5月からとめどなくアドベンチャーを繰り広げていたお家探しの旅も、ついにめでたく終焉を迎えることができました!!!
これは当たり前のことでも
簡単なことでもありません。
苦労したからこそ、すごく良くわかります!!
無事にお家が見つかったことに改めて感謝•感謝!!の気持ちで日々を過ごしています。
このままいけば、
今週の水曜日、7月1日から新しい家に引っ越しができる予定。
3月から滞在していたこの家とも晴れて!?お別れです。
3ヶ月以上ここにいたんだなぁー。
1ヶ月延長してしまったので4ヶ月間。
色んな意味で気も遣った今の家と離れて、
もっと自由に便利に暮らせそう♪
嬉しすぎます!!
(左のベージュとブラウンのおうち。)
1900年に建てられた古い家です。
でもヨーロッパはその古さがまた素敵♪
ゲーテの生家みたーい(≧∇≦)
(時代が全然違うけど。。。)
目の前の通り♪
いかにもドイツ的な街ですね。
嬉しいです。
徒歩3分の距離にはこんなゴシックな教会もあります。
徒歩3分の距離にはこんなゴシックな教会もあります。
トントン拍子に決まるのかな…と
思いきや
直前に話が消えたり、他の人に選ばれたり、
なかなか前途多難なドイツの家探し。
日本人に限らず、みんな誰もが苦労しているし、そういう話を聞きます。
フランクフルトのような大きめな街だと、余計にね。
私も話には聞いていましたが、100件以上メールを送って数件の返事と数軒内見に行ってみた、という結果。
どれもあまりしっくり来ず、
あ!これは!!と望んでいた物件が見学直前に立ち消えになって、落胆したこともあります。
また最初からやり直しかぁ。。。と、気が遠くなりました。
今回も様々な事柄がスルスルと順調に運ぶかと思いきや、大家さんとなかなか連絡が取れず。。。
結局何週間もかかって大家さんに会えました。(もう、じれったかったー!!)
そしたら、私以外にも15人以上家の見学者が来ていて、もちろん皆さん、ドイツ語も堪能!!!
さて私はといえば、
ドイツ語も不自由なうえに申込書の書き方すらままならず、
Yes•Noで答える2択のアンケートすら分からなくて、見学にきていたイスラム教徒の方(いわば家探しのライバルよね。)に聞きながら、それでもイマイチ理解不十分な状態で記入するという、お粗末な状態。
ついて来てもらうはずの方も予定があったために私1人の参戦で。。。
まさにトホホ~な状況。。。
15人ほどの見学者を目の当たりにしたとき、顔が真っ青になって、目の前が真っ暗になりましたよ。。。
もうこれはダメだぁー。絶望的だなぁ。。。ってね。
だって、ここに住むために毎日送っていたメールを送るのもやめたし、
ここに住みたいから、心を集中させようと、あっちやこっちに目移りしたり見学のメールをもらってもある日を境に見学に行くのを辞めたり、ネットのサイトを見るのすらやめたんです。
だけど、ここまで数週間も待たされて、
また選ばれなかったら???
…考えるだけで怖かったです。
7月には引っ越したかったのに、もう6月の半ば。
これで選ばれなかったら同じことをまた始めから行う。そのエイ!っていうエネルギーが、、、、しんどすぎる。
でも、心のどこかで
『ここに決まるから大丈夫だよ。』
『決まるから大丈夫。だからニコニコ笑ってなさい。』
という心の声が聞こえたの。不思議。
だからそんな自分がおかしくて、笑えたんです。
何の根拠もないのに、妙な自信と安心感が、
不安と絶望の底の底からあったか~~く温泉のように湧いてきた。
すごくすごく不思議。
こんな感覚、他の家にはなかったし、
これは日本で勤めていた職場の面接に行ったときも同じ感覚があって、そしてその当時もその通り採用されました。
それと同じ感触があったのです。
そしてついに、その15人の中から
選んでもらえたのです。
『おめでとうございます。あなたは家の持ち主を納得させました。』
という文面のメールがきたときは、
気が動転しすぎて、落選したかと思いました。
うわあああああぁー!もうダメだああああぁー!!!と、
ヤケクソになって、ダメだったとしょぼくれて、ある方にSkypeで連絡。
いいからメールを転送して!と言われて、訳してもらったところ、
「あんた、これ選ばれてるよ。」
…え!?(°_°)
そうなの!?
