最近我が家では水難が続いている。

以前書いた2階だけの床上浸水は今回は発生していない。

さすがに反省したあたしはちょっとやばいかなと思ったところで我が家のテラスに落ち葉がないか確認しているからだ。

 

まず最初に発生したのはメイドのトイレの水が流れっぱなしになっていて1万5千ペソも請求が来たことだ。

それが発覚したのはそのメイドがや辞めて次のメイドが来てからだった。

新しいメイドに聞くと、水が止まらないのは問題だろうと言ったら、前のメイドはこれくらい構わないから放っておけば良いとの返事だったそうだ。

水はただじゃないということを愚かにも知らなかったようだ。

これは水を貯める部分の蓋を開けて絡まったチェーンを伸ばすだけで一瞬で解決した。

それにしてもちゃんと報告しろよな。

簡単に解決することだったので、余計に腹が立つ。

辞めてなければ給料から毎月少しづつ返済してもらうところだ。

 

次にまず最初に発生したのは1階のキッチンの床にあるドレインの逆噴射だ。

これは排水パイプが詰まって水が逆流して発生する。

過去に4回発生している。

最初の2回はシンクの近くで詰まり、最近の2回は外の排水パイプが詰まった。

直近の傾向からまず外のパイプを調査したところ、詰まっていた。

パイプの両端には広い排水溝があるので、そこから5mのワイヤーを突っ込んでみたのだ。

詰まりの原因は昔何年か働いてくれたメイドが言いつけを守らず使った後の油をジャバジャバシンクに流していたことだ。

油と洗剤が混じって白い塊になり、そこに庭から流れてきた雨水の泥がくっついてパイプを詰まらせているのだ。

毎回それを取り除くのにものすごく苦労している。

このワイヤーを使って突きまくることで塊りを少しづつ崩して行くのだ。

以前はとにかく水が流れるようになったところで作業を打ち切っていたのだが、これではまた同じことが発生する。

今回は両側の排水溝が完全に繋がるまで徹底的に取り除くことを決意した。

 

排水溝の間隔は目測で3.5m。

ワイヤーは5mなので余裕で届くはずなのだが、なぜか届かない。

要するに途中で曲がって家の床下に入っているとしか考えられない。

きっとそこで逆噴射したドレインとも繋がっているのだろう。

ワイヤーの端まで来たところで反対側から突くとやはり詰まっている。

要するに塊りを押して移動させているだけなのだろう。

それでも白い粉は出ているので、しつこくやればきっとすべて割ることができると考えて何往復も頑張った。

毎日1-2時間ワイヤーで突きまくること2か月余り、ついに恐れていたことが起きた。

突然手元が軽くなったので、ついに開通して突き抜けたかと思ったのだが、さにあらず。

ワイヤーが折れて切れたのだ。

さて困った。

どうせまた買うなら今より長い製品を手に入れたいのだが、以前探したときはこれが最高に長かった。

そこで以前から温めていたプランBを実行した。

ホースを使うのだ。

これは10mあるし、しかもかちかちに硬いタイプだ。

これは成功した。

数日で無事に反対側の排水溝にたどり着いた。

するとその翌日またドレインの逆噴射が発生した。

今回は詰まっている箇所が家の側の部分だったようだ。

もちろん既に気力は尽きている。

幸いなことにその後逆噴射は起きていないので、それを幸いとして今のところ何もやっていない。

もう一度発生したらしょうがないのでトライしよう。

 

次の水難は最悪だった。

最初の水難が去ってからも4千ペソの請求が来て、これは締め日の関係かなと思ったのだが、次の月も4千ペソを超えた。

普段は千ペソ前後なのだ。

家の中を調べ回ったが、それらしい箇所は見つからない。

念のため水を使っていない時に外のメーターを見たところ勢いよく回っている。

となると床下での漏水ということになるが、まずは漏水個所を発見するのが大変だ。

修理も床を壊すので大事になるはずだ。

それでもことは急を要する。

嫁はんがビレッジの管理事務所の人に業者を紹介してくれと頼んだら、明日テックス(SMS)するというが、その明日はいつになっても来ない。

そうこうするうちに裏口の下が濡れていることに気が付いた。

雨期だったので、いつもどこかは濡れている状態だったので、今まで気が付かなかったのだ。

これが発生源であれば、運が良ければ外からの工事で修繕できるかもしれないし、家のダメージも少なくて済むだろう。

 

そして、最後は水圧の低下だ。

以前も2回発生したが、ビレッジ側の問題だったようで、こちらは何もしなくても短時間で回復した。

今回は朝から発生して晩になっても解消しない。

ひょっとして我が家の漏水が悪化したのかと心配したが、そうではなかったようで、翌朝は解消していた。

 

これだけ水に祟られるということはきっと見る人が見ればあたしに水難の相が出ているのではないか。(涙)