「風の国」 2008 KBS 36話
「朱蒙」の孫にあたる（ユリ王子の三男）激動の時代を行き、後世唯一「神王」
の称号を持つ優れた王とされる、高句麗3代王ムヒュルの生涯を描いたお話。
主演のムヒュル役を、「朱蒙」を演じたソン・イルグクがその孫を再び熱演した
話題作！「朱蒙」その後が気になる方・・お勧めです。
私の大好きな「朱蒙」が帰って来た～って感じでワクワクです！
歴史を知る ７
波乱万丈 ８
フィクション度 ７
出征の秘密 ８
友情 ８
三角関係 ８
不死身度 ９
親子愛 ８
キャスト ７
お薦め度：７
CAST:
～高句麗～
ムヒュル（朱蒙の孫でユリ王三男）：ソン・イルグク
「朱蒙」「愛情の条件」「ロビイスト」
ユリ王（高句麗第二代王）：チョン・ジニョン「トンイ」
ヘミョン太子（ユリ王長男）：イ・ジョンウォン
「グロリア」「鉄の王キム・スロ」「ヨメ全盛時代」
セリュ姫（ムヒュル姉）：イム・ジョンウン
「太陽をのみ込め」「弁護士たち」
ヨジン王子（ムヒュル弟）；キム・へソン
「思い切りハイキック」「明日に向かってハイキック」
ヘアプ（太子を慕う壁画工）：オ・ユナ
「アテナ」「恋愛時代」「外科医ポン・ダルヒ」
「なんでうちに来たの」「サムデイ」
クェユ（太子の護衛長）：パク・サンウク
「快刀ホン・ギルドン」「戦友」
マロ（壁画工ムヒュル親友）：チャン・テソン
「京城スキャンダル」「強敵たち」
チュバルソ（ムヒュル親友）：キム・ジェウク
「コーヒープリンス１号館」「メリは外泊中」
マファン（商人）：キム・サンホ
「シティーハンター」「トリプル」
サンガ（沸流部の長 高句麗大臣）：キム・ビョンギ
「朱蒙」「大望」「王の女」
ペグク（サンガ養子）：チョン・ソンモ
「製パン王キム・タック」「善徳女王」「犬とオオカミの時間」
ミョンジン（サンガの側近）：キム・ギュチョル
「復活」「ジャイアント」「あの青い草原のように」
ヨン（扶余の王女、タクロクの娘）：チェ・ジョンウォン
「星を取って」「噂のチル姫」
「ジャイアント」「不汗党」「ナイスガイ」
テソ王（扶余王朱蒙のライバル）：ハン・ジニ
「宝石ビビンバ」「19の純情」「最高の愛」
ドジン（王族の父の謀反で王子を剥奪されている人）：パク・コニョン
「波乱万丈ミスキムの100億円稼ぐ方法」
サグ（テソ王側近で軍を仕切る）：パク・チョンハ
「太王四神記」「海神」「大望」
STORY：
時代：二代目ユリ王はテソ王の扶余とは相変わらずの戦争状態。
それに加え、高句麗の王の座を譲った？沸流部が謀反を働く・・
そんな安泰・・と言えない過酷な時代。
「父、母、兄弟も死に追いやり、高句麗を破滅させる運命」
との神の啓示で、呪われた子として生まれた３男を
妃を失ったり、不吉な事が続いた事で、ユリ王は公開で殺してしまう。
長男をすでに失ったユリは実は殺せず、太子であるヘミョンに
「ムヒュル」と名付け託す。これが厄介な運命の入口に・・
ヘミョンはさ～かつて愛した壁画工のヘアプにムヒュルを預け、育てられる。
素性も知れぬ身の上と壁画工としての洞窟暮らしに嫌気がさしていた頃、
洞窟の奥にある朱蒙の神剣を黒影（プヨの刺客）から守った事で、
ヘミョンの卒本の兵士になった。
国境警備についていたムヒュルとマロは、密輸をするチュバルソらを追った事で、
扶余に入ってしまい、扶余兵に捕まり、拷問を受け、
そこで医女として活躍するヨンに出会い、命を救われる。
（この時ムヒュルは対立してたはずのチュバルソらを庇い、自分だけが密偵だから、
自分を殺せ！っと。（何て凄い男気！王家の・・王になる人は違うね～
心撃ったんだろうチュバルソは首飾りを自ら返し、友情が芽生えた・・
結構このシーンは好きです！うふ！）
ヘミョンらのプヨへの侵入で警備が手薄となった隙にムヒュルらは脱出し高句麗へ。
しかしこの件がテソの耳に入り、ユリは一時軟禁され、結局この責任を取る形で
卒本城城主の座をヘミョンから奪い沸流部のヘグクに変えた。
（これが後に首を絞める事になるのに・・もう！）
ヘミョンは一旦洞窟に返したムヒュルらを呼び戻し、テソを亡き者にしようと
扶余に潜入。
しかし・・失敗・・ムヒュルは責任を取って、自らテソ、ユリの前で自決を。
一方、プヨ兵に捕まり、奴隷として毒薬の実験代にされたムヒュルは、
ユリがヘミョンを見捨てた！って思い込み、生き伸びるとプヨの黒影となり、
