「半分の半分」 (2020/tvN/12話) ファンタジーロマンス
二人の男女の間に巻き込まれてしまった女性が、叶わぬ恋と知りながら、
その男性に惹かれていってしまい、葛藤するラブロマンス。
キーワード:ファンタジー、AI、過去、事故、秘密、因縁
分類:ファンタジーロマンス
総合おすすめ度:6
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CAST: 詳細は韓国ドラマ登場人物さんへ
ムン・ハウォン:チョン・ヘイン
ハン・ソウ:チェ・スビン
ムン・スノ:イ・ハナ
ジス:パク・ジュヒョン
↑夫 カン・イヌク:キム・ソンギュ
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設定:
北欧で出会ったハウォンとジスは、長い間同じ時間を過ごす友人同士。
ハウォンはジスが好きだったが、ジスは他の男と結婚する。
両親を事故で亡くしたソウは音響録音をする技術者。
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ざっくりあらすじ:
ハウォンの姪であるスノはソウと出会い、
帰国し韓国でAIプログラマーの会社を経営するハウォンの願いである
ジスの声を手に入れるよう仕向け、ハウォンはAIに読み込ませることに成功する。
ソウの協力でハウォンはジスと会う。
幸せになったと思っていたジスは、何かに悩み苦しんでいた。
ジスはソウと出会ったことで、心を許すが、一人で向かった北欧で雪の事故に遭い
命を落とす。
AIにより亡くなったジスと交信できるソウは、ジスを思い辛そうなハウォンとも
親交を持つことで、彼に惹かれていった。
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結末:ネタばれあり
ハウォンが昔であった人たちが、そのすぐ後火事で亡くなり、それがソウの両親だと知る。
そしてハウォンの母の死の影に、ジスの夫であるピアニストのイヌクの存在があった。
互いに大切な人を事故で失うという共通点があり、それが因縁であることを知る。
ソウの気持ちを知りながらも、応えられなかったハウォンだが、
やがて彼女に惹かれているという事実に気が付く。
おしまい
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感想:
韓国ドラマ系の雑誌でこのドラマの評価が高く、私も主演二人が好きな俳優って事もあり、
見たい作品の一つだった。放送されるって聞いて、喜んだわ!
ジャンル的には、ファンタジーであり純愛。
どちらかと言うと苦手なタイプ~
出だしから、やっぱ苦手だ~こういうアンニュイな映像、淡々とした感じ、
物静かな主人公たち・・・白黒ハッキリさせたい、せっかちな私には向いてない。
それでもスビンちゃん可愛さが、支えとなり、最後まで見られた。
チョン・ヘイン君のこんな感じは初めてだった。
だけど彼はきっと本来の彼がこっち系なのでは?と思わせる役柄で、
心の内面を丁寧に演技し、切ない感じやどうしようもないやるせなさなどとても良かった。
役者としての幅は広がった・・それはわかった。
ただね~AIに声やその本人の性格などを記憶させ、亡くなった時などに、
心の穴を埋める役目を担う為に開発した~って言うけど、
実際はその人と会話してても、それはあくまでもAI。
なのに彼らは彼女ならこう言うだろう~って信じ、会話しているかのような錯覚。
彼女が言わなかったことを、聞き出したいハウォン。それに協力するソウ・・・
分かっているけど、ダメだ~いくら人の性格はパターンがあるだろうし、
事細かに読み込ませても、実際の人間は想像以上だから、この場面がどうも嫌悪だった。
結局二人はそれを通して出会い、結ばれていくから、そこには人間の心が
発生するわけで、普通の恋愛になる。
そこはまあ美しかったし、理解も出来たが、なんかね~
ジスが死ぬって言う事が分かってた訳でないけど、なんかね~都合がいいって言うか~
ハウォンの母親の死も、イヌクが関わり、それを知ったジスが傷つき、
知った以上暮らせない~って悩み、イヌクもそれで悩む。
確かに関わっていたが、なんかな~そこまで?って。
彼の嘘により、出掛けてしまって母は亡くなったけど、
そればかりとは言えないかもしれない。
感性豊かな人たちの世界だから、傷が深いんだろうけど、なんかいろいろ
理解しにくかった。多分ジスっていう人が苦手なタイプってにうのもある。
兎に角言えるのは、スビンもヘインも役を上手く演じ良かったけど、
なんか煮え切れない、胸に詰まった感じのドラマで、オーバーな印象を受けた。
ハッキリ言って好みじゃないし、面白くないし、イライラした。
ただ純愛っていう観点からしたら、そういうのが好みの人には、いいわ~ってなったかも。
そんな感じ~
では~~~~~