映画 『路上のソリスト』 | 映画 本 そして コーヒー

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映画と本 そして コーヒー-路上のソリスト




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LAタイムズの記者ロペスは、偶然、路上でバイオリンを演奏している路上生活者と出会う。
彼の名前は、ナサニエル。
2本しか残っていない弦で奏でるバイオリンの音色は、非常に美しく街中に響き渡る。
そんなナサニエルに興味を抱いたロペスは、彼を連載コラムの題材にしようとするのだが。

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LAタイムズの記者スティーヴ・ロペスのコラムを基に、映画化した作品です。
路上生活者であり、天才音楽家ナサニエルとロペスの交流を描いた人間ドラマとなってます。
人と人との繋がりとは?その距離感とは? を考えさせられます。
映画 『 路上のソリスト 』 自分を省みることができるように思います。


天才音楽家ながら統合失調症のため路上生活を余儀なくされている男と、
一流新聞記者でありながら、人生に迷いを生じている男が出会い、
紆余曲折視ながら、最後はハッピーエンド!! なんて簡単な展開ではないですよ。
この映画は、感動の押し売りのようなものではありません。

この映画の内容は、自分が抱えている問題と若干似てる部分があるんです。
自分は、今、派遣さんと一緒に働いています。
彼は、非常に素直で真面目だし、なにより何事にも一生懸命なんです。
そこが、彼の持ち味でもあり、自分も大好きなところなんです。
でも、彼は、計算が非常に苦手です。
そんな彼を見て、自分は、これからの生活で、買い物するときでも、
借金するときでも、計算ができないと悪い奴に利用されないとも限らないと思い、
時間を作っては、ちょっとずつ教えていたんです。
この映画のロペスがナサニエルを助けたいと思ったように・・・
でも、助けたいと思うこと自体が、上から目線なんですよね。
人にはそれぞれ生き方・考え方があって、でも、人と人とは係わりあいもあって。
その距離感というものは、どんなものかと言われても定義はなくて。
距離を近づけすぎると、立ち入ってはいけない部分に踏み入れることもあって・・・

すいません、よく分からない内容になりました。
ちょっといろいろ考えたいと思います。
いずれにせよ、この映画、今の自分にとっては良い作品です。
次々と感動を押し付けてくるような映画ではないことは確かです。
「泣ける映画」なんてものを求めている方、ご注意ください。









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監督 : ジョー・ライト
脚本 : スザンナ・グラント
出演 : ジェイミー・フォックス / ロバート・ダウニー・Jr / トム・ホランダー / キャサリン・キーナー