…思わず拍子抜け。
だってこれはもう、奇跡に近いんじゃないかと思いましたの。。。
だって普通に考えて、、、、
どう考えても、、、、
言葉が不自由って、不利なんじゃないの!?
私のアピールポイントは笑顔、
ただそれだけでしたが、
それだけで選んでもらえたなんて。。。
笑顔のチカラってすごいです。
住まいのすぐそばには
お店やカフェもたくさんあるし、徒歩1分の距離には無農薬&有機栽培のオーガニック(ドイツでは『ビオ』といいます。)スーパーもある。
その他すべてエコ&オーガニックのお店ですよ!!
私は子供の頃から生協の食品で育ちましたので、(にも関わらず思春期以降の食生活は乱れまくってましたけど。)
食品に気を遣える。これは嬉しい。
私、まさにこの店舗でWeledaやLaveraなどのコスメ買ったんですよ!!
ハーブティーとか、オーガニックコットン100%の自然派生理用ナプキンとか!!
この1分先に住めるなんて嬉しい(≧∇≦)
それ以外にも激安便利なドイツのメジャースーパーも徒歩3分の距離!!
しかもREWE,LIDLという格安で種類も豊富なスーパーが何軒も徒歩数分でいける!!
(今現在はスーパーは森を抜けて徒歩10~12,3分ほどの距離。往復で結構時間がかかるし、大量買いにはツライ。)
それ以外にも
薬屋さんやコスメ屋さん、文房具屋さんや包装紙屋さん、お花屋さん、
小洒落たカフェやパン屋さん、ガイドブックにも載るほど有名なケーキ屋さん、イタリアンやバー、美容院、ケバブ屋(Dönner)さんやアイスクリームパーラー、ネットカフェなどなども全て徒歩五分圏内!!
緑豊かな大きな公園も徒歩5分圏内。
(ついでに小川、ビアガーデン付き。)
これは本当に便利です!!
そして何よりも
◎コメルツ銀行(私の口座のある銀行)が徒歩5分以内➡︎それ以外の銀行も何種類かある。
(現在…最寄駅に銀行もATMもないため、いつも電車で中心街の銀行に30分以上かけて行く)
◎最寄り駅もバス停も徒歩5分圏内
(現在…森を抜けて徒歩12分ぐらい。雨の日は地面がぬかるんでツライ。夜は森が真っ暗で物騒なのでその隣駅から歩いて徒歩20分ぐらい。)
そして何よりも
◎今通ってる語学学校から徒歩3分の距離!!
(今現在は電車を二つ乗り継いで片道50分以上かかっている。電車のストライキの日はそれ以上!)
