映画 『252 生存者あり』 | 映画 本 そして コーヒー

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映画と本 そして コーヒー-252




お勧め度  星星キラキラキラキラキラキラ


首都圏を襲った直下型地震から数日後。

地震により海底に眠っていたメタンハイグレードが噴出し、海水の温度が上昇し始める。

そして、海水温の上昇により、史上最大の巨大台風が発生し、東京を襲う。

そんな極限の状態で、人は生き抜くことができるのか!


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地震・台風等の自然災害が多い国、日本。

そんな日本を、史上最大の台風が襲ったら・・・ というリアル・シミュレーション映画です。

CGやオープンスタジオを駆使した迫力のある映像で、自然の猛威を再現し、

また、その災害の中で生き抜こうとする人間と、助けようとする人間のドラマも展開されます。

CGあり、人間ドラマあり、突っ込みどころあり、そんな映画です。


明日起こるかもしれない自然災害、非常に身近で リアル なテーマです。

人命救助のために、自分の命を危険にさらすレスキュー隊、

仕事に対する誇りや葛藤・チームワークなど リアル な人間ドラマがありそうです。

しかし、この作品、あまり リアル じゃないんですよね・・・

理由は簡単で、物語の展開が、ちょっと無理やりすぎだからです。

感動させよう!という演出が、かえって リアルさ をなくさせる要因になっていると思います。

中越地震のとき、レスキュー隊が子どもを救出した瞬間は感動しました。

現実(リアル)というのは、特別な演出がなくても感動を呼ぶものだと思います。

リアルさ を売りにするならば、もっとリアルさを追求して欲しかったと思います。



と、結構辛口で書いたのですが、隣の女性はボロボロ泣いていました。

自分の心が素直に受け入れられないのかもしれないですね。

オススメはしませんが、気になった方は是非、ご覧ください。








今回の映画を観て、確実に分かったことがあります。

自分は、スローモーションになったり、優しい音楽になったりして

 「はい、ここがこの映画の泣くところですよ」

という作りが好きじゃないんです。

この作品では、ラストあたりに、畳み込むようにこんなシーンが出てきます。

そういった表現が好きな方、オススメですよ。

そういった表現が好きではない方、この作品は・・・  こちらの方が代弁してくれます。  

(マニアックで申し訳ありません。)


映画と本 そして コーヒー-あえて言おう