さあ出かけようという時になってタイヤがパンクしていることに気が付いた。

しょうがないのでもう1台の車で出かけた。

当日は日曜だったので、修理屋は混んでいるだろうということで、翌日行くことにした。

 

本来ならスペアタイヤに交換して持って行くのが良いのだろうが、ジャッキアップするのは面倒だし、もう何十年もやっていない作業が上手くできるかも解らない。(^^;

幸い修理屋は近いので、これでタイヤが駄目になってもしょうがないとそのまま乗って行った。

行き先は御用達のミネルヴァタイヤ。

ここは比較的近年にオープンした支店で、設備も良いし、値段も安い。

店の女の子があたしのことを覚えてくれているのもポイントだ。

フィリピン人は人に対する記憶力が極めて高い。

以前同じ車のタイヤを交換した時、もう1台の車のタイヤの見積もりを取った。

それから何か月も行かなかったのだが、顔を見た瞬間横浜タイヤで良かったかと言われて驚いた。

しっかり覚えていてくれたのだ。

しかも以前の見積もりよりも安くなっていた。(^.^)

もう寿命で早く交換しろとディーラーのスタッフに言われていたのだが、ディーラーで買うと高いので、ショップで交換すると言って引き延ばしていたのだ。

次の定期検査の際にまだ古いタイヤを履いていたら体裁が悪いので、その前に交換したのだ。

 

混んでいるからと日曜は避けたのだが、10時頃店に着いたら7つある作業台は既に満杯で、更に外に5-6台止まっていた。

考えてみれば近所のビレッジは雇ったドライバーが運転しているところがほとんどだ。

当然修理もドライバーが持ち込んで来る。

むしろドライバーが休みの家が多い日曜の方が空いてるのかもしれないと反省した。

いずれにしてもここはいつも繁盛しているのだが。

 

買い替えるかと聞くので、まずは状態を確認してバルカナイズできるなら修理してくれと頼んだ。

結果は駄目で、交換になった。

以前木ねじを踏ん付けた時、バルカナイズしてくれと頼んだら修理してくれて、その後も問題なく使えている。

と言うことでここのスタッフの判断は信用している。

今回はタイヤもまだ古くなっていないので、1本だけの購入で済んだ。

タイヤが古くなっているとバランスの関係で2本同時の交換でないとやってくれなかった。

これは他の店でも既に経験済みだ。

 

順番待ちでかなり時間がかかったが、取り掛かってからは素早く進んだ。

しかし、いつも繁盛してるということは、フィリピンの道路事情が貢献しているのだろう。

道路の亀裂は多いし、ハンプもあちこちに設置してある。

地方に行くと幹線道路でも未舗装部分があったりする。

釘やねじなどやばいごみもやたらと落ちている。

これではタイヤがパンクするのも当然だ。

以前交換して1週間もしないうちに釘かネジを踏んで修理したこともある。

フィリピンではタイヤは文字通りの消耗品だ。

すり減って寿命を迎えるまで持てば幸運と言うしかない。