「リメンバー~記憶の彼方へ~」 (2015-2016 SBS 20話)
父の冤罪を晴らすため、巨大な悪と立ち向かう弁護士の奮闘を描いた作品。
権力者に挑む中、信頼できる仲間と出会いながらも、
人間の欲望によって翻弄されるジヌの行方に目が離せません。
因縁:あり
権力者のエゴ:あり
裏切り:あり
寝返り:あり
家族愛:あり
陰謀:あり
買収:あり
殺人:あり
病:あり
悪人度:10
キャスティング:10
泣ける:あり
主人公に惚れる:10
総合おすすめ度:8
キャスト:
ソ・ジヌ:ユ・スンホ
イ・イナ:パク・ミニョン
パク・ドンホ:パク・ソンウン
ナム・ギュマン:ナムグン・ミン
ジヌの父ジェヒョク: チョン・グァンリョル
~ギュマン家族 イログループ~
会長 父:ハン・ニ
妹 ヨギョン:チョン・ヘソン
アン・スボム秘書:イ・シオン
~ジヌの弁護士事務所~
ソン弁護士:キム・ヒョンボム
ヨン事務長:イ・ジョンウン
~検事~
ホン・ムソク:オム・ヒョソプ
タク検事:ソン・ヨンギュ
チェ検事:オ・ナラ
判事 カン・ソッキュ:キム・ジヌ
~イナ家族~
父:チョン・インギ
母:パク・ヒョンスク
妹:パン・ジュンソ
~パク弁護士関係~
親代わり ソク・ジュイル:イ・ウォンジョン
右腕 ピョン・サンホ:キム・ジフン
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クァク刑事:キム・ヨンウン
オ・ジョンア:ハン・ボベ
ジョンアの父:メン・サンフン
精神科医:イ・スンヒョン
ソン・ハヨン:チョン・ユミン
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ざっくりあらすじ:感想
バスの中で鞄を拾った事でスリの容疑者として法学生イナに疑われた
超記憶力の持ち主高校生のジヌは、能力を発揮し犯人逮捕に貢献する。
(最悪な出会いが、記憶の残る出会いになったね~
この超記憶力が最後にああなるなんてこの時は思わなかった。
そしてこれが「ピノキオ」のあの記憶と重なった)
幼い頃事故で母と兄を同時に失い、父と二人で貧しいながらも
楽しく暮らしていたジヌを突然衝撃の事件が襲う。
(・・・これは「会いたい」を思い出させたよ~親子役ではなかったけど)
記憶障害を抱える父は、迷い込んだ森で女子大生ジョンアの遺体を発見する。
(それで携帯を何回も買ってたんだね~の携帯ショップに証言させれば
いいのに~って思ってた)
帰国パーティーの際に歌手のバイトで来ていたジョンアはイログループの御曹司
ギュマンに暴行され殺されたのだったが、巨大な勢力で事件はねつ造され、
第一発見者だったジヌの父は容疑者に仕立て上げた。
(パーティーの会場で働いていたんだね~あんな夜までさまよったんだ。
もっと早くジヌが父の症状に気が付けば・・・)
父の冤罪を晴らそうとジヌは記憶力を使って賭博で一儲けし、
勝率100%の悪徳弁護士と名高いパク弁護士に依頼を持ち掛ける。
(かっこいい~頭がいいっていいね~)
当初金がないと引き受けないといったパクだったが、ジヌの才能に惹かれた事、
犯人のギュマンがパクを弁護士に育てた親分ソクを訴えた事で、
弁護した際にギュマンに不信感を抱いたこともあって5万ウォンで引き受ける。
(パク弁とソクは「身分を隠せ」では立場が逆だったね~)
仕掛けた隠しカメラの前で真実を語るギュマンの動画を手に入れたパクは、
裁判でそれを証拠に提出し無罪を主張するはずだった。
だがその裏でイロはソクを自分の傘下に入れる事で買収し、親代わりのソクを
裏切れないパク弁は、突然態度を変えて、裁判を敗訴させる。
(イロはジヌ父のアルツハイマーを証明する医師、検事、判事も買収~
金があれば何でもできると弱者であるジヌらに目にものを言わせたんだよね~
ドラマの世界だと思っていたことが、実際韓国社会で起きていた事で、
闇がはびこってるんだト恐ろしくなった。
ソクもちょっと前ギュマンに嫌な目に遭わされたのに、どうしてそう簡単に
寝返られるかな?)
