今回は末っ子のトビの番だ。
写真ではまるで子猫のような感じで可愛く写っているが、実際は大猫である。
体格が大きい上に銅が物凄く長い。
肉付きも良くて、ボテ猫のマリオと違って固太りだ。
我が家に来てからどんどん大きくなって、あっという間に全員を追い越して一番でかくて重い猫になった。
 
顔の黒い仮面がチャームポイント。
ただ、これには眼を開いているか閉じているか解り難くなるという問題がある。

トビは寝る時以外にはあまり目を閉じない猫である。

他の猫はなでてやったりして気持ちが良くなると目を閉じるものだが、トビは閉じない。

では気持ち良くないのかと言うとそうでもなさそうだ。

それが証拠にもっともっとと催促して来る。

 

おとなしい猫でおっとりしている。

甘える時も傍に来てべちゃっとすり寄って来るのではなく、ただ傍を通り過ぎるのだ。

そこで撫でてやると喜ぶのだ。

あたしは猫を撫でる時頭から背中、そしてそのまま尻尾の先まで掴むようにして撫でるのだが、トビの場合は尻尾の根元まで来たところで向きになって尻尾を立てる。

他の猫は皆すっと力を抜いてくれるのだが、不思議だ。

おかげで尻尾の根っこで手が止まってしまう。

トビの尻尾はやたらと太くて長く、力もものすごく強いのだ。

ただ、嫌がって力を入れてるのではなく、気持ちが良いから力んでいるようなのだ。

元々ほとんどの猫は尻尾の付け根を撫でられるのが好きだ。

トビもそうなのだろうが、その時のリアクションが他の猫と違うのだ。

しょうがないので、根っこから方向を変えて上に撫で上げてやる。

 

物静かで全く鳴かない猫なのだが、最近になって急に良く鳴くようになった。

鳴く場面は決まっている。

トビはついにエンジェル・マリオの水道蛇口飲み軍団に加入したのだが、水道の蛇口を開いて水を出してもらいたい時だけ鳴くようになった。

その鳴き声が凄い。

でかい体に似合わない物凄くかん高い声で、ワーンでなく、キューンとかキャウーンと聞こえる。

聞くたびに思わず笑ってしまう。(^o^)

軍団の他の猫は水が飲みたくても絶対に鳴かず、ただおとなしく蛇口の傍で座って待っている。

 

最近外猫マイケルが良く喧嘩を売るが、その時も鳴かない。

一応臨戦態勢はとるが、ほとんど余裕だ。

体がでかい分自信があるのだろう。

 

最初に説明した仮面のおかげでポーカーフェイスと言う感じだ。

なんかとぼけた感じの味がある。

体がでかい分動作が鈍いせいもある。

でも、とっても人懐こくおとなしい良い子なのだ。