撮影を終えた丸金がやっとソファに座った。
「さっき、びっくりした」
再びアデイが話す。
「わたし、Chattyさんが来るの知ってた」
「はあ?誰に聞いたの?」
「派遣元の人」
「ああ・・・」
「先生がいるって聞いてすぐにわかった」
「ああ・・・そう」
それはそうだね。
わたしが派遣元の人に、
”丸金をロビーに呼んでください”と頼んだんだった。
そんでもって彼を知ってるのはわたしだけだ。
せこちゃんも派遣元の人に会ったことがある事実を
丸金は知らないのだ。
「5分くらいしか会えないと思ったけど、
こんなに会えるならみんなでくればよかった
」
「うん
」
「もう、しょうがないよね」
そして時間は21時過ぎ。
「何時に帰りますか?」
「21時30分くらいかな」
「じゃあ、行きましょうか」
ええ?もう?
早いな・・・![]()
後10分は座ってられるんでは?
と思ったけど、いそいそと靴を履き出す二人を見て
何も言えず。
「そ、そうだね、行こうか」
そんなに早く追い出したいのか、この部屋から?
二人の後について部屋を出た。
ロビーに着いたら
「あれ?一人ですか?」
は、派遣元の人に捕まった!
「え、ええ、用事で来られなくなってしまって・・・」
「そうですか。・・・ちょっとこっちへ来てください」
ロビーのいすに強制連行。
誰が何人来る予定だったのか、
どうしてこなくなったのか、
丸金とわたしに質問。
厳重さが上がってる?
前に何かあったんですか?
駆け落ちでもすると思われてるんですか?
「この人が来る予定だったんですよ
」
はゆちゃんの写真を見せる。
もちろん、抜かりなく、
彼の知り合いのインドネシア人も一緒にいる写真を選ぶ。
「ああ・・・この人ですか」
「この人たちも来れたらよかったんですけど・・・」
ボランティアボスいやさん、かりちゃん
ランドマークさん、がっくんたちの写真も見せる。
やっと納得してくれたようだ。
そしてこの会話のため、
電車逃した。
駅へついたらもう22時台の電車しかない。
「じゃあ、最後に写真を・・・」
またかい!
てか、お前かい!
写真をとりながら
「Chattyさんは初めて見たときから
顔が優しそうだと思いました」
「はじめて?ああ、あの大須の?」
「うん」
「そ~う~??(胡散臭げ)」
まあ、最近は年のせいで、上がり目がたれてきましたが?
決して優しいとは言いがたいと思いますが。
優しそうに見えるかもしれないけど、
腹黒通り越して腹闇ですが?
アデイと散々取り巻くって
時間は後10分。
「あの、わたしも・・・」
さすがにまずかろうと思ったのだろうか?
やっと丸金が写真をとり始めた。
「じゃあ、これで・・・」
時間は5分前。
そしてなぜか
ハグを求めるアデイ!
なぜ!
それを見て丸金も便乗。
をい!
「あー、じゃあ、帰るね」
「うん」
「そうそう、泣く、ダメね。笑ういいよ」
「ああ、そうだね
」
既にどうでもいい(笑)
泣く・笑うより、疲れた。
帰りの電車で思ったこと。
何しに行ったんだか・・・
来た意味あったんだろうか?
来なくても良かったんじゃないだろうか?
でも来なければ、後悔したんだろうか?
悶々悶々・・・・![]()
行って良かったのか
行かなかった方が良かったのか
謎。
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