突如犯人の息子になったジヌと再会したイナはこの裁判を見守っていた。
(なんでいつも卵を投げる?持ってきてるの?でも反省しないとね~
私らもマスコミに踊らされ過ぎで、犯人を決めつけてることもあると思う)
4年後~
高校を辞め、弁護士資格を得たジヌは父の担当弁護士に、そしてあの事件で
衝撃を受けたイナもまた真実を明かそうと検事になっていた。
(え?高校生で4年後?って最初驚いたけど、天才は可能な訳ね)
4年で治療をろくにして貰えない父の病状は悪化し、ジヌの事もわからなくなった。
(めちゃ切ないわ~あんなに仲が良かった親子だけに~
しかしジヌはどうやって生きてきたんだろう~身寄りもないのに)
ジヌはギュマンが社長に就任したイロ生命ビルがすぐ見える所に事務所を構えた。
復讐と無罪を勝ち取るため、再審を申し込むジヌにまた巨大権力が立ちはだかる。
(ここまでグルになられたら太刀打ちできないよね~
多分実際に権力者の子たちはこうやって罪免れてたりするのかな?ないといいけど)
検事となったイナもこの問題を掘り起こそうとするが、イロの圧力で買収された
ホン検事によって左遷させられた事で、不信感を募らせ退職する。
(ホンみたいな傾向になる人を法曹界に入れない方法はないかな?
性格判断とか~ああ~それも金で操れる?きゃあ~)
弁護士としてイナはジヌ事務所に入り、協力して無罪に向け動き出す。
ジョンアの父をもイロは殺し、遺書を作成して自殺と見せかける。
(捜査がいい加減だから、何でもできちゃうんだよね~)
結末:ネタばれ
買収によってジヌ父に自白書を書かせたクァクを証人にしようと、イロに
狙われたところを助けたのだが、裁判で彼は証言を翻し、ジヌを裏切る。
(これもイロの仕組んだ罠だったね~)
父は結局病気を放置され、命を落とす。
(悲しすぎる~すごくいい人なのに~でも近所さんも酷いね~
あんないい人を突然悪人扱いしてね~覚えておくべきだよね!)
更にイロはクァクを使っておびき寄せたジヌを始末させようとする。
その時イロの弁護士となっていたパクは、ジヌを逃がしてやる。
(裏切ったが、父の無罪を祈ってるというパクの真意は本当っぽいね。
まあかれもソクという人質があってやむを得なく立ったからね)
だが結局はクァクの存在は危険だと考えるイロは彼を裏切った事で、
彼はジヌの方に付き、証言し、逮捕される。
(ようやく?極悪だったもんね~刑事も誘惑多そうだね~
悪と常に接してる割に給料も安いしね・・)
ジヌは父と同じアルツハイマーを病んでいた。
始めはイナにも隠したが、やがて知られてしまう。そして裁判中に
症状が出てしまったりしたことや、約束を忘れた事でパクも知る。
(ちょっと~何この展開?悲しすぎるよ~やめてよ~)
更に昔は母らを失くした事故の加害者がパクの父だったことも判明。
二人の腐れ縁を感じたが、同時にそれもイロの陰謀だと知る。
彼らの負の連鎖の始まりもイロの勝手な陰謀だった。
(だから命日が一緒で、お墓?で会ってたんだね~辛いわ~)
ジヌは時には、証人に証言させまいとするイロに陰謀により、
4年前偽証した女を殺した罪を擦り付けられて追われる身になったり、
常に相手に翻弄されてきていたが、時間が迫る中、着実に真実に迫って行った。
(でもさ~ことごとく証言者が被害にあって行ったら、そこを付けると
思うけど~私なら裁判で「私に何かあれば、それは彼らだ!」とか
「こんなに検事や判事が買収されてる中での裁判は難しい」と言いたい)
4年前証言を聞かされた男らから情報を得たりし、薬物などでまず逮捕を目論む。
だがこれも逃げ切ったギュマン。それによって事実を知った妹も逃がしたことで
検事を辞める。
(こいつ薬中でもあるんだ~最低~案外薬問題は金持ち絡みだったりしてね)
パクも決心し、イロの元を離れるが、説得虚しく、留まるソクと反することに。
(昔交わした5万ウォンの契約書がまだ有効だというパクのセリフは結構
重いものが多かった)
パクの真意がつかめないジヌだったが、ソクがパクを殺せないと判断した
イロにソクの殺人未遂犯に仕立て上げられると、結局パクを弁護し保釈させる。
(ソクがパクを狙うのか?とドキドキしてた時に、この展開か~)
しかしソクは息を引き取る。
(しかし実行犯はどいつも金で簡単に引き受けるね~)
ギュマンの手下を人間とは扱わない横暴ぶりに辟易としていたアン秘書は
堪忍袋の尾が切れ友人で判事のソッキュに当時の凶器を渡す。
(もっと早くにすべきだった。でも闇に葬られると思うとできないね~
その場を目にしてるからこそね)
友人だが、職務を遂行するべきと考えたソッキュはそれをジヌに渡す。
(良かった~当たり前なんだけど、法曹界・・検事に正義の人もいて)
ギュマンが犯したほかの暴行事件も被害者と寄り添う事で、証言を得た。
更にソクがパクに託していた当時の動画などの証拠が集まる。
(動画はコピーしまくらないとね~)
裏切ったと思われていたタク検事は、イロの内偵の為に潜入して機会を