◎ついでに郵便局も徒歩5分圏内
これは本当に本当に便利なのであります。
そもそも、
今回のこの家探しがうまくいったのは、
ロシア人のダリアの存在をなくしては語れません。
ダリアは私の前にこの家に住んでいる(今日あたり別の場所に引っ越し。)長身美女の女の子。
もともとは100件以上送ったメールの一つに、ダリアに向けて送ったものがありました。
彼女はネットでNachmieter(後に家に住む人)の募集をかけていたのです。
ドイツでは大家さんや、引っ越す本人、同居人などがネットで次に住む人を探すのですが、
不動産屋さんなどを通さずに皆ネットで自力で探すため、
ネットのサイトに載せた途端にメールや電話が殺到します。
ダリアが載せたほんの直後にたまたま私がメールをしたのでしょう。
(こっちも下手な鉄砲数打ちゃ当たると思ってるので、吟味してる場合じゃない。ある程度の条件をクリアしたら送りまくっていた。)
いくつか送ったものの中から
唯一、その日の夜遅くに
「明日の昼3時半に来てください」
との返答がありました。
それがダリアでした。
もう既に何軒か見学に行って
しっくり来なかったし、
しっくり来ないうえに選ばれなかったものもあるし、
今回もどうせしょぼい物件なんでしょ、
どうせ決まらないんでしょ、
と、全く期待をしていませんでした。
まぁこの日のこの時間は空いているし、
いっぱい見学に行くことにきっと意味があるし、
いっぱい部屋を見ることがきっと大事だし、
どうせ決まらなくても、経験値としてとりあえず見ておこう!!
なんて思っていましたからね。
それどころか、この数日前に日本人の女性の方にお声がけいただいた好条件アパートメントをタッチの差で他の方に決められてしまったショックで、
もうヤケクソに、
あと100ユーロ家賃が値上がりしてでも贅沢で優雅な部屋に悠々自適に住んでやる!!(T_T)と思っていたので、
(いい部屋に住むことを想像することで元気とパワーを取り戻そうとしていた。)
※でも今思えば、その日本人の方の後物件は中心地や私の活動拠点からだいぶ遠いうえに、入居日が8月15日からなので、あと1ヶ月この今の限界な家にいないといけなかったし、なによりもその前の週に家の前で殺人未遂事件が起こったとかで、
その下の甲斐に住む中国人がその殺人未遂事件に関与しているとかで。。。
そう思うと選ばれなくてよかったです。
そのテンションのときに、この家賃は。。。安い。
(本命物件とほぼ同じ。たった2ユーロ高いだけ。)
どうせしょぼい。
色々ガタがきてるはず。
古いだろうし日当たりも悪いだろうし、
洗面所も綺麗じゃないかもしれない、
と勝手にその安さからイマイチな印象を抱いていたのでした。
(前回見学に行ったところの住人たちの感じも良くなかった)
まぁ、今決める必要ないよ
経験として見ておいで、とアドバイスをいただいて、
なんとなくやる気もなく、その時間に1人で行ってみたら、
そこに立っていたダリアはとても感じのいい長身美女。
ドイツ語が堪能なわけでもない私なのに、
とても丁寧に感じ良く部屋の説明をしてくれて、
あれこれ教えてくれました。
すごく明るくて綺麗な子で、
私も一発で好印象!!
それどころか、
家賃のわりに今の家ではなかなか出来ないプライベート空間がしっかり守られていて、
キッチンも自分専用で使い放題♪
隣人ともコンタクトを殆ど取らなくても問題ない。
これは私がまさにこの数ヶ月望んでいたところ!!
ダリアも、
「出会えて嬉しい!!」
「もし気に入ってくれたのなら、大家さんに私から連絡しておくね。」
と、言ってくれて、即答でお願いします、と返事。
他にもメールや電話が殺到しただろうに、
どこに見学に行っても、みんな次から次へと見学の約束を取り付けているといってるのに(その中から選ばれるのは至難の技。)
ダリアは私を推薦してくれる、
と言ってくれたのです。
その後、ダリアとは何度も何度もケイタイのSMSでやりとりをしました。
大家さんにダリアが何度も何度も私を紹介してくれて(オペラを勉強している日本人の子、ということまで。)
その後、どれだけ経っても大家さんから連絡がこなかったり連絡がとれなくて困っているときに、
その度に連絡を何度も何度もしてくれて、
ついにはこんなメッセージまで、
ダリアはくれました。
『私はもう他の後継ぎ(後家借人)の人を探さないよ!あなたがこの部屋をゲットすることを望んでいるからね。』
私がもしかしたら他の家もたくさん見学していて、そっちを選ぶかもしれない危険性だってあるかもしれないのに、
私を信頼してくれてのこの言葉。
ありがたすぎます。
だから、私もダリアを信頼して、他を目移りするのは辞めようと思いました。
ついに二週間越しに大家さんに会えたものの、
大家さん自身が15人ほど勝手に呼んでた(まぁ他の空き部屋もあったので、それも兼ねてだったのでしょうが。)ことをダリアに伝えると
(そして私は大家さんに連れられてダリア不在の、まだ住んでいる部屋をもう一度見せられるという自体に!!)
