫で要求だ。

一通り撫でてやると、キッチンに向かう。

夜食の要求だ。

そして、食べ終わると長~い撫で撫で。

相変わらず満足するということ知らない。

最近の得意技は撫でている最中にカリカリと物を引っ掻くことだ。

階段の前の足ふきマットが定番だ。

他の場所ではあたしの部屋用サンダルをカリカリする。

これはちょっとずれるとあたしの足なので、注意が必要だ。

そして、気持ちよくなるとマリオと同じで横倒しになる。

アンジェラの場合は大好きな顎の下を撫でやすくしているのだと思う。

 

これらのお勤めが終わって、ようやくあたしは2階に上がって寝ることができる。

やれやれである。