文楽   5月公演  第二部   5・22(火)16時 | 茶トラ

茶トラ

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彦山権現誓助剣(ひこさんごんげんちかいのすけだち)
 須磨浦の段
 瓢簞棚の段
 杉坂墓所の段
 毛谷村六助住家の段

 

この物語には、とっても卑怯な悪役が登場します。

京極内匠は、御前試合で負けた腹いせに相手を闇討ちにしたり、その娘に横恋慕していたり・・・そんなこんなで敵討ちから逃れる身となるのですが、ある時、毛利村の六助というものを倒したら、その藩の指南役に取り立てられるという話を聞きつけます。

六助は強くて、優しくて、みなの信頼も高いのですが、ひっそりと暮らしています。そんな六助の人のいいところにつけ込み、京極は見知らぬ老婆を自分の母と偽り、この母のためにどうしても指南役になりたいから、試合に負けてくれと涙を流して頼むのです。

出世欲も無い六助は承知とばかりに試合に負けてやるのですが、試合に勝ったとたんに京極は威張り、説教までたれ、六助の額まで割るというなんとも嫌な奴・・・。六助はそれでも耐えますが、京極の連れていた老婆は実は村の年寄りで、殺されて、道端に打ち捨てられていたと知り、怒りを募らせます。そして、お園から師匠の敵その人と聞き、御前試合で京極を倒し、その後にお園に敵を討たせると約束するのです。

 

このものすごく嫌な奴を遣ったのが、玉志さんです。玉志さんの悪役大好きなのです。

豪胆で、冷酷で、善人をせせら笑っているようなそのゆとり(?)がいいんですよ~。

絶対に改心なんかしない!そんな気がします。

玉男さん、勘十郎さん、和生さんの使う善人に対抗できるのは、今の所玉志さんが一番だと思います。

この物語の結末は、きっと玉男さんの六助がメッタメタにやっつけてくれるのでしょう。

 

昔も現在も悪人が幅を利かせる世の中で、嫌になっちゃいますね。

六助と貴乃花親方がダブり、京極と相撲協会の八角理事長やら白鳳、日馬富士がダブりました。

いつかばっさりとやっちゃってください!

 

思わず前のめり(気持がです。体の前のめりはNGですよ)に観てしまいました。

楽しみました。

ありがとうございました。