その後も、
もう一度大家さんにメールしてみるね、
と何度も私のために働きかけてくれました。
ありがたすぎてありがたすぎて。。。
ありがとう、ダリア!!!
あなたがいなかったら私のこの家探しは絶対にこんなにうまくはいかなかった。
ダリアのおかげで、15人見学にきたときも
『ああ、ブラ※カヤさん(ダリアの名字)からメールがきたFrau(フラウ)ヤダ(さん)ね。』
と、大家さんは私の名前を覚えてくれていました。
何度もダリアがメールをしてくれていたおかげです!
大家さんが、
あなたに決めましたメールを下さったあとも、
家の契約に改めて行くときもなかなか大家さんと連絡がとれず(そこから更に二週間かかった(T_T))
それで困っていたときも、
ダリアに相談したら大家さんに何度もメールをしてくれたり、実際に話してくれたりしました。
『ハロー、サトミ!
あなたはいつ大家さんにメールを送ったの?
大抵彼は1,2日後に返事をくれるのよ。
もし明日の夕方までに彼が連絡くれなかったら私に言ってね。
私、自らもう一度メールを送るから。
そして心配しないで。彼は私にこう言ってたから。あなたを気に入ったって。そしてあなたがこの部屋をゲットするんだって。』
(※ダリアからのメール)
大家さんとなかなか連絡がとれず、
結局ダリアと初めて会ったときから既に1ヶ月近く経過しての今回の決定。
もどかしかったりじれったかったり。
かなり適当なドイツタイム!なるものをここで思い知らされる日々でしたが、
こんな言葉のまだまだ出来ない私のために精一杯親切にしてくれるダリア、そして大家さんがありがたくてありがたくて…!!!(T_T)
感謝の気持ちが心いっぱいに広がった1ヶ月でもありました。
外国にいるからこそよく分かる、このありがたさ。
そして…私、やっぱり守られてるなぁー!
うまくいくようにできてるなー!!
ありがたいなぁー!!
私ひとりの力だけじゃ絶対に無理な展開ばっかりだなぁーーー!!
絶対に見えないチカラが働いてるー!!
ありがたい、ありがたい!(T_T)
と、思わずにはいられない日々でした。
この気持ちを忘れずにして…
家賃も毎月しっかりきっちり払おう。
(当たり前のことですけど。。。)
ダリアにもなんてお礼を言えばいいのかわからない。
そんなわけで、愛と感謝に包まれた私のお部屋探しはこれで幕を閉じました。
なんだかんだでこの四ヶ月過ごした今の家にもしっかりありがとうの気持ちを持って、この数日を過ごすことにします。
もう2度と来ることはないだろうなぁ。。。
それにしても。。。
数日前はひとりで家の契約にも行きました。
難しかったーーー(T_T)
ひとりでドイツ来て4ヶ月でやる内容じゃないですよ。。。
ぶあつーい契約書を読まされてサインして、大家さんが家の説明をしてくれる。
日本ですらめんどくさいのに
ドイツ語で。。。逃げたくなりました。
定期預金口座が必要だったのに、
ドイツではそんなの持ってないし。
だけどなんとかなりましたよ。
よくやりきった私!!
もう2度と勘弁!!!
またじゃんじゃか更新していきますねー(≧∇≦)まもなく初夏!!楽しみです!!!