弟がドイツにやってきた!!唐突なハイデルベルク編その1 | ♪ IN MY LIFE ♪〜ドイツ・フランクフルトの窓辺から〜

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ドイツ生活早数年。
楽しく奮闘しております。
メゾソプラノ歌手です。

ドイツ・旅行・音楽・オペラ・グルメ•ときどきビートルズ&サウンド・オブ・ミュージック便りをお届けいたします♪

弟が日本に帰国する前日は、
ライン川の美しいリューデスハイムに行くか
この前日に行ったニュルンベルクと同じ古城街道で
街の色合いもかぶっており(茶色っぽい・・・)
また街があってその奥の丘の上に城がそびえてるという地形?的には
ザルツブルクともニュルンベルクともかぶってるハイデルベルクにするか
散々迷った結果、
 
(両親は私を置いてハイデルベルクにも行きましたけど。(笑))
 
 
 
ハイデルベルクに決定。
フランクフルト~ハイデルベルクは50分。
今までの距離を考えると一番近く、
日帰りも出来るのですごくお手ごろ感満載。
 
 
フランクフルトに滞在している人が、
あまり時間がないけど一日ぐらいどこか行きたいってときには
最強の観光スポットなのである。
(ローテンブルクとかローカル線の乗り継ぎがめんどくさく、3時間ぐらいかかるからね。)
 
 
 
今回は街並みを見る前から、ダイレクトにラクラク城に行きたいと
のたまう弟のために
(ふつーはまず街から城を見上げた方がええやろーっっ!!!)
私も何度かハイデルベルクにきているが、初のトロッコ列車体験。
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あっという間に城に到着。

いつも苦労してのぼっていたのだが。。。(それも大変なんだけど、そっちの方が感慨深くて好きだなぁ。)

 

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ハイデルベルク城の戦争で破壊されたあと。

1400年代のプファルツ継承戦争で破壊されてから、

破壊と再建が繰り返されている城である。

1600年代の三十年戦争で砲弾を浴びせられ、

破壊されたままの跡が残ってる。

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まさに荒城って感じ。

私も15歳のときに初めてここへ来て、

教科書にはない歴史の重みを肌で感じた。

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城内。↑

 

長い歴史の

時代時代によって再建が繰り返されているため、

 

 

ルネサンス様式、ゴシック様式、ロマネスク様式、と

さまざまな時代の建築がつぎはぎのように建てられていて面白い。

 

 

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以前も入った薬事博物館↓  

ここは中世のおくすり事情が分かってとても面白い。

入場無料だしハイデルベルク城に行ったら絶対におすすめ。

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中世のお薬といえば、ケミカルではなく、

薬草(ハーブ)とかアロマが使われていた。

当時は白魔術と呼ばれていたらしい。

あとは並行して、錬金術。

 

その時代の道具や材料、香りまで体験できてとても面白い。

 

 

 

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薬事博物館のお土産ショップではハーブやドライフルーツの石鹸や

アロマテラピーグッズが売っている。

↑これは私の大好きなフランキンセンス。ハイデルベルクブレンドで

ハーブもたくさん混ざってる。

もちろんお買い上げ♪

 

 

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ハイデルベルク城からの眺め↓

 

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それからハイデルベルク城といえば、この地下の大きなワイン樽↓

 

 

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シューマンの歌曲集 『詩人の恋』 のなかの

「Die alten, bösen Lieder 昔の嫌な歌」という歌でも出てくる樽。

 

その歌詞に「Der Sarg muß sein noch größer, Wie's Heidelberger Faß 棺桶はハイデルベルクの酒樽より大きくなくてはならない」

 

それはこの樽。

当時の『大きいもの』の代表がこれだったわけだ!!!

 

 

 

この樽には15歳のときにも衝撃を受けたな。(笑)

そしてこの地下の雰囲気・・・ひんやりしてカビ臭くて・・・独特の中世からの地下のにおい。好き。

 

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↓樽の横のワインセラーでワインを楽しむ。

 

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これがここに来たら毎回やること。

リースリング、とっても甘くてフルーティ。本当に美味しい!!

