フィリピンではタバコの値段は店によってまちまちだ。

しかもかなりの差がある。

あたしが吸ってるマールボロ―でも1箱当たりの単価が50ペソ近く違う。

何処へ行っても同じ値段と言う日本が極めて特殊な国なのだが、それにしても価格の開きが大きい。

あたしはケチなので、当然安い店でまとめて買う。

安売りスーパーのピュアゴールドか、いつも行くマーケットの近くのグロサリーショップ(雑貨屋)だ。

どちらも時に応じて値段が変わるが、大体同程度の値段で、今は110ペソ台だ。

 

日本ではキャビンを吸っていた。

それまではハイライトやピースやホープをその日の気分で買っていた。

発売された当初から気に入ってそればかり買うようになった。

しばらくするとヒットして、ほぼどこでも手に入るようになった。

ところが、キャビンマイルドが発売されるとこれが大ヒットして、キャビンを売っている店はごくわずかになってしまった。

そこで、香港に引っ越したのを契機にどこでも手に入るタバコに切り替えた。

香港は行くところに行けば世界中のタバコが手に入るのだが、毎回地下鉄に乗って買いに行くのも面倒だ。

そこでどこでも手に入るマールボロ―にした訳だ。

ラッキーストライクやウィンストンも好きだが、売ってない店が多い。

タイやフィリピンで手に入るのは以前も書いたフィリピン産マールボロー(あたしだ。はフィルボロと呼んでいる)だが、そのままオリジナルと違う味のものを吸い続けている。

 

ライターは使い捨てライターだ。

ほとんどはいつもタバコを買う店で一緒にまとめ買いする。

しかし、売っている製品は良く変わる。

安売りが目的に店なので、その時安く買える製品を仕入れるのだろう。

これが実に様々だ。

どうせマイナーなメーカーの製品なので、いちいちブランドやメーカーは確認しない。

電子ライターは概ね問題ないことが多いが、たまに火力の調節機能がなく、火が大き過ぎたり小さすぎたりする物がある。

ガスの量がやたらと少なくて、短期間で空になってしまうものもある。

勿論値段は極端に安いのだが、それでも腹が立つ。

笑ったのは先日購入した懐中電灯機能のある製品だ。

一体どんな用途を想定して作ったのか?

最初に思い付いたのは店を極端に暗くしているバーで、そういう店では店員を呼ぶのに女の子がライターに火をつけて合図をしていたのを思い出したのだ。

火を点けるのは危険なので、これは納得と思ったのだが、今は店内禁煙なので、昔と違ってライターは常備品ではない。

次に考えたのはフィリピンは相変わらず停電が多いということだ。

定番の蝋燭では多くの火災が起きている。

しかし、これも現代では当然スマホを使うだろう。

それに、いくら停電が多くても、ライターのガスを使い切る前に毎回活躍する場面が訪れるとも思えない。

結局まるで売れないので投げ売りに回ったのだろう。

 

火打石式のライターは問題が多い。

まずは何回か使っているとそのうち石がガキっと噛んで、動かなくなってしまう製品。

皆が皆これが発生するタイミングが実に早くて、ガスがたっぷり残っているのに捨てるしかなくなる。

最近買った製品では石が噛むことはまったくないのだが、あっとうまにガスが空になってしまう。

しかも最初から火の勢いが弱いのだ。

よほどガスの量が少ないのだろう。

火が弱いので、何回も点けなければならないのが非常に面倒だ。

やたらと火がでかくて、タバコに着火するのが怖いような製品もあった。

当然たっぷり入っていてもガスがなくなるのは早い。

やはり炎の調節機能は欲しい。

 

しかし、これだけひどい目にあいながらも相変わらず同じところで買い続けている。

値段にこだわっている訳ではないのだが、、、

結局面倒なのでついついタバコを買うついでに買ってしまうからだろう。

まあ、不都合があっても大した問題ではないし、無事な製品も結構あるのだ。

さて、次に入手する製品はいかに?

ネガティブではあるが、なんか楽しみだ。(^^;