うかがっていたことで、ジヌらは満を持して行動を開始。
(やっぱな~あんな正義感の人も結局金?ってなるのは悲しいな~と
疑心暗鬼だったから良かった)
動画を流し、世間に目を向けさせた。
(証拠が集まったからできた事なんだね~もっと早くやれば~って
最初の頃思ってたのに)
ギュマンは苛立ちから奇行を繰り返し、やがて逮捕される。
(衝動性○○って精神病みたいね~これは確実にあの父が作ったね~
こいつもある意味被害者だったね)
しかしイロの働き掛けで、ギュマンはいったん釈放される。
(それでもなお横暴なんだね~壊れてる)
すると証拠であるナイフを裏切ったアンに取り返すように迫るが、
今度こそは折れないと決めたアンが拒んだことで、監禁されてしまう。
(最後の良心が頑張ったね)
アンと連絡が途絶えたと知ったパクやジヌは彼を探し出す。
パクは滅多打ちされながら、駆け付けた味方の登場で、無事アンを救出する。
(この人が凶器を取っておいてくれたことが大きかった。
そんな弱みを握られてるのにギュマンはおろかだったね)
追い詰められたギュマンにホンは中国に密輸し、死んだと装うよう提案。
これも未然に防げた事で、ギュマンは逮捕される。
(ジヌは病気があるから、車でさっそうと駆け付ける際はドキドキしたよ)
裁判当日
ギュマンに恐れる被害者達の心変わりを懸念したが、彼らは勇気を振り絞って
証言し、彼は有罪となり、裁判官は亡き父に詫び、ジヌ父の無罪が確定した。
(5年か~いろいろあったね~でも父は喜んでると思うよ。アンが証言に
来てくれた時は本当にほっとした)
そして最後に、ギュマンがその事件の真犯人とされる裁判が行われる。
前にやられたことで、ホンらは検事交代を権力を使って行使。
そしてイナが任命された。
(ジヌは自分が検事を辞めさせたって思いがあったから、これでホッとしてたね。)
裁判は楽勝かと思われたが、判事はまたもやホンに買収されていた事で、
イナの証言や証拠をことごとく拒否し、傍聴人からも落胆の声が・・
(あんなみえみえをやったら総官におこられるでしょう?総官がいい人なのが
何より)
中休み、ジヌが判事にイロに付いた検事が贈収賄で捕まった映像を見せると、
判事はやむなく受け入れ、ギュマンの死刑が確定した。
イロのイメージを保つため、会長は息子の不徳を前もって謝っていたが、
ギュマンの死刑確定で会社は揺らぎ始めた。
(当たり前だよね~その前にも不良品問題もあったし、裏金、贈賄とか
しまくってさ~)
ギュマンは結局刑務所で自殺をする。
(かれもただ父に評価して欲しくておかしくなっていったから・・
でも自殺はずるいね~)
そしてイロ会長も数々の罪で逮捕される。
そしてそれを機に他社に鞍替えしたホンもまたイナらによって逮捕された。
(こいつの役割は酷いよ。こいつさえってとこはいっぱいだけど、
こいつでなくても、他が出てくるんだろうね)
すべて終わった事で、ジヌは弁護士を辞める事にする。
そばで支えようと決めていたイナだったが、ジヌはパクに事務所を託し去った。
(二人は愛し合っていたのにね5歳差なんて関係なくてね~きれいなカップルだった。
ジヌが自分を忘れてしまうっていう悲しい事も受け入れて、いい子だ)
1年後
事務所にはパクやソンらに加え、出所したアンもいた。
ジヌの行方はいまだに不明だった。
イナはジヌが父と行ったあの場所にいるのでは?と尋ねる。
そこにジヌはいた。
だが笑顔のジヌは「どちら様ですか?」と・・
イナはジヌにジヌ父の指輪のネックレスを見せるも、反応はなかった。
記憶は消えても、イナの心にジヌの消えない記憶が残り、イナは歩き出した。
(切ないよ~かれはどうやって暮らしているのかな?)
おしまい
追記:
とにかく兵役後初のドラマのユ・スンホ君の成長が感動ものだった。
子役からここまで上手く成長した男優は例がないのでは?
本当に期待を裏切らない。演技はもともと定評が良かったが、ルックスも
まあかっこよく育ってくれた~
彼のアップだけで満足できるほどだった。
そして「匂いを見る少女」で悪役を演じ切ったナムグン・ミンもまたここでも
狂気の沙汰を見せてくれた。
もう悪役以外はしないの?と心配はあるが、まあ上手い。
苛立たせてもらったわ~
パク弁のパク・ソンウンもいい演技するわ~決していい男ではないのに、
カッコいいい~なんか彼が登場するだけでパッとするんだよね~
そして会長のハン・ジニさん~まあどんだけドラマ出てるの?
休む暇はあるの?いい役、悪役、金持ち、駄目父なんでもできるんだよね~
「会いたい」ではスンホを追い詰める異母兄を演じたね~
チョン・グァンリョルさんは流石です。いつも権力者が多いけど、
情けないいい人もまじ泣かされました。
とにかくキャスティングが絶妙だった。
マイナスポイントは悲しすぎる結末?と
悪人とか陰謀ものは疲れるってことですね~本当にそれだけです。
良かったです。
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