 

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小腹が減ったため、ここでブレーツェルと白ソーセージも。
(←ほんとはバイエルンぽいけどね。)
この白ソーセージについているマスタードが甘くて美味しい。
これだけでも食べれるほど。

 

 
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そしてここで氷点下でブドウを摘みとり、糖度をぎゅっと濃縮させた
あまーいあまーい高級ワイン、アイスワインも売っていた!!!
 
 
ドイツといえばアイスワイン(カナダや北海道にもあるけど。)
と、昔、声楽の師匠に聞いてからアイスワインには反応してしまう。
高価なので値段は高いし、普通のワインの量の3分の1ぐらいだけど
ただでさえ甘いリースリングワインの更に2倍ぐらいの甘みで
100パーセントジュースみたいで美味しかった!!
(前日のフェダーバイサーもそうだったけどね。)
 
 
弟もたっぷりご堪能。
 
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↑アイスワインのボトルは細長い。
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↓お土産コーナーはまたまた中世騎士マニアの弟の興奮をさそうグッズだらけ。
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↑マーラーの歌曲集にもなっている『少年の魔法の角笛』の本が!!
これは音楽マニアの私の興奮をくすぐる。(笑)
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弟は更にトロッコ列車でハイデルベルク城より上に行きたいと言い出し
(そんなルートあったんかい!)
いつ来るか分からないようなめっちゃレトロな列車で更に高みを目指す。
 
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こんな電車があるなんて知らなかった。
ノロノロと電車は進み、何もないてっぺんにたどり着いた。
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うーん。雲は多いけど絶景。。。かな。
細かすぎてここがハイデルベルクなのかどうかわからない!!
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しかもめっちゃさむっっっっ!!!!!!!!
 
 
寒すぎるし、あったまれるような室内もないし、
温かい飲み物もないし。。。。。
風が強すぎてもう耐え切れないーーーーーーー!!!!
 
 
さっきここにのぼるまでにこのトロッコ列車を15分ぐらい
待った。次このチャンスを逃したら次はいつ下りの列車がやってくるか。。。
 
そう思った私は
 
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もうやだ!さむい!!風がつめたい!!
と散々わめき、弟を引っ張って、ものの5分
来た列車に乗って下っていった。。。。
(ああ。。。トータル25分ぐらいかけてここまで来たのに。。。(涙)切符代だって結構するんだぞ!)
 
 
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んでようやく街に戻ってきて。。。
 
 
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今回行きたかったのはここ、学生牢。
 
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わたくしハイデルベルクに何度か来てるにも関わらず、
毎回これを見落としている。
1386年に創立されたドイツ最古のハイデルベルク大学。
ここの学生が悪さをするたびに閉じ込められていた場所。
 
 
 
 
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思っていた以上に広かった。
ここが実際に使われていたのは1712年から1914年までの約200年間。
どういう生徒が入っていたかというと、深夜に酒場でどんちゃん騒ぎしてたとか、酔っ払って小競り合いになって酒場のテーブルを壊したとか、
その当時、大学内は治外法権だったので警察は介入できなかったんですって。
 
 
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初めてハイデルベルク大学の大学博物館にも入った。
(弟の強い希望で。)
 
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旧館の大講堂。美しい。
 
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こんな場所で学問ができたのは名誉なことだっただろうな。
現在の大学はもっとモダンでした。。。(当たり前か。)
 
 
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ある程度みるものは見れたし、
本当ならここで哲学の道に行って絵ハガキショットを見れたら
ハイデルベルク悔いなし!!って感じなんだけど
腰が痛いやつがいるし。。。。
 
まぁあとはテキトーにぶらぶらするかとカールテオドール橋を歩いてたら、いきなり雨が降ってきた!!!
 
 
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おっと!!久々に雨来ましたーーーー!!!
 
ってことで有名なチョコレートドリンク屋さんの『イリー』で
雨宿り。
橋のすぐそばにあるカフェです。
(橋からまっすぐの道ではなく、一本右の道のすぐ左手。)
 
 
 
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このようにめっちゃホイップされたホットミルクが出てきます。
これだけ飲んでもあたたまるしおいしい♪
 
これにお好みの味のチョコレートを注文して、溶かしながら飲みます。
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弟のはヘーゼルナッツ味。
私のは抹茶チョコレート味。
どっちも美味しかったぁ。(マ○○ァナ味もあった・・・)
 
 
そして一休み後どうなったか!!!
次回に続く。