ユリへの復讐を誓い、過酷な訓練を耐え抜く。
事実を知らず、敵国に魂を売ったムヒュルは、黒影として、
高句麗に侵入し兵を殺したりした。
○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●
結末：ネタばれあり
ユリ王暗殺がままならないムヒュルは、ヨジン王子を拉致し、
ユリ王をおびき寄せて復讐を果たそうと～
ヨジンを自ら救おうと現れたユリ王はムヒュルと対面し、死を覚悟するも、
ヘミョン亡き後ユリに仕えていたヘアプやチュバルソによって弓を射られてしまう。
こうしてヘアプと再会したムヒュルは全て誤解だったと知ると、
宮殿に入り高句麗の武士になり、やがてピリュ部や王妃らの陰謀に遭いながらも
才覚を見せつけ王子だと認められる。
（何度もお決まりのニアミスがあってイライラしたわ～）
プヨでは父を陰謀により殺されたヨンも謀反の罪により逃亡者となり、
因果でマファンの奴隷として高句麗にやって来た。
ヨンの医師としての才能を買ったマファンはヨンの為に医術の場を提供し、
ピリュ部のサンガの目に止まって、医師としてムヒュルと再会する。
太子に興味のないヨジンは母の言葉を聞かずムヒュルに懐いき、自決を試みたり
するも王妃は諦めなかった。
プヨの黒影時代に親友となったドジンが高句麗に侵入し、ピリュ部に。
（いい加減国内でもめるのはやめたら？この時代は敵は国内だね～）
敵対する関係となった二人は恋のライバルでもあった。
一度はテソに捨てられたドジンだったが、結局最後までテソに認めて貰う為に
生きた。
高句麗の王とプヨの王室の王女ヨンとは結ばれるはずがない・・と
ドジンはなんとかプヨに戻って一緒になろうとするけど、
二人の恋は止められなかった。
色んな陰謀に巻き込まれながらも、ヨジンの死、ユリ王の死、で
ムヒュルは王に。
ピリュ部のヘグクの謀反で、一時はプヨに牛耳られた高句麗もムヒュルの
活躍で取り戻し、さらに領土を拡張する為戦いの毎日。
（ペグク役のチョ・ソンモは嫌な役が絶妙ね～憎らしい！）
ヨンはムヒュルの子を宿した身でプヨに連れ戻され、ドジンの元で生活を。
ヨンを案じていたムヒュルも手立てがなく、二人は離ればなれに・・・
ピリュ部の陰謀でその部族の女を后にさせられたりするも、
ヨンだけの男として手は出さず・・愛を貫いた。
そしてヨンはプヨでドジンの子としてホドンを産んだ。
この事実を掴んだムヒュルらは二人の救出にプヨへ。
ホドンを託し、自分は残ったヨンも結局は殺され、命を落としてしまった。
二人の恋はこうして終わり、ムヒュルは領土を広げ日々邁進する・・・
（大幅に端折ったけど、こんな感じで）
END
○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●
感想＆評価：
ソン・イルグクはやっぱ時代劇がいいね～
朱蒙の孫・・似てて当然のムヒュルを再び・・これもいいと思った。
ただ作る側がMBCとKBSではちょっと差が出たね～
スケールが違ったね～
新たに切り開く初代王と3代目では、差が出ても仕方はないけどね。
ヨンがムヒュルに惹かれるのは良しとして、ドジンの恋は辛かったね～
しかしドジンの頑なな祖国への忠誠心？
あれが理解に苦しんだ。
父を謀反の罪で奪われ、それを救ってくれたヨンの父を自ら斬り、
更に愛するヨンを追い詰めたテソをどうしてああまで忠誠を誓えるの？
色んな難題をクリア・・これが王たる男のなせる技？
ってそれにしても彼は不死身だったね～
終盤でマロを失った時の悲しみは辛かった～
だってマロの忠誠心も本当に感動的だったから。
こういう時代ものって、何がいいかって言うと、
私の好物「男の友情」「ゆるぎない主人公の周りの人を信じる心」これよね～
どうしても「朱蒙」と比べるけど、これはこれで良かった。
チュバルソ役のキム・ジェウクが今迄見た中で一番名演技だった気がするし～
しかしさ～テソは長生きよね～
朱蒙の義兄だよ～孫の時代も現役って！！
あ～でも前のキム・スンスが強すぎて、あの髪形のテソを受け入れるのに
時間がかかったわ～
ヨン役のチェ．ジョンウォンはかわいいね～噂のチル姫のすっかり忘れるヒロインぶりには
参った～
ってな事で
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